ご訪問ありがとうございます。月刊むし誌上で「近縁種識別」の記事を年に3回ぐらい掲載しています。PC訪問者数532,767-2018.4.8時点


by yoda-1

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新の記事

2018年春の探蝶活動
at 2018-06-21 06:22
「蝶の飛翔」ついに発刊
at 2018-04-07 19:52
蝶類科学学会の公開講演会の案..
at 2018-03-07 05:20
近縁種(16)と春のつどいの案内
at 2018-02-24 08:36
祝図鑑掲載と保全協会の展示会案内
at 2017-12-04 05:19
セセリチョウの触角雌雄差研究..
at 2017-10-28 14:05
活動近況と鱗翅学会関東支部・..
at 2017-09-29 02:51
最近の活動と月刊むし記事案内
at 2017-06-19 22:30
最近の活動と2017年春の推..
at 2017-06-04 14:07
月刊むし2016-4月号の案内
at 2017-03-20 23:07

以前の記事

2018年 06月
2018年 04月
2018年 03月
more...

記事ランキング

検索

ファン

外部リンク

虫のしわざ観察ガイド

虫のしわざ観察ガイド
著者:新開孝
価格:1,944円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


世界のタテハチョウ図鑑

世界のタテハチョウ図鑑
著者:手代木求
価格:32,400円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


ずかんさなぎ

ずかんさなぎ
著者:鈴木知之
価格:2,894円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


◆訪問者カウンター
(設置2011.2.17)
無料


無料

無料

i2i管理
MyRSS
▼ブログ村ランキング参加中▼
/
↑たくさんの昆虫ブログをご覧になれます
にほんブログ村 写真ブログ 野鳥写真へ
↑たくさんの野鳥ブログをご覧になれます

◆蝶関係団体
a0146869_13204580.jpg
a0146869_311626.jpg
山口むしの会
群馬の蝶を語る会

◆外部ブログ
青森の蝶たち
てふのネイチャー写心
自然散策雑記帳
デジカメ私流
stroll
北信に舞う蝶たち
Hirokou's Field Notes
虫むしクラブ、蝶、トンボ図鑑
LOVE-BIRDS.NET
Kaze's Photo Blog
受け身の園芸
Akakkoko's自然大好き
暖蝶寒鳥
美撮りに夢中!
四季おりおり
蝶の観察記録-十勝蝶の覚書new
ごん太のブログ
「鳥撮りおやじ」の日記
月夜のくろねこ
Soceer-Boyの写真館
母袋の駱駝山
浅間山麓の蝶
My Favorite Butterflies of Japan
my蝶あるばむ
北の安曇野PHOTO DIARY
a piece of photo work
naoggio写真日記
自然からのたより
あぜみちのチョウチョ日記
Field Notebook
ホタルの独り言
markeeのシマフクブログ2nd
江田慧子の研究ブログ
アキノ隊員の鱗翅体験
そうだ沖縄に行こう!
案山子
Papilio Paradise
里山の蝶と花

フォロー中のブログ

一寸の虫にも五分の魂
シニアネットとともに
登山道の管理日記
てくてく写日記
蝶の観察記録その2
自然大好き
SHORE BIRDS ...
蝶・チョウ・ゆっくり歩き...
鳥蝶ビデスコ
TSUCHIYA BLOG
フィールドノート
RICKPHOTO Blog
四季彩散歩
葛西臨海公園・鳥類園Ⅱ
生きもの写真家 安田 守...
おてんとうの ちょっとええ感じ
MU's Diary
夫婦でバードウォッチング
小畔川日記
やんばるの風
探蝶逍遥記
蝶&鳥日記 2
Life with Bi...
My Berkeley ++
ヘムレン の Natur...
蝶の玉手箱
 写道
安曇野の蝶と自然
NATURE DIARY
タイの自然と風景
八重山の自然誌
Yamyam町一丁目
テトだもん!
嗚呼っっ 今日も証拠画像...
鳥平の自然だより(動物編)
N_BIRDERの野鳥b...
ORIXA's BIRD !
Birding in ...
蝶・旅の友
くわがた散歩道
Lycaenidaeの蝶...
麻呂犬写真館  *mam...
Sippo☆のネイチャー...
花蝶風月
蝶と蜻蛉の撮影日記
北海道の野鳥探索/mar...
風任せ自由人
蝶狂人@蝶と里山の浪漫紀行
ヒメオオの寄り道
仲良し夫婦de蝶ブログ
タヒチ ランギロア島暮ら...
ぶらり探蝶記
ひらひら探検隊
Shinne`s pho...
ごっちの鳥日記
蝶・花・山~自然の色使い
くま次郎の”やんばる日記”
NPO法人 日本チョウ類...
自然の中に出かけて・・・
蝶撮日記
たかがヤマト、されどヤマト
花鳥撮三昧
ケンケン&ミントの鳥撮り...
蝶超天国
ぽん太の昆虫ブログ 1
ポータルぢゃないチョウの...
蝶散歩
ぷんたのかあさん Pho...
秩父の蝶
庭日和
超蝶
徒然なるままに  
みき♂の虫撮り友人帖
三鷹の狸のてふてふ交遊録
華蝶の夢
不思議の森の迷い人
世に倦む日日
チョウ!お気に入り
Butterfly & ...
farfalle e u...
ねこきちの自然散策雑記帳

