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香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他

さて、タテハチョウ亜科の画像紹介・後編ですが、タテハチョウ亜科以外もまとめて紹介します。
ルリタテハ以外はすべて初見です。

タテハチョウ亜科
45★Hypolimnas bolina kezia  Great Egg-fly リュウキュウムラサキ 香港VC
45-1・Nov.23-'09@龍鼓灘12:51 ♀・開翅(下向き)
   (E-510 425mm 1/250sec. F7.9 +0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_58727.jpg

45-2・Nov.23-'09@龍鼓灘12:53 ♂・開翅 地面チェック
   (E-510 425mm 1/250sec. F7.9  0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_582135.jpg

 この綺麗なタテハチョウは香港でも多いみたいで、鳳園でも数回目撃しました。
香港初日は、探鳥主体の米埔訪問でしたが、ここでリュウキュウムラサキ♀の飛翔体に遭遇して、
「おお、香港にもキベリタテハがいるじゃん」とマジで思ってしまいました。(笑)

46★Hypolimnas misippus Danaid Egg-fly メスアカムラサキ 香港UC
46-1・Nov.20-'09@米埔13:11   ♂・小開翅(斜め後方)
   (E-510 425mm 1/1000sec. F9.0 +0.3EV ISO800)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_58366.jpg

46-2・Nov.20-'09@米埔13:11   ♂・開翅 地面チェック
   (E-510 425mm 1/1250sec. F9.0  0.3EV ISO800)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_584967.jpg

 米埔で撮影できたので、これが香港での最初のタテハチョウ科(狭義)です。
小さい頃から、図鑑で眺めただけの蝶が眼前にある興奮は、皆さん同感していただけると思います。
前種より少ないそうですが、次回は、この♀にも遇いたいです。

47★Kaniska canace canace  Blue Admiral  ルリタテハ 香港C
47-1・Nov.22-'09@鳳園10:43   ♂・開翅  吸蜜・・・香港ルリタテハの独自ポイント記入。     (E-510 425mm 1/800sec. F7.9  0.0EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_59173.jpg

47-2・Nov.22-'09@鳳園10:54   同一♂・閉翅  吸蜜
   (E-510 224mm 1/400sec. F6.5  +0.3EV ISO400)・・・翅裏優先で植物は白飛び。
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_595978.jpg

47-3・Nov.22-'09@鳳園10:56   同一♂・半開翅透過(斜め前方)  吸蜜
   (E-510 211mm 1/400sec. F6.4  +0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5101889.jpg

47-4・Nov.22-'09@鳳園10:57   同一♂・半開翅(斜め前方)  吸蜜
   (DMC-GH1 105mm 1/160sec. F11 0.0EV ISO160)・・・F11でも複眼がピンぼけに。
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5103857.jpg

47-5・Nov.23-'09@龍鼓灘14:11 ♂・半開翅(斜め後方)  地面チェック
   (E-510 269mm 1/640sec. F6.9  0.0EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_511525.jpg

 少し画像数が多いですが、なにしろ日本国内ではなかなか吸蜜シーンがないので、何枚も撮影してしまったのです。(笑) 画像47-1で前翅表の中室端の白斑が、香港では亜外縁のルリ色状紋と同じ色合いになっています。図鑑によると基亜種となっており、日本国内の本土産(亜種nojaponicm)や南西諸島産(亜種ishima)では、当該白斑が白いのです。
 47-5は、画像は鮮明でないのですが、ルリタテハが多かった例示です。今回、5,6匹は目撃したように思いますが、香港でも吸蜜シーンは希なような気がします。
(♂の判断は、前翅外縁形状から識別できます)

48★Symbrenthia lilaea lunica Common Jester  キミスジ 香港C
48-1・Nov.22-'09@鳳園13:05   ♂・閉翅  テリトリー監視
   (E-510 338mm 1/500sec. F7.6  -0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5113381.jpg

48-2・Nov.22-'09@鳳園13:07   同一♂・開翅透過  テリトリー監視+日光浴
   (E-510 253mm 1/800sec. F6.8  0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_511484.jpg

 この蝶は、当初(=撮影時)は黄色タイプのミスジチョウに遇えたジャンと思っていましたが、帰国後に図鑑をみると、なんとその仲間ではないことが判明です。よくみると後翅に尾状突起があるのですよね。(恥)
鳳園で2匹みましたが、どちらも樹上から降りてきてくれずに、翅表画像は次回のリベンジとなりました。
(♂の判断は、前翅外縁の凹み具合で識別できます。テリトリー行動もありますが)

