蝶鳥ウォッチング:アカマダラ
2014-06-01T06:58:21+09:00
yoda-1
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アカマダラ 土壇場の観察劇 2014.5.25北海道05
http://yoda1.exblog.jp/19854911/
2014-06-01T03:46:00+09:00
2014-06-01T06:58:21+09:00
2014-06-01T03:46:52+09:00
yoda-1
★アカマダラ
アカマダラは札幌市内ではいなくなったそうですが、二日目の行程である十勝地方にはまだごく普通にいるとのことで、二日目にしっかり撮影するハズが、曇りの天候で観察できずだったことは報告しました。
三日目にはYODAはもう夕方のフライトで帰京する必要があり、アポイ岳・馬の背を11時半過ぎには下山するようにして、登山口には2時間後に到着し、少しビジターセンターを見学した後に、新千歳空港までの間に、アカマダラがいるかも知れない場所に、イチかバチか寄ってみることにしました。
#1・ アポイ岳ふもとの情景 13:52 アポイ岳のあるふもとでは気象現象もいろいろなようでした。
朝観たシノリガモの姿もないし、この局所的濃霧?では、いたとしてもうまく撮影できません。登山前の撮影は正解でした。
全く未知の場所に着き、3人で散策を始めると、しんがりのごまさんの興奮気味の言葉がありました。
#2・ アカマダラ♂雄 遠征初日にサカハチチョウの方は観ていたので、その違いに3人とも感動しました。
もうこれでサカハチチョウを観てアカマダラかもと思うことも少なくなるでしょう。
これがYODAとごまさんの北海道でしか観れない種類の撮影がコンプリートした瞬間でもありました。
(2012年6月下旬-4日間、2013年7月中旬-5日間、今回の2014年5月下旬-3日間の3回延べ12日間で達成できたのはひとえに諸先輩・同行の方々のお蔭です)
この場所には結局4個体の♂雄がいました。登場順に並べて紹介です。
#3・ アカマダラ 4♂雄 ・・・左上♂雄A、右上♂雄B、左下♂雄C、右下♂雄D アカマダラはサカハチチョウと比較して、やはり赤味が強く、前翅前縁の明色班がかなり白くなる印象です。
やがて遠征初日シリーズを紹介する際に、両種の違いを説明したいです。
実は撮影当時はテリ張りをしていないので、個体Cを♀雌かもと思っていましたが、全くの♂雄でありました。
最後に出てきた個体Dが一番損傷が少ないので、じっくり撮影しましたが、真横の翅裏画像が得られませんでした。
#4-6・ アカマダラ ♂雄D ・・・トップ画像もこの個体です。 翅裏、♀雌、夏型など課題の多いチョウでありますが、次の機会はいつになることやらです。
(個人的には次の遠征では、渡島半島にしかいないヒメウラギンヒョウモンを撮影したいですね。この辺のヤマトスジグロシロチョウの春型も撮りたいです)
遠征二日目ではアカマダラが見れない分、食草であるエゾイラクサに詳しくなりました。
#7-8・ エゾイラクサ(アカマダラの食草) ・・・ここま細いとホソバの方かもですが、ホソバをエゾの変異とする方もいるので、同調します。 こえれだけの群生があるとさずがにアカマダラも健在でしょうか。
どこかに卵があるはずと3人で必死に探すも見つかりませんでした。
(イラクサ類は、葉や茎に極細の棘があるので、素手で触ると大変です)
エゾイラクサは、北海道ではクジャクチョウ、コヒオドシ、アカタテハも食草にしているとかで、なんとも賑やかなことですね。
この場所にいた他の蝶です。
#9-10・ ルリタテハ♂雄・越冬個体 誠に小さい個体でした。北海道では多くの場所で年一化だそうですが、年二化となる暖地があるのかどうか、夏型の鮮やかな翅裏で確認できそうです。
#11・ クジャクチョウ・越冬個体 これは本種では比較的高所にしかおらず、本州でも年一化であるのはご存じの通りです。
#12・ シータテハ♂雄 この個体とアカマダラ♂雄2匹が、テリ場所でのせめぎ合いバトルを繰り返しておりました。
もちろんアカマダラの方が二回り以上小さいです。
#13・ ベニシジミ ベニシジミの大きさといい勝負かもですが、さすがにベニシジミよりは大きいでしょうか。
#14・ スジグロシロチョウ♂雄 初日の空知地方ではエゾもいましたが、ここでは並スジグロだけでした。
#15・ アカマダラ♂雄D 16:20 そろそろ移動しないとフライトに間に合わないといことでやや後ろ髪を引かれながらその場を離れました。
同行の「暖蝶寒鳥」のごまさん、横浜市Uさん、大変お世話になりました。
特にごまさんには宿泊先・レンタカーの予約、さらに道中の運転の大半をお願いしました。
蝶は天候や発生状況でに影響され、一筋縄では撮影できないところに醍醐味がるのでしょうが、今回北海道チャマこそ見れなかったものの、最終日には大逆転できた気分で帰路につけました。
これも想いを同じくする蝶友のお蔭なのでしょう。
北海道遠征2014・初日シリーズは間を空けての再開となる予定です。
◆リゾートペンション 山の上
北海道遠征の初回・二回目前半でお世話になったペンションの紹介です。
ご主人の高橋さんは、蝶のみならず層雲峡周辺の生き物各種にも詳しいです。
もともとが蝶では採集者御用達の宿ですが、今では撮影者も多く泊まるようで、撮影者用のポイントも教えてくれます。
大雪山のウスバキチョウを狙うのであれば、本ペンションでの情報をもとに活動すれば、成功の確率も高まるのではないでしょうか。
サイトはこちらです。 →リゾートペンション 山の上
ペンションには季刊ゆずりはをはじめ、蝶関係の図書も多いので夜も退屈しません。
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