カテゴリ

全体
☆識別検討室☆
図鑑・図書
香港の蝶
香港の野鳥【工事中断中】
☆台湾の蝶
☆探蝶記一般
蝶リスト
☆探鳥記一般
☆蛾
☆トンボ
☆ハチ・アブ
☆セミ・カメムシなど(半翅目)
☆カマキリ・バッタなど
☆甲虫
☆祝☆
☆旅ブログへのリンク
☆展示会等
☆腹部形状差
☆卵・タマゴ・eggs
☆幼虫・イモムシ・蛹
★ゼフ飼育
☆山野草
アイノミドリシジミ
アオタテハモドキ
アオスジアゲハ
アオバセセリ
アカシジミ
アカセセリ
アカタテハ
アカボシゴマダラ
アカマダラ
アゲハ
アサギマダラ
アサヒヒョウモン
アサマイチモンジ
アサマシジミ
アマミウラナミシジミ
イシガケチョウ
イチモンジセセリ
イチモンジチョウ
ウスイロオナガシジミ
ウスイロコノマチョウ
ウスイロヒョウモンモドキ
ウスキシロチョウ
ウスバキチョウ
ウスバシロショウ
ウラキンシジミ
ウラギンスジヒョウモン
ウラギンヒョウモン
ウラギンシジミ
ウラクロシジミ
ウラゴマダラシジミ
ウラジロミドリシジミ
ウラジャノメ
ウラナミアカシジミ
ウラナミシジミ
ウラナミジャノメ
ウラミスジシジミ
エゾシロチョウ
エゾスジグロシロチョウ
エゾミドリシジミ
エゾヒメシロチョウ
エルタテハ
オオイチモンジ
オオウラギンスジヒョウモン
オオウラギンヒョウモン
オオゴマシジミ
オオゴマダラ
オオシロモンセセリ
オオチャバネセセリ
オオヒカゲ
オオミスジ
オオミドリシジミ
オオムラサキ
オオモンシロチョウ
オオルリシジミ
オキナワビロードセセリ
オナガアゲハ
オナガシジミ
カバイロシジミ
カバマダラ
カラスアゲハ
カラスシジミ
カラフトセセリ
カラフトタカネキマダラセセリ
カラフトヒョウモン
カラフトルリシジミ
キアゲハ
キタアカシジミ
キタキチョウ
キタテハ
キバネセセリ
ギフチョウ
キベリタテハ
キマダラセセリ
キマダラモドキ
キマダラルリツバメ
キリシマミドリシジミ
ギンイチモンジセセリ
ギンボシヒョウモン
クジャクチョウ
クモガタヒョウモン
クモマツマキチョウ
クモマベニヒカゲ
未分類
クロアゲハ
クロコノマチョウ
クロシジミ
クロセセリ
クロツバメシジミ
クロヒカゲモドキ
クロマダラソテツシジミ
クロミドリシジミ
ゴイシシジミ
コキマダラセセリ
コジャノメ
コチャバネセセリ
コツバメ
コノハチョウ
コヒオドシ
コヒョウモン
コヒョウモンモドキ
ゴマシジミ
ゴマダラチョウ
コムラサキ
サカハチチョウ
サトキマダラヒカゲ
シータテハ
ジャコウアゲハ
ジャノメチョウ
ジョウザンシジミ
ジョウザンミドリシジミ
シルビアシジミ
シロオビアゲハ
シロオビヒメヒカゲ
スギタニルリシジミ
スジグロシロチョウ
スジグロチャバネセセリ
スジボソヤマキチョウ
スミナガシ
タカネキマダラセセリ
タカネヒカゲ
ダイセツタカネヒカゲ
ダイミョウセセリ
チャバネセセリ
チャマダラセセリ
チョウセンアカシジミ
ツバメシジミ
ツマキチョウ
ツマグロキチョウ
ツマジロウラジャノメ
ツマベニチョウ
ツマムラサキマダラ
テングチョウ
トラフシジミ
ナガサキアゲハ
ナミエシロチョウ
バナナセセリ
ハヤシミドリシジミ
ヒオドシチョウ
ヒカゲチョウ
ヒサマツミドリシジミ
ヒメアカタテハ
ヒメイチモンジセセリ
ヒメウスバシロチョウ
ヒメウラナミジャノメ
ヒメキマダラヒカゲ
ヒメギフチョウ
ヒメキマダラセセリ
ヒメシジミ
ヒメシロチョウ
ヒメジャノメ
ヒメチャマダラセセリ
ヒメヒカゲ
ヒョウモンチョウ
ヒロオビミドリシジミ
フタオチョウ
フタスジチョウ
フジミドリシジミ
ベニシジミ
ベニモンカラスシジミ
ヘリグロチャバネセセリ
ホシチャバネセセリ
ホシミスジ
ホソオチョウ
ホソバセセリ
ミズイロオナガシジミ
ミスジチョウ
ミドリシジミ
ミドリヒョウモン
ミナミキチョウ
ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスシジミ
ミヤマシジミ
ミヤマシロチョウ
ミヤマセセリ
ミヤマモンキチョウ
ムモンアカシジミ
ムラサキシジミ
ムラサキツバメ
メスアカミドリシジミ
メスグロヒョウモン
モンキアゲハ
モンキチョウ
モンシロチョウ
ヤマキチョウ
ヤマキマダラヒカゲ
ヤマトシジミ
ヤマトスジグロシロチョウ
リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウウラボシシジミ
リュウキュウウラナミジャノメ
リュウキュウヒメジャノメ
リュウキュウミスジ
リュウキュウムラサキ
リンゴシジミ
ルーミスシジミ
ルリシジミ
ルリタテハ
コゲラ
トモエガモ
ライチョウ
★ヒメウタイムシクイ
★チャキンチョウ
★マヒワ
★エゾビタキ
★タゲリ
★サバクヒタキ
★オオマシコ
★ハギマシコ
★オジロビタキ
★コミミズク
★キガシラシトド
★ベニマシコ
★ヤマシギ
★トラツグミ
★クロジ
★アカハシハジロ
★カヤクグリ
★キレンジャク
★ギンムクドリ
★ウソ
★タゲリ
★カラフトムシクイ
★ハチジョウツグミ
★ヒレンジャク
★コクマルガラス
★ルリビタキ
★アオジ
★エナガ
☆コサメビタキ
★ジョウビタキ
★ヤマガラ
☆セキレイ科
☆カモ科
☆ツル科
☆ムクドリ科
☆ムナグロ科
☆シギ科
☆カラス科
☆カイツブリ科
☆カモメ科
☆ヒタキ科
☆ツグミ科
☆キツツキ科
☆アトリ科
☆シジュウカラ科
☆ホオジロ科
☆ウグイス科
☆タカ科
☆レンジャク科
☆ハヤブサ科
☆モズ科
☆チドリ科
☆コウノトリ科
☆ハト科
☆トキ科
☆サギ科
☆ヒヨドリ科

タグ

(48)
(38)
(37)
(34)
(26)
(25)
(25)
(25)
(23)
(23)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(19)
(18)
(18)

最新のトラックバック

ウラジロミドリシジミ
from ホタルの独り言
白馬のゼフィルス
from ホタルの独り言
越冬クロコノマチョウ
from Field Notebook.
「フィールドガイド 日本..
from Field Notebook.
多摩動物公園-昆虫生態園
from Field Notebook.
花はなぜ美しいのか?
from 哲学はなぜ間違うのか?

