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キタアカシジミは栃木県にもいた!!
皆様、おけましておめでとうござます。
いろいろな状況で、なかなかブログ更新できませんが、今年もよろしく御願いします。
さて、昨年10月から那須塩原市に単身赴任になり、近くにキタアカシジミがいるものかどうか、さらに気になり、いろいろ文献調査をしておりました。
最近の図鑑にはキタアカシジミは東北地方で福島県まではいることになっておりますが、福島県産はこれまで♀雌1個体・♂雄1個体の標本しか得られていないことがよく判りました。
また、「新・栃木県の蝶2000」でキタアカシジミらしき個体が掲載されておりましたが、全国版の専門誌でこれが話題にされることも皆無だった模様です。ここに掲載されている画像は白黒であり、また北海道小樽市の銭函産と比較して、翅形・斑紋に類似性が少なく感じており、正直本当にキタアカなのかと疑っておりました。
これは実物を見ることが必須と思われたので、過去文献に掲載されたキタアカシジミを多く観た後に、宇都宮大学にある標本を高橋滋先生のご厚意で撮影させていただく機会を年末にもちました。
本ブログは、栃木産のものが、キタアカシジミと判定して間違いないことを報告するものです。
まずは、横浜市・MEADAさんのコレクションを使用しての標本比較図です。
もともとフィールド画像からの識別に燃えていたYODAですが、キタアカシジミが福島県や栃木県に本当にいるのかの重要な問題なので、先輩方の過去の記録にたよるしかありません。標本のよい面は前翅裏後角部の情報もよく判ることでしょうか。
#1ー3・キタアカシジミ×アカシジミ(北海道産)比較図、拡大表示比較図、比較表


このうち、②及び⑤の識別点が重要であり、2つ目の画像でその部分を拡大表示しています。
この拡大表示における⑤Aで示した、白状紋の下地との境界のぼやけ方が最も強い差異のように思われます。
これらの比較点では、過去文献での指摘事項も多くありますが、識別点①、④、⑦は今回新しく加えたものになり、⑤Aもその文章化は初めてかもしれません。
(⑦は翅裏の第2翅脈上に3短状紋の端点に該当する線分を引いており、中間短状紋の端点位置から⑦の引き出し線をとっているので、その引き出し線の出る位置を翅脈上線分の中心位置に対してどうであるかを観てください
これまでの文献・図鑑でもよく言われてる「後翅裏亜外縁斑紋列がアカ=丸みをおびる、キタアカ=台形になる」は、お互いの典型例がそうなるだけであって、お互いに他種の傾向に侵入している傾向が強く、個人的に使えない識別点である印象を持ちます。
例示している鶴居村のアカシジミも、どちらかというと台形であり、その他のポイントもキタアカ的な特徴の多い、アカシジミであります。
次に、問題の栃木産のキタアカシジミをたまたま標本箱にあったアカシジミ(宇都宮市産)も交えて紹介します。
#4・・キタアカシジミ×アカシジミ(栃木県産)比較図
先に述べた重要識別点の②、⑤、⑤Aがそのようになっているので、ほぼキタアカシジミに断定できるかと思います。
これは、「新・栃木県の蝶2000」にも記載されていますが、1990年3月に、猪俣敏雄・原色蝶類検索図鑑でキタアカシジミが初登場し、その後専門誌で青森県産・岩手県産、さらに広島県・山口県産が順次話題になった際に、高橋さんが自分のコレクションをチェックされて探し出したものなので、なんと1967年のものです。
キタアカそのものは、猪俣氏により、当時アカシジミの亜種記載であった、村山修一博士の記載(
蝶と蛾」1953)を、種に昇格させており、そこでのタイプ標本は1952年のものなので、さすがに最古のキタアカシジミ標本にはならないようです。
この栃木県産のキタアカシジミの追跡調査がどの程度実施されてのか不明ですが、単身赴任先が那須塩原市になったこともあり、今年は栃木県・福島県でのキタアカシジミの再発見に努力してみるつもりです。
◆余談
この年末にアカシジミ類の研究のために、あの小岩屋さんの大著である「世界のゼフィルス大図鑑」を購入しました。ここに記載できないぐらい高額で、いろいろネットで見てみると、大型書店で販売しているところを発見したので、クレジットカードの夏のボーナス払い解禁の日まで待って当書店を訪問すると、その書店では「ボーナス払い」は扱ってないと言われて、愕然としました。でもこの本を購入しないと、中国・朝鮮・ロシア沿岸域・台湾にもいるアカシジミ類のサンプルが得られないので、もう仕方ないことではありませんか。
また大晦日前日にはこの長期休暇に何か一つは家族行事がないといけないと思って、家内を誘って久々の映画鑑賞で、レ・ミゼラブルを観ました。たいそう感動しましたが、あの若いカップルが初対面する門扉には、あの暗がりに係わらず、蝶が留まっていたように見えました。う~ん。やはり蝶は二人の将来を約束する縁起のよい生き物だったのですね!!
映画館のある場所の書店で、映画の前後に時間つぶししていると、「地球博物学大図鑑」東京書籍が、大人気表示とともに一冊だけ残っていました。これは重いし、楽天ブックスにでも注文すれば1%のポイントが付いてよいと思って、手持ちのスマホでチェックすると、次の販売が3月初旬とのことで、これまた思わず購入して家内の顰蹙を買いました。
購入しないと中身は詳細に観れないのですが、いざめくって観ると蝶の部分は少ないのですが、まあいろいろなものが概観できて、1万円近く出費しても損ではないような・・・・。
でも、今年メリハリのある出費を心がけないと、それでなくても単身赴任による二台目の車の負担などがあり、計画したい蝶撮影の遠征もままなりません。
いろいろな状況で、なかなかブログ更新できませんが、今年もよろしく御願いします。
さて、昨年10月から那須塩原市に単身赴任になり、近くにキタアカシジミがいるものかどうか、さらに気になり、いろいろ文献調査をしておりました。
最近の図鑑にはキタアカシジミは東北地方で福島県まではいることになっておりますが、福島県産はこれまで♀雌1個体・♂雄1個体の標本しか得られていないことがよく判りました。
また、「新・栃木県の蝶2000」でキタアカシジミらしき個体が掲載されておりましたが、全国版の専門誌でこれが話題にされることも皆無だった模様です。ここに掲載されている画像は白黒であり、また北海道小樽市の銭函産と比較して、翅形・斑紋に類似性が少なく感じており、正直本当にキタアカなのかと疑っておりました。
これは実物を見ることが必須と思われたので、過去文献に掲載されたキタアカシジミを多く観た後に、宇都宮大学にある標本を高橋滋先生のご厚意で撮影させていただく機会を年末にもちました。
本ブログは、栃木産のものが、キタアカシジミと判定して間違いないことを報告するものです。
まずは、横浜市・MEADAさんのコレクションを使用しての標本比較図です。
もともとフィールド画像からの識別に燃えていたYODAですが、キタアカシジミが福島県や栃木県に本当にいるのかの重要な問題なので、先輩方の過去の記録にたよるしかありません。標本のよい面は前翅裏後角部の情報もよく判ることでしょうか。
#1ー3・キタアカシジミ×アカシジミ(北海道産)比較図、拡大表示比較図、比較表



