蝶鳥ウォッチング:オナガアゲハ
2012-05-25T18:49:38+09:00
yoda-1
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Excite Blog
オナガアゲハ ♀雌もたくさん。 2012.5.19埼玉県④
http://yoda1.exblog.jp/15402373/
2012-05-25T06:07:00+09:00
2012-05-25T18:49:38+09:00
2012-05-25T06:06:40+09:00
yoda-1
オナガアゲハ
昨年あまり撮影していなかったので、パシャパシャと撮影しました。
#1・黒系アゲハ類の群れ 09:51・・・7D-98mm 中央にオナガ♂雄がいて、その上がオナガ♀雌かな?。右端の2匹はカラスアゲハ♂雄でよさそうですが、左上の薄く写っている個体はさすがによく分かりません。
#2-3・オナガアゲハ♂雄 10:07-08 ♂雄はこの後翅前縁の白斑で雌雄判別されますが、ここまで大きいと「性標」という表現は使用しないようです。
図鑑により、性標の定義も微妙に違っております。
「フィールドガイド・日本のチョウ2012」 性標:♂雄のみに観られるどくじな特徴。特に♂の翅の斑紋に観られることが多く、この周辺から生フェロモンが抄出されるものも見つかっている。
「学研・標準図鑑2007」 性標:昆虫の♂で、♀にはみられない著しい特徴のある形態があって、それにより一見して♂であることが分かるときに、これを性標という。(以下省略)
性標:♂の発香鱗の集中している場所 (チョウの形態・牧林功S53.11.10など)
(発香鱗は、♂の翅表にみられる特殊形状の鱗粉で、♀雌誘因の独自物質を発散しているとされる)
たぶんもともともは♂発香鱗のことで、目立つときに性標と呼んでいたものが、徐々に拡大利用されていった模様です。
「標」=mark なので、雌雄異色の♂の翅表模様のことまで指すときりがなくなるので、mark=小さめの印であることが性標のと呼ばれるために必要なのでしょう。
ただカラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハの前翅性標はもう十分に大きいですが、通常の鱗粉模様ではないので、性標と呼ぶのはご存じの通りです。
#2-4・オナガアゲハ♀雌① 10:39-41 フィールドガイド図鑑では、このオナガアゲハ♀雌の翅裏画像がなかなか埋まりませんでした。
一般にアゲハチョウの仲間は翅裏画像を撮るのが難しいことが多いみたいです。
#5-7・オナガアゲハ♀雌② 10:55-11:00 この個体は腹部側面に大きく鱗粉の剥がれている箇所がありますが、どうしたのでしょうか。
紹介している黒系アゲハの画像はほぼすべてEOS7D-70-300mm+1.4×での撮影ですが、#7のみ60D+広角ズームレンズでの撮影。広角飛翔はやはり空とか入って、チョウがそこにいないと、背景に埋もれてしまうだけだけでしょうか。
#8-9・オナガアゲハ♀雌③ 13:15-16 #2-4の個体とは斑紋比較で別と判断です。
#8がここでのお気に入りでしょうか。
同じ日に3匹ものオナガ♀雌に遇えて、大変充実しておりました。
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オナガアゲハ 惜しい求愛飛翔 2010.5.23埼玉県その1
http://yoda1.exblog.jp/10668168/
2010-05-22T23:59:00+09:00
2010-05-26T21:02:19+09:00
2010-05-22T23:59:08+09:00
yoda-1
オナガアゲハ
第一ポイントでは、アカシジミの出現を期待しましたが、時期尚早だったようです。
でもほぼ一年ぶりに、strolllのたまさんにお会いできて、よかったです。
蝶としては、イチモンジチョウ、ダイミョウセセリ、ミスジチョウがすべて今季初見でした。
第二ポイントは、ヒメオオさんが過去にウスバシロチョウの三つ巴交尾画像を投稿していた
北本自然観察公園に立ち寄りました。アカシジミの影もなく、オオヨシキリのけたたましい声が