ライフログ

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ブログジャンル

自然・生物

画像一覧

カテゴリ:図鑑・図書( 30 )

「蝶の飛翔」ついに発刊

佐伯元行さんの著作がついに発刊されました。
a0146869_19112117.jpg
これは、国内外広く昆虫図書を扱っている「六本脚」への直接注文となります。(今回の出版元でもあります)
        ⇒注文のページへ

進捗状況やどこで出版するかなどを編集者の益永葉さんからも聞いていたし、最終的な編集内容での画像の同定確認を依頼されていたので、非常に期待していました。
そのときに、矢後先生に2ページに渡り、巻頭の言葉をいただくというので、2ページ分も書くことはしんどいのではと危惧していましたが、見事にそれは裏切られました。
飛翔で全種制覇とは「日本の200名山を走って登頂するようなものだ」との評価がありますが、正にその飛翔のシーズンには青森のアカシジミの群飛2016.6.27から広島県冠高原のカシワアカシジミを翌日は撮影するという強行軍で移動されたりしたとのことです。そのような強行軍にいつも同乗されていたのが今回の編集者の益永さんであり、益永さんは各地の風土や文学的な話題も豊富なので、移動道中の車中は退屈はしなかったであろうと想像します。
原稿PDF拝見の段階ではまさかこんな豪華本になるとは予想していなかったですが、大きなサイズのハードカバー本で税前3000円は非常に抑えた価格になっています。著者も出版元も利益ではなく、より多くの人に読まれることを望んでいるようです。

◆美しい日本の蝶図鑑
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

美しい日本の蝶図鑑 [ 矢後勝也 ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2018/4/7時点)

こちらは、ちょっと前に発刊された蝶のフィールド画像を国内全種で揃えたものです。
フィールド画像で若きエースとして定評のある工藤誠也さんによるものですが、ご本人の画像は全体の2~3割ぐらいでしょうか。
北海道産では芝田翼さんのもの、本土産では秋元俊夫さんなどの画像が多くみられます。また有料画像サイトの活用もあるようです。
私にも非常にマイナーな種で画像借用の依頼がきて、ほんのちょっぴり貢献しています。
編集作業はプロの人がやってくれるとしても、これだけの解説文を記述していくのは本当に大変だったでしょう。
工藤さんの拠点である青森県周辺の種には「観察ポイント」とかで特別な記事が多く作成されています。
こちらも、フィールドガイド日本のチョウ(誠文堂新光社)より大きなサイズでページ数も少し多いのに価格を2000円で抑えてお求めやすい値段に設定しています。ただ一つ小言を言わせてもらうと、ヤマトスジグロシロチョウにnesisの種小名を使用していることでしょうか。これを見て私の論文が監修者にも著者にも評価されていないことを残念に感じました。
a0146869_21112974.jpg


by yoda-1 | 2018-04-07 19:52 | 図鑑・図書

蝶類科学学会の公開講演会の案内と推薦図書2冊

日本鱗翅学会・関東支部の春のつどいがこの土曜日になりましたが、その翌日は日本蝶類科学学会の総会・記念講演会があります。
この記念講演会は非会員も参加無料ですので、お時間のある方は是非ご来場ください。
a0146869_04490757.jpg


◆推薦図書2冊
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

小さな小さな虫図鑑 よくいる小さい虫はどんな虫? [ 鈴木知之 ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2018/3/7時点)

埼玉県の誇る昆虫写真家・鈴木知之氏による特色ある図鑑。
身近な虫や野の小虫もこんなに多様なのかと頁をめくる度に小感動があります。
じょうぶなハードカバーで、サイズはA5の大きさで、いわゆる文一のハンドブックシリーズよりはるかに大きいです。漢字にはすべてルビがふってあるので、虫好きのお孫さんなどへのギフトに良いのかも。

似たような価格ながら、こちらは文庫本を少し大きくしたサイズで通勤のカバンの中に最適。チョウやトンボを中心に生態や保全を永らく公職で研究されてきた渡辺守先生によるチョウ生態の最新の知見をまとめたものです。
チョウの撮影・観察趣味の方々もこれを読んで観るのとそうでないのと、違いがあるかもです。


by yoda-1 | 2018-03-07 05:20 | 図鑑・図書

祝図鑑掲載と保全協会の展示会案内

あっという間に今年も12月に入りました。50歳代最後の年ですが、まあ一年の過ぎるのが年々早くなります。一年間での活動において覚えている(思い出せる)内容が若い時分より希薄だから短いのか、短いから希薄なのかよく分かりませんが、残された年数で何をやっていくのか、徐々に自覚していくようになります。

a0146869_03571668.jpg
この画像は、当ブログでも紹介しており、さらに月刊むしの近縁種識別のオオミドリシジミ属7種前編(翅表)2015年7月号でも掲載しました。それが九州大学名誉教授の平嶋義宏博士の眼に止り、博士編集の「図説 日本の珍虫 世界の珍虫」に載ることになりました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

図説日本の珍虫世界の珍虫 その魅惑的な多様性 [ 平嶋義宏 ]
価格:35640円(税込、送料無料) (2017/12/4時点)

送ってこられた本を拝見してその分量と価格にビックリでありました。
国内外の珍しい昆虫が写真・解説・学名解読のセットで原則各種1ページ使用が総数550頁以上で紹介されております。チョウや甲虫類などもありますが、博士の専門がハチ類なのか、ハチ類・ハエ類の充実ぶりが凄まじい感じでした。

同じく最近出版された平嶋博士編集(広渡俊哉博士との共同編集)のものに「教養のための昆虫学」があります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

教養のための昆虫学 [ 平嶋 義宏 ]
価格:3240円(税込、送料無料) (2017/12/4時点)

こちらは各種の専門誌で書評がよいので、自費購入してみると確かに今の昆虫学の進展と昆虫の基礎を分かりやすく説明されています。これなど10年おきぐらいに改訂版を出してくれるといい感じになるではと期待しています。

さらに、保全協会の月例に行った際に、目にしたのが次の図書です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

チョウの斑紋多様性と進化 統合的アプローチ [ 関村 利朗 ]
価格:4752円(税込、送料無料) (2017/12/4時点)