カバタテハ亜科
49★Ariadne ariadne alternaAngled Caster カバタテハ 香港C
49-1・Nov.23-'09@龍鼓灘14:07   たぶん♀・開翅     (E-510 357mm 1/160sec. F7.8 +0.3EV ISO400)・・・遠い画像の切り出し+ピンぼけ
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_553073.jpg

49-2・Nov.23-'09@龍鼓灘14:16   たぶん♂・開翅  吸蜜・・・後翅が少し破損。
   (E-510 357mm 1/160sec. F7.8 +0.3EV ISO400) 
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_554621.jpg

 これも、鳳園訪問時の帰りのMTR駅(Tai Po Market)のプラットフォームから線路沿いにいたし、ごく普通種のようです。ただ、龍鼓灘では訪問時間のなせるわざか、黒い蝶が飛び交っていてなかなか静止してくれなかったのです。
 この蝶は、学研・標準図鑑ではイチモンジチョウ亜科にいれていますが、Wikipediaでは、
Biblidinae(カバタテハ亜科)にしています。
(♂♀は、腹部形状からの推測です。翅表の色合いも雌雄で違うのでしょうが・・・)


ドクチョウ亜科
50★Cupha erymanthis erymanthis Rustic タイワンキマダラ 香港VC
50-1・Nov.23-'09@龍鼓灘13:18  ♂・半開翅(後方)  地面チェック
   (E-510 338mm 1/320sec. F7.6 +0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5125631.jpg

50-2・Nov.23-'09@龍鼓灘13:18  同一♂・半開翅(側面)透過  地面チェック
   (E-510 338mm 1/320sec. F7.6  0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5141174.jpg

50-3・Nov.23-'09@龍鼓灘13:19  同一♂・開翅  地面チェック
   (E-510 392mm 1/640sec. F7.9  0.3EV ISO400)
香港の蝶 その11☆タテハチョウ科・タテハチョウ亜科その他_a0146869_5142492.jpg

 この蝶は、鳳園でも撮影しました。日本でも近年八重山諸島で本種の定着がみられるとか。
和名はキマダラですが、キマダラヒカゲよりは、ドクチョウ亜科でツマグロヒョウモンなどの近縁種です。
ツマグロヒョウモンも香港にいるそうですが、運良く遇わずに済みました。(笑)
こちらもツマグロ(褄黒)ですが、丸っこい翅形がかわいい感じです。
(♂は、腹部形状から。地面チェックの行為もありますが、♀もたまにあるので要注意かな?)

次回は、ジャノメチョウ科の紹介です。

使用カメラ:
・望遠系 Olympus E-510+ZD70-300mmF4-5.6+EC-14
・マクロ系 Panasonoic DMC-GH1+Sigma 105mmF2.8DGMacro 
# by yoda-1 | 2010-01-13 06:14 | 香港の蝶

香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間

続けて、タテハチョウ亜科での撮影種の紹介です。

この分野では、タテハモドキの主な種類を一気に観れたのがよかったです。
タテハチョウ亜科の前編として、Junonia(タテハモドキ)属の5種を紹介します。
南西諸島に探蝶旅行したことのないYODAは、すべて初見種でした。

40★Junonia almana Peacock Pansy タテハモドキ 香港C
40-1・Nov.22-'09@鳳園10:25  ♂・開翅
  (DMC-GH1 105mm 1/160sec. F7.1 0.0EV ISO125)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_11595871.jpg

40-2・Nov.22-'09@鳳園10:31  同一♂・半開翅透過
  (E-510 425mm 1/400sec. F7.9 -0.3EV ISO400)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_1205690.jpg

 鳳園訪問時に、最初の目撃種です。とは言ってもこれは香港の同好趣味の方が見つけて歓声を上げているところにお邪魔しての撮影。英語名のクジャクはなるほどの大きな眼状紋ですね。この共通に与えている英名のPansy(スミレ)もなにかぴったりくるというか、輪郭がスミレの花びらに似ているような気がしないでも・・。

41★Junonia atlites Grey Pansy ハイイロタテハモドキ 香港C
41-1・Nov.23-'09@龍鼓灘12:55   開翅・・・雌雄不明
  (E-510 425mm 1/640sec. F7.9 -0.3EV ISO400)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_1215618.jpg