響いていました。蝶としては遠目のクロアゲハ(今季初見)、コチャバネセセリ(今季初見)がいました。
第三ポイントは、お互いにリベンジしなくてはと、アオバセセリを狙いに移動しました。
その場所の入り口では、比企丘陵でよくお会いするNさんと、初めてお会いするSUGANOさんに、いろいろ情報をいただきました。無事にアオバセセリ撮影後にその場所に戻ると、「風任せ自由人」のmaximiechanさんが合流されており、朝のアオサナエ撮影時の感動を述べていました。
他の蝶としては、多数のウスバシロチョウ、カラスアゲハ(今季初見)、オナガアゲハ、アオスジアゲハ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリでした。
別のポイントでのアオバを期待して、第四ポイントへ移動しました。
アオバには結局遇えませんでしたが、ヒメオオさんご案内の場所ではアゲハチョウ類が乱舞しておりました。蝶として、モンキアゲハ(今季初見)、アオスジアゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハでした。第三・第四ポイントではナガサキアゲハも飛翔していたようにみえました。
第四ポイントでも、ウスバシロチョウが多数あちこちで乱舞しておりました。
その1では、オナガアゲハの♀に遇えたので、その紹介です。
写真1☆ オナガアゲハ♂ 開翅・休止13:48
(EOS7D+70-200F4+×1.4 280mm 1/2000 F5.6-0.3EV ISO2000 切り出し) オナガアゲハは下関市の実家周辺ではごく希少種なのですが、いる場所には溢れかえっている感じですね。
写真2★ オナガアゲハ♀ 開翅・吸蜜飛翔中13:57 7D 141mm 1/2000 F5.6-0.3EV ISO2000 切り出し その内、念願の♀が飛来してきて、赤いツツジで吸蜜を繰り返します。
写真3☆ オナガアゲハ♂♀+カラスアゲハ♂ 三つ巴追尾飛行13:58 7D 98mm 1/2000 5.6-0.3EV ISO3200 切り出し この♀を巡回中の♂が見逃す訳もなく、追尾を始めると何と、カラスアゲハも参戦するではありませんか。
組み写真4☆ 同上三つ巴追尾飛翔 「あなたは違うってば」、とオナガ♀はカラス♂を振り切ります。
写真5☆ オナガアゲハ 求愛飛翔13:59 7D 98mm 1/2000 5.6-0.3EV ISO3200 その内、オナガ♂が♀の制止飛翔に入ります。
残念ながらピントが今一でした。これが標題の「惜しい」その1です。
組み写真6★ 同上、一連の求愛飛翔 その内、交尾行動に入るかと思いきや、この後♂はあっさり諦めました。これが標題の「惜しい」その2です。
一般に蝶は♀の方が大きいことが多いですが、オナガアゲハでも体格差は顕著なように感じました。
また黒系のアゲハ蝶では一般に♀の方が少し淡くなるように思いますが、オナガも例外ではないですね。
写真7★ オナガアゲハ♀ 側面翅裏・吸蜜@ツツジ14:01 7D 193mm 1/2000 6.3-0.3EV ISO1250 なんと解放された♀は同じツツジに戻ってきました。翅裏特に翅表模様と変わりばえしないようです。
写真8★ 同上個体 開翅・吸蜜飛翔中14:01 7D 176mm 1/2000 F6.3-0.3EV ISO1600 切り出し 写真2と同じ感じですが、ピントが合うとうれしいので、もう一枚でした。
♂のディテール表示のために、この求愛飛翔の前に遇った吸水個体を掲載します。
写真9★ オナガアゲハ♂ 小開翅側面・地面吸水13:36 7D 246mm 1/2000 F5.6-0.3EV ISO2000 切り出し これは、後に紹介するモンキアゲハと一緒に地面吸水していた個体です。
写真10★ 同上個体 開翅上面・地面吸水13:36 7D 241mm 1/2000 F5.6-0.3EV ISO3200 切り出し 翅は細く尾(尾状突起)が長いですね。
フィールドでお会いした方々、大変御世話になりました。
楽しい一日、ありがとうございました。
本埼玉編では、
その2:アオバセセリ
その3:カラスアゲハ などを予定しています。
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