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ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦

5/19の観察例が続きます。

トチノキランドには、それはウスバシロチョウがわんさかいました。
先週末に長野県のオオルリシジミ保護地から秩父まで山間道を移動しましたが、各所でウスバシロチョウが溢れていました。
年一回の発生でも、個体数はしっかりある印象です。

#1-3・ ウスバシロチョウ  飛翔 10:54
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_612281.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_624827.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_624465.jpg
 狙った訳でもないのですが、太陽が入っておりました。
この日はいい天気でしたね。週末がいつもこうだとうれしいのですが。
太陽を写すと、人間の眼と同じようにカメラの受像部分が損傷してしまうのでしょうか?
瞬間ならいいのか、その辺の許容値を記載したものをみたことがありません。

#4-5・ウスバシロチョウ  通常型と黒化型? 10:49-52 
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_694513.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_694581.jpg
 ウスバシロチョウはよく白くない個体が、黒化型として紹介されています。
フィールドガイドにも、極端な個体が例示されています.
YODAはこの黒い部分の鱗粉が実際はどうなっているのか、確認してみたいです。
白色鱗粉が粗になっているのか、暗色系の鱗粉があるのかどうか・・・。

#6-7・ウスバシロチョウ♀雌  11:55-57 
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_620299.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_6217100.jpg
 受胎囊があるので、♀雌と分かっていいですね。
受胎囊(ギフチョウ類ではときに受胎板)と表現していますが、これを交尾囊と言ってしまうと、♀雌の腹端に精胞をストックする場所がすでに交尾囊という正式名称を使用しているので、誤用になります。
ところがどっこい、受胎というと普通受精した胎盤をもつほ乳類に使う言葉だろうし、そもそも交尾したときに、蝶の内部では精胞をもらているだけで、産卵時に初めて精子が産卵菅に移動してきて受精するとかで、交尾=受精(受胎)ではないそうです。
つまり、受胎囊という表現もはなはだ相応しくないと思います。(でもなかなか他の表現を思いつきません。交尾マークでどうでしょう?)

#8 同上ウスバシロチョウ♀雌にアタックする♂雄 4枚組 11:58 
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_638125.jpg
 ♂雄が飛来してきて、少し絡みましたが、この受胎囊を観て♂雄があきらめることがあるのかこれも疑問です。
このときも♀雌が拒否してその場を離れていきました。
受胎囊は、交尾口まで塞いでいるのでしょうか?? そうでない気がしますが、次回機会があればその部分を接写してみたいです。
先に赤城姫の観察にいきましたが、そこでYODAが下山したあとに、保全協会の松村さんが既交尾の雌と雄との交尾シーンを発見されたとのことを後でお伺いしました。う~ん、そのシーンを激写できなくて残念でした。
つまり、受胎囊があると二度と交尾できないというこれまでの定説も疑ってしまいます。
(受胎囊は既交尾のシンボルであり、既交尾の雌は必要がないので、二度目の交尾は拒否している・・・だけ?? ・・・・受胎囊が貞操帯の役割を果たすことはないという主張ですが、間違いかもしれません)
この辺の交尾不能となることを示した論文・報文を紹介していただけるとありがたいです。

#9-14・ ウスバシロチョウ 交尾@トチノキ 13:21-34 ・・・画像クリックで拡大へ。
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_6542925.jpg

ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_6544193.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_655818.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_655788.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_6553450.jpg
ウスバシロチョウ  交尾シーン  2012.5.19埼玉県⑦_a0146869_6553133.jpg
 こんなに写真を並べても仕方ありませんが、13:21の発見以降、しばらくしてトチノキの花穂の周囲を動き回りました。常に♀雌が上に位置して主導権を持っていました。
最後の画像の後に記録がないのは、ちょうどアオバセセリ大王の飛来があってそちらに気をとられてしまい、再びその場をみるとばれた後でした。
常々、あの受胎囊がどのように形成するのか観察したかったのですが、発見時にはすでに形成されていたもようです。
しかし、3つ目の#11・組写真コマ②に写っているように、形成直後の受胎囊は透明感がありますね。

ウスバシロチョウの交尾終了間際は、雌♀が早く離れたい感じで動き回っていたように見えたことを説明するために、交尾画像を6枚も掲載してしまいました。
(2つ目の目撃があったら同様なことになるのか確認したいです)
by yoda-1 | 2012-05-31 07:02 | ウスバシロショウ