 独自の眼状紋が前後翅の外縁に並んで、なかなかのデザインだと思います。

42★Junonia iphita Chocolate Pansy クロタテハモドキ 香港UC-C
42-1・Nov.22-'09@鳳園12:43  開翅・・・雌雄不明
   (E-510 224mm 1/1000sec. F6.5 -0.3EV ISO400)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_1223336.jpg

42-2・Nov.22-'09@鳳園13:00  小開翅・・・雌雄不明
   (E-510 425mm 1/400sec. F7.9 -0.3EV ISO400)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_1225170.jpg

 クロタテハモドキは鳳園ではうじゃうじゃいる感じでした。図鑑によると雨季型と乾季型があり、雨季型ではチョコレート色が顕著で、翅裏の白色鱗粉が目立っている感じです。今回目撃した個体は乾季型のような気がしました。

43★Junonia lemonias Lemon Pansy ジャノメタテハモドキ 香港UC-C
43-1・Nov.22-'09@鳳園11:44  閉翅・・・雌雄不明
   (E-510 357mm 1/500sec. F7.8 +0.3EV ISO400)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_1232636.jpg

43-2・Nov.22-'09@鳳園11:47  同一個体・開翅
   (DMC-GH1 105mm 1/160sec. F7.1 0.0EV ISO320)
香港の蝶 その10☆タテハチョウ科・タテハモドキ属の仲間_a0146869_12423.jpg

43-3・Nov.22-'09@鳳園11:48  同一個体・半開翅透過
   (E-510 253mm 1/400sec. F8.0 0.0EV ISO400)
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 この英名のLemonは、翅表眼状紋のオレンジ色から来ているのか、画像43-1の翅裏の色から来ているのでしょうか? 破損のない個体で、今回じっくり撮影させてくれたタテハモドキでしたが、これも乾季型で、雨季型では翅裏が黄緑ぽくなり紋様も明解になってくるそうです。

44★Junonia orithya Blue Pansy アオタテハモドキ 香港UC-C
44-1・Nov.22-'09@鳳園10:51   ♀・開翅 吸蜜
   (DMC-GH1 105mm 1/200sec. F8.0 0.0EV ISO100)
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44-2・Nov.22-'09@鳳園10:52   同一♀・開翅透過(翅裏)  吸蜜
   (DMC-GH1 105mm 1/160sec. F10.0 0.0EV ISO125)
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 これは日本の図鑑でずっと見てきた種類で、初見のYODAはその塗り絵をしたようなデザインが信じがたい印象でした。それにもまして、近くにいたルリタテハと同じぐらいの大きさに感じたのですが、香港の図鑑で確認しても、開帳50mmになっており、目撃した他の4種は開帳60-65mmなので、YODAの錯覚なのでしょう。(撮影した画像から大きさを割り出す方法はないものでしょうか? カメラ側でどの距離で合焦したのか、Exif情報を持つようにしてくれと、近似計算ができるような・・・・)

これら5種のタテハモドキ は、台湾で見られる種類と合致します。
台湾ではフィリピン産と思われるイワサキタテハモドキ(J. hedonia)が迷蝶扱いされています。
  (先のリンクにある英名はYellow Pansyですが、Brown Pansyの誤記載でしょう)
一方で、香港では6種目として、J. hierta(ルリボシタテハモドキ)がUncommon種になっています。この♂の鮮やかなルリ色の斑紋を次回は目撃してみたいです。

次回は、残りのタテハチョウ亜科その他です。
# by yoda-1 | 2010-01-11 12:09 | 香港の蝶

香港の蝶 その9☆タテハチョウ科・イチモンジチョウの仲間

いや~。平日の激務でへばってしまい、香港の蝶のアップがとぎれてしまいました。

タテハチョウ科の画像紹介は、イチモンジチョウ亜科(Limenitidinae)の仲間からにします。

Athyma=シロミスジ属
35★Athyma nefte Colour Sergeant ツマアカイチモンジ 香港C★
35-1・Nov.22-'09@鳳園15:00  ♂・開翅
  (DMC-GH1 105mm 1/160sec. F8.0 -0.3EV ISO100)
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35-2・Nov.22-'09@鳳園14:59  同一♂・半開翅 翅裏
  (E-510 320mm 1/200sec. F7.4 0.0EV ISO400)・ピンぼけです。 
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 ちょうど、このミスジチョウは、鳳園訪問時に管理舎の近くで目撃しながら撮影できずにいて、ここを離れるために管理舎の方にタクシーを手配してもらって、待っているときに来てくれた貴重な蝶です。(笑)