これはチョウの斑紋をいろいろ分析しているアマチュア研究者としても、その生物学的な背景や先端の研究内容を少しは理解しておく必要があり、購入を決意しました。
ちょうど昨年8月に、中部大学で膨大な藤岡コクレクション収蔵を記念して、世界各地から一流の研究者を招きチョウの斑紋についての国際研究集会が開催されましたが、その講演内容の日本語版だそうです。
海外研究者の担当箇所は、日本の研究者が翻訳しており、その中に若き日本チョウ界のホープである岩田大生博士が担当した部分もありました。たまたま今年の蝶類学会の大会でお会いしたので、翻訳の苦労話しもお伺いできました。
岩田博士は蛹における羽化前の翅の形成を詳しく研究されており、この方面でブレークしそうな勢いです。

◆保全協会での展示会の案内
案内の写真は、吉田正樹さんの撮影ですが、3匹のチョウがいい感じで並んで奇跡的なショットですよね。このような画像を拝見すると、昔の週末毎にフィールドでの撮影に明け暮れていた頃が懐かしく、また戻りたくなってきます。(今は執筆・研究作業が増えていきて・・・)
a0146869_05155262.jpg

◇◇企画展「チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~◇◇

 毎年、新宿御苑にて開催しております企画展を、今年は、下記の日程で開催いたします。

チョウの生態写真(約65点)のほか、絵、保全に関するパネルなどの展示を行います。

土日(16-17日)には、ミニ講演会も開催されます。

ぜひお友達とお誘いあわせの上、ご来場くださいますようにお願いいたします。

日 時:201712 12 日(火)~ 12 17 日(日)

      9:00 16:30(最終日は15:00 まで)

場 所:新宿御苑インフォメーションセンター1F(新宿門左側)

     「アートギャラリー」

     ※入場無料

     http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/3_event/201712.html

アクセス:JR・京王・小田急線:新宿駅南口 より徒歩10

        東京メトロ副都心線:新宿三丁目駅より徒歩5

        東京メトロ丸の内線 ・都営地下鉄新宿線:新宿御苑前駅より徒歩5

     http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/index.html

内 容:チョウの生態写真・絵画・工芸品・チョウの保全に関するパネル、ほか

<ミニ講演会:1617日(土・日)に開催>  ※申込は不要です

 16日(土)  1 回目 11:00 11:30

          「絶滅危機のチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会事務局)

        2 回目13:00 13:30

          「フランスのチョウと自然」 永幡嘉之(自然写真家)

        3 回目15:00 15:30

          「チョウの写真・動画撮影を楽しむ」 佐々木幹夫・清水晶(日本チョウ類保全協会会員)

 17日(日)  1 回目 11:00 11:30

          「絶滅危機のチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会事務局)

        2 回目13:30 14:00

          「フランスのチョウと自然」 永幡嘉之(自然写真家)

以上、皆さまのご来場をお待ちしております。



by yoda-1 | 2017-12-04 05:19 | 図鑑・図書

最近の活動と2017年春の推薦図書

大変ご無沙汰しております。
本日は家内に後押しされて、県内のミドリシジミの公園に出向くと、朝気温が上がるとともにわんさか出てきました。
#1・ミドリシジミ♂雄 2017.6.4 さいたま市
a0146869_12385026.jpg
今季初めてお会いする蝶友の方々も多く、楽しめました。
♀雌もいましたが、O型・B型ばかりでなかなかA型・AB型に遇えません。(じっくり粘ればその機会があるのでしょうが)

先週は、月刊むし7月号への投稿に絡んで、ミズイロオナガ探しでした。
#2・ミズイロオナガシジミ♂雄 2017.5.27 三芳町
a0146869_12440613.jpg
この6月20日過ぎに発刊予定のゼフィルス特集号では「オナガシジミ、ウスイロオナガシジミ、ミズイロオナガシジミ」を掲載予定ですが、これらの種類の雌雄差を検証する際に、♂雄の正面画像がありませんでした。(撮影画像をチェックしてこれまで4回ぐらい正面画像を撮っていたので、一つぐらいは♂雄だろうと思っていたのがすべて♀雌でした。オナガとウスイロの正面画像は皆無で、今後の課題です)

その前の週は2017.5.19-22の四日間で、北海道へエゾスジグロシロチョウ・ヤマトスジグロシロチョウの調査旅行でした。
家内も同伴で、途中いろいろ運転を交替してくれて、4日間での走破距離は約1600kmにもなっていました。
#3・摩周湖 2017.5.19
a0146869_13055305.jpg
よく晴れておりました。この日に泊まった屈斜路プリンスホテルでの日の出も最高でした。

この北海道遠征はいろいろな種類を見るという行程ではなかったのですが、次のミヤマカラスアゲハがいました。
他に、エルタテハ・シータテハ・キベリタテハ・クジャクチョウの越冬個体,ミヤマセセリ、キアゲハ、サカハチチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、スギタニルリシジミ、ルリシジミなど。
本来、ヒメギフチョウ・チャマダラセセリなどもこの時期の観察対象なのでしょうが…。
スジグロ系観察場所では、ツマキチョウも多くいました。オオモンシロチョウもたまにいて個体数は少ないものの健在なよう。
街中や耕作地の近くにいるシロチョウはモンシロチョウが主体で林縁や林道ではスジグロ系に入れ替わってきます。

#4・ミヤマカラスアゲハ♂雄 2017.5.21長万部町
a0146869_13103276.jpg
実感できたのは、道東地域ではどこでもエゾスジグロシロチョウとスジグロシロチョウが混棲し、道南地域ではどこでもヤマトスジグロシロチョウとスジグロシロチョウが混棲しているということでしょうか。
(どこでも書きながら、チェックできた箇所はごく限定的ですが、混棲はごく普通でした)

◆2017春の推薦図書
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

くらべてわかる昆虫 識別ポイントで見分ける [ 永幡嘉之 ]
価格:1944円(税込、送料無料) (2017/6/4時点)



保全協会理事である永幡嘉之さんによるもの。「日本の昆虫1400」で多用された白紙上の深度合成画像も伊丹市昆虫館の奥山清一氏のものが使用され、通常のフィールド画像もあり、眺めていて気軽に楽しめる内容に。(ダンダラさんのお名前が、特別写真協力の欄にありました)
チョウの部分では掲載・校正ミスも残っているのでこの機会に指摘しておきます。
・p.18のアゲハ夏型♀雌は、♂雄の画像を使用しています。
・p.120のアカシジミとカシワアカシジミは画像が入れ替わっています。
(初版にはよくあることで、本書の価値を損じるものではありません)

国内のこの種の本は昆虫啓蒙書であり、これに載っていない種類も多々生じますが、逆にここに載っているのに未撮影だったり、未見なものがあるときに
まだまだ自然観察が足りないと自覚できるものでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

