
ご訪問ありがとうございます。月刊むし誌上で「近縁種識別」の記事を年に3回ぐらい掲載しています。PC訪問者数577,200-2019.2.7時点
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オオイチモンジ ♂雄のヒルトッピングと♀雌の吸水。 2013.7.12-13北海道08
北海道ではどこにでもいる普通種ではないとは言え、オオイチモンジが広く分布していて頼もしい感じです。
関東ではかつての産地であった群馬県・栃木県・福島県ではもう幻の蝶になっているようです。
長野県では天然記念物に指定されており、採集規制がある分、
採集者も北海道に向かうことが多いようですが、採集者は獲れるものは全部獲ってしまうことも多いので、
北海道でも部分的にでも保護区を設定した方がよいのかもしれません。
「北海道の蝶」北海道新聞社1986の解説部分にも、「分布も限られ数も少ないので人気の高い蝶で、道東の多産地では採集者があとをたたない」との記述があります。
「あとをたたない」とは批判的な表現だと思いますが、日ごろ節度ある採集をしているであろう地元の著者の方々も、よそ者にごっそり採集されるのはなんとも不愉快な気持ちであったのでしょうか。
◇カラフトルリのお山で
#1-3・ オオイチモンジ♂雄・バトル ・・・#1-2は露出優先モードで動体ブレがあります。


ピークの樹上では♂雄同士のバトルがありました。ここで♀雌の飛来を待つテリ張りをしているようで、最大で3匹の♂雄を同時に観ました。
オオイチモンジの棲息には河川沿いのドロノキの背後に山岳のある場所に限られると生態図鑑などにありましたが、背後に山があるとそこが雌雄のお見合い場所になるようで、このような蝶が相手を求めて山や丘のピークを目指すことを「ヒルトッピング」と呼びます。
個人的な経験では春には越冬後のヒオドシチョウがあり、その場所へはギフチョウも上がってきます。
キアゲハは常連で、アカタテハもよく来ています。
アワブキが食草のスミナガシとアオバセセリも、ちょっとした小ピークでテリ張りが実施されるようです。
今年行った兵庫県のヒサマツミドリシジミなども、食樹から離れた高所でのテリ張りでした。
一方で、食草付近での♀雌の羽化や処女個体を探しての、食草近辺探♀雌飛翔をするタイプの蝶、または吸蜜場所での出会いを期待している種も多いわけで、蝶の雌雄の出会い方もいろいろあって楽しいです。
ところが日本人の結婚において、見合い結婚の比率が激減しているのはなんとゆゆしきことでしょうか(笑)
#4-5・ オオイチモンジ♂雄 テリ張り(2枚)とバトル飛翔


青い空に大きなタテハチョウは清々しい光景でした。
このときは飛翔モード(SS=1/2000)で撮影も、なかなかピントの合ったバトルシーンは得られませんでした。
◇オオイチモンジの新沢・初日
#6-8・ オオイチモンジ♀雌 ・・・沢で吸水


この日の歓喜の出会いだったわけですが、♀雌の吸水シーンは珍しい方だとか。
かようにイチモンジチョウ亜科ではしばしば♀雌が地面吸水をする習性があるのでしょうね。
アゲハチョウの仲間で♀雌が地面吸水していたら、ビックニュースになるのでしょう。
#9・ オオイチモンジ♂雄
♂雄は河川敷での吸水もありましたが、このように露出した切土部分での吸水行為も多かったです。こちらは水分目的ではなく、土壌に含まれる塩分などを摂取しているのでしょうか。
#10・ オオイチモンジ♂雄 コンデジ・強制発光
内臓フラッシュで色鮮やかに。
◇オオイチモンジ・新沢 二日目
#11-12・ オオイチモンジ♂雄+シータテハ♂雄+キバネセセリ♂雄+コチャバネセセリ♂雄; オオイチ♂雄@沢

沢は蝶にとっても貴重な棲息環境なのでしょうね。
最初の画像に4種いますが、これでオオイチモンジの体格の良さも分かります。
#13-15・ オオイチモンジ♂雄


肝心の♀雌は来ないのですが、♂雄は新鮮であった場合に、いろいろモデルになってもらいました。
2枚目の前翅端はよく青光りしました。
#16-17・ オオイチモンジ♂雄

