
ご訪問ありがとうございます。月刊むし誌上で「近縁種識別」の記事を年に3回ぐらい掲載しています。PC訪問者数577,200-2019.2.7時点
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腹部形状差の研究 シロチョウ科・キタキチョウ
キタキチョウについては、翅裏の後翅前縁部の第8翅脈と前縁ラインで囲まれたエリア(第8室)の形状を見れば、雌雄判別ができるようになりました。
・♂雄の方がここの幅があり、幅のピークが基部から離れて目立ちます。
・♀雌はここの幅はほぼなだらかに細くなり、♂雄より長く後翅前縁角方向へ伸びる印象となります。
これで、前回キタキチョウの腹部形状を議論した記事でのミスを発見し、昨年12月に訂正しました。
#1・キタキチョウ 夏型♂雄+秋型♂雄 2011.10.23埼玉県
これを拡大して後翅第8室をみると、♀雌と思っていた上方の個体も♂雄でした。
これは昨年12月には気がついて訂正済みでありました。
今回シロチョウ科の腹部形状の検証作業を進めていると、さらにまたミスを発見してしまいました。
#2ー3・キタキチョウ♂雄 2011.10.9栃木県

これらは翅の欠損からしても同一個体です。
先の記事ではこの#3の画像を♀雌であると紹介しておりました。
しかし、#2の画像でしっかり前翅裏・中室下端にある性標が、見えるのです。
「が~ん」・・・星飛雄馬の心境?
そこで♀雌で間違いない画像を紹介です。
#4-5・キタキチョウ♀雌 2009.4.26群馬県足利市、2011.4.24群馬県藤岡市

こうやって見ると、♀雌の腹端は上部では産卵口が横向きに伸びて、下に付く交尾口は産卵口からは奥まってある感じです。
#6・キタキチョウ♂雄 2010.10.16群馬県下仁田町
♂雄はこのように腹端は♀雌の腹端を把持するパルパがあって、下向きに切れている感じです。
この画像はその把持器がしっかり閉じている状態でしょうか。
#7・蝶の腹端概念図 ・・・・「検索入門 チョウ①」渡辺康之 1991.4.30から転載
この概要図で、まずは蝶の体のしくみ勉強です。
これまでのキタキチョウの腹部形状もなるほど、これに沿っているようです。
#8・キタキチョウ交尾 2009.9.13栃木県さくら市
先の記事では大柄の♀雌が上でしたが、キタキチョウは本来♂雄上で、交尾飛翔も♂雄先導飛翔が基本とのことです。
(この♀雌は特に新鮮に見えないので、羽化時交尾にならなかったのか、複数回交尾になっているのかどちらかなのでしょうか)
キタキチョウはこの#8のように、黄色の濃さ・淡さが雌雄で全然違うのですが、老化して個体では#2-3でのYODAの判断ミスがあるように、♂雄も少し淡くなるように見えるので要注意でした。
★追記2012.3.11
uke-enさんのブログで、越冬キタキチョウを追跡調査されていて素晴らしいです。
最近、No.5の個体の近くで、力尽きた個体があったとのことですが、下の掲載画像の前翅裏の中室端の褐色模様が違うにように見えます。
左の#5の画像は確かに♀雌にしては黄色味が強いのですが、掴まっているシダの黄色さを拾っているのかもです。
右後翅裏同士の比較でもいろいろ違いが分かります。特に翅形も違いますね。

→キチョウ属3種の翅裏比較図はこちらです。
・♂雄の方がここの幅があり、幅のピークが基部から離れて目立ちます。
・♀雌はここの幅はほぼなだらかに細くなり、♂雄より長く後翅前縁角方向へ伸びる印象となります。
これで、前回キタキチョウの腹部形状を議論した記事でのミスを発見し、昨年12月に訂正しました。
#1・キタキチョウ 夏型♂雄+秋型♂雄 2011.10.23埼玉県

これは昨年12月には気がついて訂正済みでありました。
今回シロチョウ科の腹部形状の検証作業を進めていると、さらにまたミスを発見してしまいました。
#2ー3・キタキチョウ♂雄 2011.10.9栃木県


先の記事ではこの#3の画像を♀雌であると紹介しておりました。
しかし、#2の画像でしっかり前翅裏・中室下端にある性標が、見えるのです。
「が~ん」・・・星飛雄馬の心境?
そこで♀雌で間違いない画像を紹介です。
#4-5・キタキチョウ♀雌 2009.4.26群馬県足利市、2011.4.24群馬県藤岡市


#6・キタキチョウ♂雄 2010.10.16群馬県下仁田町

この画像はその把持器がしっかり閉じている状態でしょうか。
#7・蝶の腹端概念図 ・・・・「検索入門 チョウ①」渡辺康之 1991.4.30から転載

これまでのキタキチョウの腹部形状もなるほど、これに沿っているようです。
#8・キタキチョウ交尾 2009.9.13栃木県さくら市

(この♀雌は特に新鮮に見えないので、羽化時交尾にならなかったのか、複数回交尾になっているのかどちらかなのでしょうか)
キタキチョウはこの#8のように、黄色の濃さ・淡さが雌雄で全然違うのですが、老化して個体では#2-3でのYODAの判断ミスがあるように、♂雄も少し淡くなるように見えるので要注意でした。
★追記2012.3.11
uke-enさんのブログで、越冬キタキチョウを追跡調査されていて素晴らしいです。
最近、No.5の個体の近くで、力尽きた個体があったとのことですが、下の掲載画像の前翅裏の中室端の褐色模様が違うにように見えます。
左の#5の画像は確かに♀雌にしては黄色味が強いのですが、掴まっているシダの黄色さを拾っているのかもです。

右後翅裏同士の比較でもいろいろ違いが分かります。特に翅形も違いますね。

→キチョウ属3種の翅裏比較図はこちらです。
by yoda-1
| 2012-02-04 07:55
| ☆腹部形状差