原色図鑑世界の美しすぎる昆虫 [ 丸山宗利 ]
価格:864円(税込、送料無料) (2017/6/4時点)


こちらは「丸山宗利」さんの著作には外れがないとの思いで購入しましたが、なんと監修でした。使用されている写真は海野和男さんのものが多いですが、丸山博士の監修で、世界のフォトジェニックな昆虫を概観しながら、昆虫の形態や生態の基礎を、少し学術的にまとめた印象のものです。
YODAが未見のクロミドリシジミの幼虫まで掲載され、少し悔しい思いもさせてくれるものでしょうか。(このクロミドリは第4章の擬態する昆虫で紹介されていますが、ここにある「ハラブトゼミ」はなかなか画像から発見できませんでした)
先の「くらべて分かる昆虫」にしてもこの「世界の美しすぎる昆虫」にしても、実際の編集者の苦労はなみなみならないものがあるでしょう。
出版おめでとうございますと労いたいものです。



これは保全協会のMLで著者ご本人からの案内があって、さっそく購入したものです。
学生時代は、京大蝶類研究会のご出身らしく、チョウに関する話題も多く、勉強になります。
特に異種の♀雌にアタックする♂雄はごく普通のことであるというくだりはよく共感できました。
ゼフィルスの飼育時の代用食は多くあることが生態学上なにが問題視されるのかは、こちらの不勉強でよく理解できませんでした。
(母蝶はふつうその樹種に産まないが、幼虫はおいしくその代用食樹をムシャムシャ食べてしまうという現象)
ウラナミジャノメの部分は、年一化と多化性を分けるものはなになのか、まだよく解明されていないテーマが蝶もたくさんあることを実感です。(このウラナミジャノメの研究では、珠玉の標本箱(15)にも、同じ京大蝶研の竹井一さんの記事があり、蝶研OBの層の厚さを感じます)
本書では各種進化論における重要文献のリストが巻末にあり、この方面の入門者には必携のものではないでしょうか。
生物の多様性の海に、出港していくには若さと熱意が必要なこともよく理解できました。

◆井上A尚先生による講演会・屋外観察会
チョウ観察の基礎・応用・屋外観察が学べる貴重な機会なので、是非ご参加ください。
以下井上さんのメールをそのまま転載します。

このたび東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」の中の「バタフライ・ウォッチング - 専門家はチョウをどう観ている?」という市民公開講座で、本会会員の私こと井上 A.尚と、倉地 正氏とで、講演会および野外実習をさせて頂くことになりました。

倉地氏の講演内容は、倉地氏が長期に渡り集積したチョウの発生状況/経年変動のデータからどのような結論を引き出せるかという、言わばビッグデータの活用法の1端を示すものです。対して、私の講演内容は、チョウに無理強いをすることなく、どうしたらチョウたちに実験されていることを楽しんでもらえるか、について試行錯誤した結果をお話しします。

また夏の野外観察会は、東京都八王子市裏高尾の『日影沢』を候補地としました。ただこちらは小下沢に比べて林道の登りが急ですので、どこまで歩くかは、参加希望者の顔ぶれをみた上で、判断します。

更に、観察会の後追い企画として、今回、参加者の方が得た写真などを持ちよって、どんなことが判ったか、を解説する事後学習会の開催も予定しています。次のHPに日程や場所、講演内容に関する資料があり、申し込みも、こちらのサブサイトから登録するようになっています。

http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/2017/post-2429/

なお情報の拡散にご協力頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

井上 A.

追記、ポスターも作成されました。


http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2017/05/Butterfly.pdf






by yoda-1 | 2017-06-04 14:07 | 図鑑・図書

月刊むし2016-4月号の案内


久々の投稿になります。

今週発売となる月刊むし4月号では、小生の近縁種連載(13)の「コヒョウモンとヒョウモンチョウ」比較記事が掲載されます。

a0146869_22433748.jpg

なんと久々のギフチョウ特集になっております。ページも通常の64ページが、72ページものです。過去のものを含めて、月刊むしの注文は下記をご覧ください。
⇒月刊むし2017年4月号


以下、例によって推薦図書にします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

だから昆虫は面白い [ 丸山 宗利 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


蝶の世界を離れて、一息の絵本として最適。若手昆虫学者の新種発見エピソード集も楽しめます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

珍奇な昆虫 [ 山口進 ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


学習ノートの写真で有名な山口進さんの昆虫記です。
世界各地での撮影経験から、従来の通念からはずれる驚きの生態を集めたエッセイでしょうか。昆虫写真家の職業としてやっていける数少ない人ですが、この方の名著である、「五麗蝶譜 シジミチョウとアリの共棲」なかなか安い価格で出品されません。

日本と世界のホシミスジ(月刊むし・昆虫図説シリーズ 10)
福田晴男・美ノ谷憲久, 2017

これは国内の一種にその研究情熱をささげたお二人が、近隣諸国の状況も網羅しながら、その変異を調べ上げた快作です。わたくしもそろそろどの蝶でいくのか決めていく必要がありますが、月刊むしの連載も可能な限り国産種を網羅していきたい思いもあります。
内容の紹介はこちらを参照ください。


by yoda-1 | 2017-03-20 23:07 | 図鑑・図書

2016年7月の推薦図書(7月2-3日の探蝶記付)

この先週末2016年7月2日~3日は、平地は猛暑でしたが、やや高所での蝶観察でした。
土曜日は、新潟県南部でスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲地再訪。
日曜日は、天候不順ながらも、長野県北部の高原でアカセセリの発生チェック。未発生のようで、いたのはコキマダラセセリ雌雄1匹ずつ。ヒョウモンチョウ♂雄が発生ピークのよう。あれだけ探雌飛翔しているとどこかに交尾があってよさそうだか、♀雌の姿もなし。その後、群馬県北部のキマダラモドキ+ヘリグロチャバネセセリの産地へ。どちらも未発生のよう。代わりに、ヒメキマダラセセリの探雌飛翔があちこちで賑やかこと。コヒョウモン雌雄で発生。葉上休止中のギンボシヒョウモンには少しビックリ。オオミスジの発生場所も確認。昼には切り上げて、東へ帰路をとり、噂の八ッ場ダムの横・榛名山麓の西側を南下して埼玉県に戻りました。
榛名山の高所は別にして、この辺の群馬県の経路にも何かよい探蝶地はないものかとよく思います。
平地は猛暑の週末でしたが、連日ヤマキマダラヒカゲの♀雌を撮影できたのは収穫でした。
そのくらい出遭いがこれまでになく、私の月刊むしでの連載初回の「サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲ」(月刊むし2014年11月号)でも、ヤマキマの♀雌画像はなんと山のトイレにトラップされていた画像を使用しておりました。
主目的のウラギンヒョウモンは、初日に♀雌の交通事故体に出遭っただけでした。

