蝶鳥ウォッチング:オオウラギンヒョウモン
2010-07-13T18:14:01+09:00
yoda-1
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オオウラギンヒョウモン ♀の黒帯に度肝を抜かれ。 2010.7.10山口県
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2010-07-12T23:19:00+09:00
2010-07-13T18:14:01+09:00
2010-07-12T23:19:55+09:00
yoda-1
オオウラギンヒョウモン
同郷の家内の母の一周忌が土曜日の朝からあるので、土曜日の午後、及び日曜日に憧れの未見種・オオウラギンヒョウモンに遇う公算にしていました。
金曜日の午後に山口宇部空港へ飛び、レンタカーを借り、その日はYODAの実家へ。すると高校の同級生から電話があり、土曜日の夜は同窓会をやるので集まるようにとなりました。これは土曜日の探蝶は諦めるしかないかなとの思いがよぎります。
土曜日はまずまずの天気でしたが、御世話になった亡き義母の法事にはキッチリ参加しなくてはバチが当たります。お務めのお経が終わり(こちらの浄土真宗では参列者が種々のお経を一緒に読経します)、墓参りもできて、仕出し弁当でのおときでの懇談も終わりになってきました。
携帯で翌日の天気をチェックすると、やはりよくありません。
家内にはちょっと散歩をしてくると行って、その場を出ると、車に乗るなり勝手に秋吉台にいななくてはと強い観念をいだきました。そのまま、高速に乗り片道1時間弱のオオウランギンヒョウモンのいる秋吉台へ急行することになりました。
結果としては、それがよかったです。
実は、どこにいけばよいのかピンポイントではよく知らなかったのですが、吸蜜できる場所としてヒメジョオンの群生箇所をみると、数匹飛び交っていました。
写真1☆ オオウラギンヒョウモン♂ 半開翅・側方 吸蜜@ヒメジョオン14:52
(EOS7D+70-200F4+×1.4 280mm 1/500 F10-0.3EV ISO640) おおこのウラギンヒョウモンとは違うハート型の紋様をいかに夢見たことか。
写真2☆ 同上オオウラギンヒョウモン♂ 開翅・上方 吸蜜@ヒメジョオン14:53 7D 280mm 1/500 F10-0.3EV ISO640切り出し なんとか開翅画像も。右後翅肛角に欠損があるように見えるのは、ヒメジョオンが被っています。
写真3☆ 同上オオウラギンヒョウモン♂ 小開翅・側方 吸蜜@ヒメジョオン14:59 7D 215mm 1/640 F10-0.3EV ISO200切り出し
翅表はまずまずの鮮度ですが、翅裏をみると少し日数を経過しているようです。
擦れているというより色褪せている感じでしょうか。
写真4☆ オオウラギンヒョウモン♂ 閉翅・側方 吸蜜@ヒメジョオン15:02
(DMC-GH1+Sigma105mmマクロF2.8 1/250 F8-0.3EV ISO100) この個体は新鮮な感じがします。
写真5☆ オオウラギンヒョウモン♂ 閉翅・側方 吸蜜@ヒメジョオン15:04 7D 280mm 1/640 F10-0.3EV ISO200 ヒメジョオンの向こうにえらく白い個体を発見。
ここのヒメジョオンの背丈は高いのです。
写真6☆ 同上オオウラギンヒョウモン♂ 閉翅・側方 吸蜜@ヒメジョオン15:04 7D 280mm 1/640 F10-0.3EV ISO200 色褪せて後翅裏が白っぽくなると、亜外縁の黒斑(実際は、茶褐色かな)だけがやけに目立ちます。
写真7☆ オオウラギンヒョウモン♀ 閉翅・後方から 吸蜜@ヒメジョオン15:06 7D 215mm 1/320 F10-0.3EV ISO200切り出し おお徳望の♀が飛来してきました。
実はこの♀が来るまでは、撮影していた♂を♀かも知れないとか思っていました。
♂も十分の外縁部分が他のヒョウモンチョウの♀のように黒い感じだったからです。
写真8☆ 同上オオウラギンヒョウモン♀ 開翅・上面 吸蜜@ヒメジョオン15:06 7D 215mm 1/400 F10-0.3EV ISO320 ひゃ~、開翅してくれましたが、急なことでピントが合いません。
シャッターを押しながら、その亜外縁の黒斑の大きさにビックリです。
これでは、クロオビヒョウモンとでも呼びたくなります。
(図鑑をみると、中国山地産はこのように黒斑がやたらと大きいようです)
写真9☆ 同上オオウラギンヒョウモン♀ 開翅・側方上方 吸蜜@ヒメジョオン15:06 7D 280mm 1/400 F10-0.3EV ISO250切り出し しかしこの大きさは尋常ではありません。(オオムラサキよりは明らかに小さいですが)
この後、飛んでいった場所にいくも見失います。翅裏正対画像が撮影できなくて残念でした。
写真10☆ オオウラギンヒョウモン♂ 半開翅・側方(翅透過) 吸蜜@ヒメジョオン15:09 7D 208mm 1/320 F10-0.3EV ISO250
この♂は、斑紋比較から、最初の個体のようです。
写真11☆ 同上オオウラギンヒョウモン♂ 開翅・翅裏側 吸蜜@ヒメジョオン15:09 7D 185mm 1/500 F10-0.3EV ISO200切り出し これは複眼にピントがよく合いました。
この後、そのまま撮影していたら、いろいろなシーンがあり、♀の再訪もあったかもですが、家内の実家にいる母を実家に連れ戻し、そこからバスで同窓会の会場に間に合うように移動しなくてはいけないので、その場を去ることにしました。
たった20分間の撮影時間でしたが、初見のオオウラギンを堪能できたことに間違いありません。有難いことで、故郷の山の神様に感謝です。
写真12☆ オオウラギンヒョウモン♂ 吸蜜@アカツメグサ2010.7.11 15:07
GH1-105mm 1/1600 F8 ISO2000 実際に、翌日家内と一緒に秋吉台に向かうと、小雨模様なので、まずは昼食がてら長門峡へ鮎料理を食べにいきました。
その帰り路に秋吉台に寄ると雨は上がり曇り空でしたが、前日のヒメジョオンの場所に全く影がなく、別の路上で吸蜜していたこの個体を目撃しただけでした。
しかも、風の強い日で、蝶も吸蜜植物も揺れまくっていました。ISOを2000に固定して、早いシャッター速度を期待しました。
やはり、前日はいいタイミングの訪問となったようですが、次回はこの特徴ある♀の翅裏と翅表上面画像もしっかり撮影して来たいです。
(オオウラギンヒョウモンは当地では保護されており、採集禁止です)]]>
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