 この蝶は、五十嵐他「アジア産蝶類生活史図鑑(1997、2000)」の目次では、メスグロミスジと紹介されています。渡辺康之著・中国の蝶・トンボ出版1998(未購入)では、学名がリストにあるものの、和名記載なしです。最近購入した、「新版・蝶の学名」平嶋義宏著・1999.10には学名の紹介もありません。青山潤三著・「中国のチョウ」・東海大学出版1998.4では、別の属名Limenitis(オオイチモンジ属)にしていますが、L. nefte=ツマアカイチモンジとしています。一方、北大・多田さんリストでは、「ネッタイオオミスジ」としています。この蝶の♀はスジの部分がNeptis属(ミスジチョウ属)のキイロミスジ類に酷似しており、決して黒くないので、「ツマアカイチモンジ」を採用したいと思います。
 ちょうど、ツマアカイチモンジの♀は、「青森の蝶たち」でCelastrinaさんがベトナムにおける個体を紹介されています。

36★Athyma selenophora Staff Sergeant ヤエヤマイチモンジ 香港C
36-1・Nov.22-'09@鳳園11:12  ♂・開翅
  (E-510 425mm 1/400sec. F7.9 -0.3EV ISO400)
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36-2・Nov.22-'09@鳳園11:21  同一♂・半開翅 翅裏透過
  (E-510 188mm 1/640sec. F6.2 +0.3EV ISO400)
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36-3・Nov.22-'09@鳳園13:10   ♀・開翅
  (E-510 114mm 1/200sec. F5.7 +0.3EV ISO400)
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 このヤエヤマイチモンジも八重山諸島に探蝶した経験のないYODAは初見でした。図鑑にはずっと小さいときから掲載されている種類なので、感激もひとしおでした。

Neptis=ミスジチョウ属
37★Neptis clinia Southern Sullied Sailer クリニアミスジ 香港C
37-1・Nov.22-'09@鳳園13:10   たぶん♀・開翅
   (DMC-GH1 105mm 1/200sec. F9.0 0.0EV ISO100)
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 次に紹介するリュウキュウミスジに次いでこの鳳園では多かった種類です。
英名のsullyには滲(にじ)むという意味がありますが、この由来は前翅中室部分にある白条の第4室に伸びる先細りの白点の先が翅表の下地色に滲んでいることからでしょうか?

38★Neptis hylas Common Sailer リュウキュウミスジ 香港VC
38-1・Nov.20-'09@米埔13:55   半開翅・翅裏・・・雌雄不明(♂かな??)
  (E-510 425mm 1/1000sec. F7.9 -0.3EV ISO800)・ピントよくないです。
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38-2・Nov.22-'09@鳳園10:45   たぶん♀・開翅
  (E-510 304mm 1/800sec. F7.3 0.3EV ISO400)
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38-3・Nov.22-'09@鳳園13:11   たぶん♂・開翅
   (E-510 253mm 1/800sec. F6.8 -0.3EV ISO400)
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 前翅中室端の白点がコミスジのようにクッキリしています。コミスジと翅表は酷似しますが、翅裏の白帯を少し濃い色で縁取ってあるのがリュウキュウミスジだそうです。
他にミスジチョウの仲間がたくさんいて、同定には一苦労しそうです。

39★Euthalia phemius White-edged Blue Baron オジロイナズマ 香港C
39-1・Nov.23-'09@龍鼓灘13:13  ♂・開翅  吸蜜
   (E-510 269mm 1/800sec. F6.9 -0.3EV ISO400)
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 このイナズマチョウの仲間はてっきり、タテハチョウ亜科と思いきや、イチモンジチョウ亜科になっておりました。
 この和名ですが、ネットや図鑑でみる標本画像では後翅下方の明色部分は見事に青く撮影されております。生態画像ではこのようにほのかに青く、青白い感じでしょうか。それでも外縁部にはほぼ白色の縁取りがあります。その辺が、英語名のWhite-edged に繋がるのでしょう。青山潤三さんの「中国のチョウ」では、この「オジロ」にご不満だったのか、「オアヘリイナズマチョウ」の和名を与えています。
いずれにしても、尾の青白色部が鮮烈で、前翅の白筋も味わい深い蝶でした。

次回は、タテハチョウ亜科の蝶を紹介します。
# by yoda-1 | 2010-01-10 23:52 | 香港の蝶