2014年7月12日の新潟県南部の訪問では、サトウラギンもヤマウラギンも混棲していて数個体観察できたのですが、今回の新潟県南部でのヒョウモン類ははミドリヒョウモンなどのウラギンヒョウモン以外を数個体確認できただけでした。なかなか同じ光景にはならないものですが、スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲具合、スジボソヤマキチョウがたまにいること。ルリシジミが多いことは2年前と同じでした。翌日のヒメシジミも各所に多かったですが、この新潟県南部でも局所的ですがヒメシジミは多く、プチ斑紋異常を撮影して楽しみました。

さて、本題の図書紹介です。

趣味からはじめる昆虫学 [ 熊澤辰徳 ]
価格:2808円(税込、送料無料)



これは若手の在野?の研究者が編者で本文を書いていますが、昆虫研究の初歩の大切なことが網羅されている感じで、文章表現も好感が持てる印象だったので、少し値が張るものの書店で実物を見てすぐに購入決断でした。撮影術の紹介も本文だけでなく、他著者によるコラムでもあり、いろいろ勉強になります。
撮影趣味の人はもちろんのこと、何か昆虫観察でそのうち報文を作成したいう方々には持って損はない感じの図書です。何度めくられてもよいように、厚手のA4紙で製本されています。



若手研究者のホープである小松貴さんの著書。各トピック、読み物として丁寧に記述されています。
チョウも、アワブキでのスミナガシとアオバセセリの話題があり楽しめます。
この小松さんは、今九大・熱帯農学研究センターの博士研究員とのことですが、小さい頃は埼玉談話会に参加されていたとのことで、なにかと応援したくなります。

びっくり昆虫大図鑑 [ 須田研司 ]
価格:1080円(税込、送料無料)



これは価格もまずまずで、電車の中でちょい見するのによい感じでしょうか。
監修者がいますが、誰がこのようなネタを原稿にしたのか気になりますね。
海外の昆虫の話題が大半ですが、こんなのがいるのかと「ビックリ」します。

少しかしこくなれる昆虫の話 [ 矢島稔 ]
価格:637円(税込、送料無料)



これはたまたま上記の本の横に積んであったので、一年前の発刊ですが価格も安いし買ったものです。
上記の類書ですが、より安いのは少ないページ数と全ページモノクロだからでしょうか。扱う昆虫マメ知識の範囲は、国内産に限っております。
こちらはしっかり誰が編集したのか明記されていて、監修者は矢島稔さんですが、モンシロが紫外線で♀雌探ししているとか、アサギマダラが南の島で生まれて本州に渡るとか、例によって不正確な記述が気になるところです。
先の「びっくり昆虫」が子供読者も意識して、すべての漢字にフリガナがあるのに対して、こちらはそれがないものお爺さんの孫へのお土産から外れてしまうのが勿体ないですね。
by yoda-1 | 2016-07-06 05:17 | 図鑑・図書

2016年4-6月の推薦図書

皆様

ようやく、月刊むし8月号・ゼフィルス特集用の原稿を脱稿でき、少し余裕が出て来たところです。
8月号の発刊は7月20日以降になりますが、今回は「アカシジミとキタアカシジミ」です。
2回に分けてとかありましたが、今回は普通にまとめて一回にしました。
産卵時の生態・キタアカシジミの地域変異などの話題は、別途機会を改めて、別のジャーナルへの発表になるかと思います。

さて前回のブログから全くフィールドに出なかった訳ではないのですが、特筆すべきこともないので、別の機会に。今回また推薦図書を紹介します。

カブトムシゆかりの虫活!

カブトムシゆかりの虫活!
著者:カブトムシゆかり
価格:1,728円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは読んでいて楽しいです。日頃、蝶のことしか関心を持っていない自分が少し恥ずかしくなりました。ご自分では無理なようなことを述べているが、是非どこかの学芸員や研究者を目指して欲しいものです。

昆虫顔面図鑑

昆虫顔面図鑑
著者:海野和男
価格:864円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


海野さんの昔の著作が文庫版になって、求めやすくなりました。通勤時や車移動時にちょこっと覗くのによい感じでしょうか。
海野さんの著作全般に言えることですが、どこでいつ撮影したのかの情報があると、もっと有意義な図書になるのに惜しいことです。もちろん詳しい分布とかは,専門の図鑑に任せればよいのですが、いつ頃出会う可能があるのかなど、いつかは自分も観てみたいと思う読者も多いはず。

完本北海道蝶類図鑑

完本北海道蝶類図鑑
著者:永盛俊行
価格:14,040円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


ややお値段が張るものの、その価値は十分にあるものでしょうか。
掲載されている生態画像が、その蝶のブログで競い合っているような秀作ばかり。卵・幼虫・蛹・食草・観察方法と至れり尽くせりであります。
これと同じスタンスで、東北地方蝶類図鑑,関東信越地方蝶類図鑑,近畿東海地方蝶類図鑑,中国四国地方蝶類図鑑,九州蝶類図鑑,沖縄蝶類図鑑が続々と発刊されることを希望します(笑)

◆ギフチョウの里 ギフチョウ・ヒメギフチョウ その混棲と生活史
栗田 貞多男 (編著), 小田 高平・阿部 泰文 ・ギフチョウの里刊行委員会    
クリエイティブセンター (2016/4/30)    本体9800円+消費税
a0146869_6485995.jpg


これは、なんと楽天ブックスで扱っておりませんでした。
値段が張るので実物を拝見してからと思っていまいましたが、書店になく、月刊むしの谷角さんの
書評を読んで購入を決意でした。
確かに混棲地での生態が緻密に紹介されていて、その他の全国のギフチョウ類の生態も紹介されており,素晴らしいものでした。特に栗田さんのプロカメラマンとしての白馬の情景など、写真集としても楽しめます。
ざっと拝読しただけですが、少しコメントします。