車のワイパーにも飛来してきました。
#17はお化けフキに飛来してきて、なにか美味しいものを物色しています(笑) いつみてもオオイチの翅裏は豪華であります。
#18-19・ オオイチモンジ♀雌

♀雌の方は沢沿いの樹上までは来るものの、ついに沢へ降りることはありませんでした。
長年採集圧にさらされて、用心深くなっているのかもしれません。
(人影を気にするしないの違いが遺伝子レベルであるときに、フレンドリーな傾向のあった群は採集されていなくなったという感じのもの。とにかく乱獲は、遺伝子の多様性を乱す可能性のある行為であるのを自覚してほしいものです)
関東ではかつての産地であった群馬県・栃木県・福島県ではもう幻の蝶になっているようです。
長野県では天然記念物に指定されており、採集規制がある分、
採集者も北海道に向かうことが多いようですが、採集者は獲れるものは全部獲ってしまうことも多いので、
北海道でも部分的にでも保護区を設定した方がよいのかもしれません。
「北海道の蝶」北海道新聞社1986の解説部分にも、「分布も限られ数も少ないので人気の高い蝶で、道東の多産地では採集者があとをたたない」との記述があります。
「あとをたたない」とは批判的な表現だと思いますが、日ごろ節度ある採集をしているであろう地元の著者の方々も、よそ者にごっそり採集されるのはなんとも不愉快な気持ちであったのでしょうか。
◇カラフトルリのお山で
#1-3・ オオイチモンジ♂雄・バトル ・・・#1-2は露出優先モードで動体ブレがあります。



オオイチモンジの棲息には河川沿いのドロノキの背後に山岳のある場所に限られると生態図鑑などにありましたが、背後に山があるとそこが雌雄のお見合い場所になるようで、このような蝶が相手を求めて山や丘のピークを目指すことを「ヒルトッピング」と呼びます。
個人的な経験では春には越冬後のヒオドシチョウがあり、その場所へはギフチョウも上がってきます。
キアゲハは常連で、アカタテハもよく来ています。
アワブキが食草のスミナガシとアオバセセリも、ちょっとした小ピークでテリ張りが実施されるようです。
今年行った兵庫県のヒサマツミドリシジミなども、食樹から離れた高所でのテリ張りでした。
一方で、食草付近での♀雌の羽化や処女個体を探しての、食草近辺探♀雌飛翔をするタイプの蝶、または吸蜜場所での出会いを期待している種も多いわけで、蝶の雌雄の出会い方もいろいろあって楽しいです。
ところが日本人の結婚において、見合い結婚の比率が激減しているのはなんとゆゆしきことでしょうか(笑)
#4-5・ オオイチモンジ♂雄 テリ張り(2枚)とバトル飛翔



このときは飛翔モード(SS=1/2000)で撮影も、なかなかピントの合ったバトルシーンは得られませんでした。
◇オオイチモンジの新沢・初日
#6-8・ オオイチモンジ♀雌 ・・・沢で吸水



かようにイチモンジチョウ亜科ではしばしば♀雌が地面吸水をする習性があるのでしょうね。
アゲハチョウの仲間で♀雌が地面吸水していたら、ビックニュースになるのでしょう。
#9・ オオイチモンジ♂雄

#10・ オオイチモンジ♂雄 コンデジ・強制発光

◇オオイチモンジ・新沢 二日目
#11-12・ オオイチモンジ♂雄+シータテハ♂雄+キバネセセリ♂雄+コチャバネセセリ♂雄; オオイチ♂雄@沢


最初の画像に4種いますが、これでオオイチモンジの体格の良さも分かります。
#13-15・ オオイチモンジ♂雄



2枚目の前翅端はよく青光りしました。
#16-17・ オオイチモンジ♂雄


#17はお化けフキに飛来してきて、なにか美味しいものを物色しています(笑) いつみてもオオイチの翅裏は豪華であります。
#18-19・ オオイチモンジ♀雌


長年採集圧にさらされて、用心深くなっているのかもしれません。
(人影を気にするしないの違いが遺伝子レベルであるときに、フレンドリーな傾向のあった群は採集されていなくなったという感じのもの。とにかく乱獲は、遺伝子の多様性を乱す可能性のある行為であるのを自覚してほしいものです)
by yoda-1
| 2013-10-26 09:37
| オオイチモンジ