この拡大表示における⑤Aで示した、白状紋の下地との境界のぼやけ方が最も強い差異のように思われます。
これらの比較点では、過去文献での指摘事項も多くありますが、識別点①、④、⑦は今回新しく加えたものになり、⑤Aもその文章化は初めてかもしれません。
(⑦は翅裏の第2翅脈上に3短状紋の端点に該当する線分を引いており、中間短状紋の端点位置から⑦の引き出し線をとっているので、その引き出し線の出る位置を翅脈上線分の中心位置に対してどうであるかを観てください
これまでの文献・図鑑でもよく言われてる「後翅裏亜外縁斑紋列がアカ=丸みをおびる、キタアカ=台形になる」は、お互いの典型例がそうなるだけであって、お互いに他種の傾向に侵入している傾向が強く、個人的に使えない識別点である印象を持ちます。
例示している鶴居村のアカシジミも、どちらかというと台形であり、その他のポイントもキタアカ的な特徴の多い、アカシジミであります。
次に、問題の栃木産のキタアカシジミをたまたま標本箱にあったアカシジミ(宇都宮市産)も交えて紹介します。
#4・・キタアカシジミ×アカシジミ(栃木県産)比較図

これは、「新・栃木県の蝶2000」にも記載されていますが、1990年3月に、猪俣敏雄・原色蝶類検索図鑑でキタアカシジミが初登場し、その後専門誌で青森県産・岩手県産、さらに広島県・山口県産が順次話題になった際に、高橋さんが自分のコレクションをチェックされて探し出したものなので、なんと1967年のものです。
キタアカそのものは、猪俣氏により、当時アカシジミの亜種記載であった、村山修一博士の記載(
蝶と蛾」1953)を、種に昇格させており、そこでのタイプ標本は1952年のものなので、さすがに最古のキタアカシジミ標本にはならないようです。
この栃木県産のキタアカシジミの追跡調査がどの程度実施されてのか不明ですが、単身赴任先が那須塩原市になったこともあり、今年は栃木県・福島県でのキタアカシジミの再発見に努力してみるつもりです。
◆余談
この年末にアカシジミ類の研究のために、あの小岩屋さんの大著である「世界のゼフィルス大図鑑」を購入しました。ここに記載できないぐらい高額で、いろいろネットで見てみると、大型書店で販売しているところを発見したので、クレジットカードの夏のボーナス払い解禁の日まで待って当書店を訪問すると、その書店では「ボーナス払い」は扱ってないと言われて、愕然としました。でもこの本を購入しないと、中国・朝鮮・ロシア沿岸域・台湾にもいるアカシジミ類のサンプルが得られないので、もう仕方ないことではありませんか。
また大晦日前日にはこの長期休暇に何か一つは家族行事がないといけないと思って、家内を誘って久々の映画鑑賞で、レ・ミゼラブルを観ました。たいそう感動しましたが、あの若いカップルが初対面する門扉には、あの暗がりに係わらず、蝶が留まっていたように見えました。う~ん。やはり蝶は二人の将来を約束する縁起のよい生き物だったのですね!!
映画館のある場所の書店で、映画の前後に時間つぶししていると、「地球博物学大図鑑」東京書籍が、大人気表示とともに一冊だけ残っていました。これは重いし、楽天ブックスにでも注文すれば1%のポイントが付いてよいと思って、手持ちのスマホでチェックすると、次の販売が3月初旬とのことで、これまた思わず購入して家内の顰蹙を買いました。
購入しないと中身は詳細に観れないのですが、いざめくって観ると蝶の部分は少ないのですが、まあいろいろなものが概観できて、1万円近く出費しても損ではないような・・・・。
でも、今年メリハリのある出費を心がけないと、それでなくても単身赴任による二台目の車の負担などがあり、計画したい蝶撮影の遠征もままなりません。
by yoda-1
| 2013-01-02 16:27
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