イエローバンドが俗称とはしらなかったが、今さら「ホワイトカラー」への復帰は難しいかと。「ホワイトカラー」が使用されてこなかっただから仕方ないのでは。

当時ブログでもにぎわった雑交画像ですが、その雑交シーンでどうも付属器生成後に別の♂雄と交尾したのではとの考察があります。これはその通りでしょうか。赤城山ではヒメギフチョウで付属器のある♀雌と♂雄との交尾シーンが観察されています。

欲を言えばですが、全国各地のギフチョウ・ヒメギフチョウの標本画像で8ページの例示があるものの、どうちがうのかの説明が一切ないのが寂しい。飯田市の黒いのとかの別記事での説明はありますが。

ヤマトスジグロシロチョウをエゾスジグロシロチョウで紹介しているのは著者の特権でしょうか。
p.82で、アサマシジミをL. subsolanus とし、ヒメシジミをP.argus で紹介しているのですが、初出では学名をフルスペルするのが親切です。

学術書とする場合、本文においては写真に連番をふり、筆頭著者以外の撮影の場合は、巻末に誰が撮影したものかを明記すべきであると思われます。(ダンダラさん撮影のハイブリッド画像では写真説明にお名前が入っておりますが)

p.154参考文献 珠玉の標本箱:浜井祥明⇒浜 祥明. 月刊むし記事での、むし社は不要か。あったりなかったりして統一されていません。
by yoda-1 | 2016-06-22 06:44 | 図鑑・図書

月刊むし4月号発売中(クイズの答え)

当方の比較記事が4月号に載っております。
是非ご一読ください。

近縁種識別(8)スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(春型)
a0146869_623286.jpg

http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/gekkanmushi-new.htm

いろいろ事例画像を集めていくと、分量も多くなったので、夏型の比較記事は、
6月号に載せてもらうことにしました。(5月号は、2015蝶界の振り返りなどで余地なしです)
7月号は今年もゼフィルス特集号なので、これも当方は頑張って「アカシジミとキタアカシジミ」を載せてもらう予定になっています。

春のチョウが続々発生しているのに、なかなかフィールドに出れない状況がありますが、
今年は土日のうち、片方は必ず屋外活動にしたいです。
それぐらいの運動をしないと、体力がどんどん失われていく感じです。
この春は、今回の掲載記事で苦労したヤマトスジグロシロチョウの春型♂雄裏の撮影を第一目標にしたいです。
マイクロフォーサーズでいいカメラ・レンズが発売されていますが、毎年のように新型機を購入していると、それはそれで少し無謀であります。

鱗翅学会関東支部・春のつどいでの発表もおわりました。
20分というのは本当に短い感じですが、仕方ありません。
今回、タテハチョウ亜科の雌雄識別という演題で、シータテハ・キタテハ・キベリタテハ・ヒオドシチョウ・ルリタテハを対象に、どのように雌雄差があるかの報告です。
それぞれ独自の雌雄差傾向があるのですが、20分の中でそれぞれを詳述するのは不可能でありました。

画像は自分の分だけでは不十分なので、今回もごまさん・杉並Mさんのお世話になりました。
ありがとうございました。
キベリタテハの雌雄差は非常に難解ですが、そもそも♀雌の画像がありません。ごまさんは1♀雌を撮影されていましたが、YODAは♀雌は翅裏画像しかありません。フィールドガイドに掲載されている♀雌画像はどうも表も裏も♂雄のようです。(訂正2016.3.31、表画像は♀雌でOKでした)

キベリが出てくるまでまだまだ先のことですが、今年はシラカンバの山に入って♀雌の表を撮影するのが目標です。その辺の山道で地面や岩・露出した切土で口吻を伸ばしている個体はすべて♂雄のようです。
皆さんも、フィールドガイドの図鑑写真に採用されるように、是非トライしてみてください。

もう一つよく分かったのが、キタテハ夏型を翅裏画像から雌雄識別するのも結構難解な場合があるということでした。これも先のことになりますが、今年はキタテハ夏型もしっかり観察したいです。

◆キタテハ秋型の雌雄判別クイズ
a0146869_724885.jpg


このうち、♀雌は何匹いますか? で春のつどいの演題が始まりました。
秋型は模様に違いが出て、コツを得ると簡単です。(答えは、Moreに記載しました)

More☆キタテハの♀雌の数
by yoda-1 | 2016-03-24 07:04 | 図鑑・図書

2016年1-3月の推薦図書+講演会

皆様

更新が滞っていて恐縮です。
いろいろ所用が入ってなかなか余裕が出てきませんでした。
3月末には、尿路結石の破砕手術で入院することになりました。
その前にやることをたやっていないと、春からの週末を屋外活動にいけない感じになります。
論文や記事投稿活動で週末の運動がなくなり、本当に体の筋肉が衰えた感じです。

◆2016年1-3月の推薦図書
虫のしわざ観察ガイド

虫のしわざ観察ガイド
著者:新開孝
価格:1,944円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは新開さんの新作で、これまでフィールドで気になっていた昆虫の食痕の犯人を楽しく教えてくれます。チョウも多くカバーされており、フィールド観察者必携の感じです。
よく観たような感じの食痕も多く、おおこんな虫かと驚くことも多いです。

世界のタテハチョウ図鑑

世界のタテハチョウ図鑑
著者:手代木求
価格:32,400円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは手代木さんのライフワークとして、価値の高いものでしょうか。
タテハチョウ科のチョウの亜科・属を網羅し、多くの種類で幼虫の形態を含めて特質がどこにあるのか、深く研究したものになっています。個々の種類に対しての分類学的知見・成虫・卵・幼虫の形態の描写・食草の紹介も充実しており、アフリカ産ではしばしば、卵・幼虫・食草が未解明とかなっているのが、なんともロマンを感じます。
少しお値段が張りますが、コストパフォーマンスは抜群です。
私もいつかは、生きたミイロタテハ・モジタテハを実見したい夢が刺激されてきました。

奄美群島の自然史学

奄美群島の自然史学
著者:水田拓
価格:4,860円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


何故、在来亜種のアカボシゴマダラは、奄美大島だけにいるのかの記事を期待しましたが、その話題はありませんでした(笑)しかし、甲虫を含む他の生き物で、その系統分析と奄美群島を含む南西諸島の形成史のような系統地理学の読み物として、すごく勉強になるように思いました。
野猫やマングースなどの外来生物の影響など、地域固有種を守ることの大変さも実感できます。

◆月刊むし掲載記事の予告
屋外に出ることの少ないときに、一気にまとめたいものですが、それぞれに時間のかかるものですね。多くの蝶友の方々に画像の借用をお願いしないといけないし。
・2016年4月号・・・近縁種(8):スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ前編(春型)
これは校正も終わり、3月20日前後に発行されます。
どの程度紛らわしいかの例示のために、12ページ半もの記事になりましたが、ご期待ください。

・2016年6月号・・・近縁種(9):同上後編(夏型)
・2016年7月号(ゼフィルス特集号)・・・近縁種(10):アカシジミとキタアカシジミ

◆行事
・2016.3.12(土) 蝶類科学学会 総会と講演会@田町駅
   http://butterflysociety-jp.org/
この講演会で、北原さんの「日本のウラギンヒョウモンは2種いる」を楽しみにしています。

・2016.3.19(土) 鱗翅学会関東支部・春のつどい@モンベルクラブ渋谷店
  http://lepi-jp.org/event3/fr_event.htm
 私もタテハチョウ亜科の雌雄差で講演します。
限られた講演時間なので、余り多くのことは説明できませんが、キタテハを撮影して雌雄どちらか悩んでいる人は是非ご参加ください。

・2016.3.21(月・祭日)第6回 関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い@大阪市立自然史博物館
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/
 シカ害で全滅した可能性のあるウスイロヒョウモンモドキをいかに復活させるか。

・2016.3.29(火)昆虫4団体共催公開シンポジウム 「昆虫類をめぐる外来生物問題と対策」@大阪府立大学
http://www.entsoc.jp/

by yoda-1 | 2016-03-10 06:17 | 図鑑・図書

2015秋の推薦図書+保全協会・写真展の案内

この金曜日(11/20)にようやく、月刊むし用の原稿を投稿でき、ひと段落です。
2016年の1月号に掲載予定で、「イチモンジチョウとアサマイチモンジ」になりますが、
なかなか面白い部分もあって、たぶん12ページぐらいの長物になりました。
今回は4名の方々の画像をお借りして、いいものにできました。ありがたいことです。

さて、次は12月12日にある日本蝶類学会での短時間発表です。
時間割が来て、私は朝10:15~10:30とか。ひょっとしてトップバッター?ですかね。
確か場所は、東大理学部2号館・大講堂です。
これのための森一弘さんにお借りした北海道道央地区のエゾスジグロシロチョウ・ヤマトスジグロシロチョウの標本分析にしばし集中する必要があります。
これで,発表準備ができてから、鱗翅学会論文の大幅修正作業に入ります。

そんなわけで、過去のチョウ撮影画像の整理する余裕もなく、今回は推薦図書の紹介です。

チョウの斑紋形成の生物学

チョウの斑紋形成の生物学
著者:八木孝司・二橋 亭・関村利朗・石原道博・伊奈 紘・小野克己・寺 章夫
価格:4,860円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは、職業研究者4名によるチョウの斑紋形成での最新の知見の紹介と
アマチュア研究者3名によるオオムラサキ,ウスバシロチョウの斑紋多様性についての研究成果を収めています。日頃斑紋比較を行っている私には大変勉強になることばかりです。

だましのテクニックの進化

だましのテクニックの進化
著者:藤原晴彦
価格:1,944円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

これは、日頃擬態を研究され,シロオビアゲハの擬態の遺伝子レベルので解明に貢献された藤原晴彦教授による擬態一般から鈴木誉保博士によるコノハチョウの段階的進化の証明論文の話題まで、庶民で理解できる平易な記述で説明しているものです。

量子力学で生命の謎を解く

量子力学で生命の謎を解く
著者:ジム・アル=カリーリ
価格:2,592円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

これは、まだよく読んでいないものの、オオカバマダラの話題も出てきて、量子力学がどこまで生命科学でなくてなはならい道具になっているのか、また哲学的な話題にも多岐に言及しており、勉強になるような気がして思わず購入してしまいました。

◆保全協会の年末行事 案内
11/23に案内メールがきたので転記します。
12/12の方のミニ講演会の井上A尚さんのお話も面白そうですが、蝶類学会・大会とバッティングしているので行けないのが残念です。

1.企画展 「チョウが消えてゆく」 12813日 新宿御苑

 毎年恒例として行ってきました、新宿御苑(東京都新宿区)での企画展を、今年度も下記の日程で開催します。

会員による見応えある生態写真や絵などの展示のほか、チョウ類の現状と保全に関するパネル展示、

チョウに関連した展示物や、ミニ講演会なども行います。

新宿駅のすぐ近くですので、ぜひご来場ください。

○日時:2015128日~13日(火~日) 9:00 16:30(最終日は15:00まで)

○会場:新宿御苑インフォメーションセンター1F(新宿門左側)・アートギャラリー

      https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/

      https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/3_event/201512.html

    入場無料/JR・京王・小田急線:新宿駅南口 より徒歩10

○ミニ講演会:12 13 日(土・日)に開催

 12 日(土) 1 回目 11:00 11:30 2 回目 13:00 13:30 3 回目 15:00 15:30

 13 日(日) 1 回目 11:00 11:30 2 回目 13:30 14:00

 

 ミニ講演会の内容:

12日(土)

1回目 11:00 11:30

 「絶滅の危機にあるチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会)

2回目 13:00 13:30

 「日本の里山の原風景を見る~極東ロシアの自然と動植物~」 

                             永幡嘉之(自然写真家)

3回目 15:00 15:30

 「チョウの知識 ウソ・ホント」 井上A.尚(農業生物資源研究所研究員)

13日(日)

1回目 11:00 11:30

 「絶滅の危機にあるチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会)

2回目 13:30 14:00

 「日本の里山の原風景を見る~極東ロシアの自然と動植物~」

                             永幡嘉之(自然写真家)

2.日本チョウ類保全協会、忘年会のご案内

    新宿御苑企画展の最終日(13日)に、恒例の忘年懇親会を開催します。

    今年1年を振り返って、チョウの話題、写真のお披露目など、会員同士の

    コミュニケーションの場になればと思っています。

    時間もたっぷりとってありますので、是非ご参加ください。

     日時:1213日(日)17:0021:00(途中、中締めあり)

     会場:張記東北餃子房 新宿御苑前店

        http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13173979/

     会費:4000円(飲み放題・食べ放題)

     申込み:メールにて、事務局井上晴子までご連絡ください

         アドレス:jbutterflyconservation@gmail.com




by yoda-1 | 2015-11-23 01:53 | 図鑑・図書