
ご訪問ありがとうございます。月刊むし誌上で「近縁種識別」の記事を年に3回ぐらい掲載しています。PC訪問者数577,200-2019.2.7時点
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この週末は雨天とかで全くの自宅待機になりました。
その分読書が進みました。
例によって「名前が違う」と騒ぐ主旨になります。
その前に、ウラナミアカシジミの卵を探したクヌギ林で越冬中のセミを見つけました。
#1・越冬中のアブラゼミの亡骸 2012.1.7埼玉県
撮影したときは、てっきりエゾゼミの類かと思っていましたが、☆になるとこんなに色合いが変化するのですね。
左側に虫に食われている孔がありましたが、野鳥にも無視されて少しかわいそうに感じました。
◆蝶の間違い探し →指摘は間違っていました!!
#2・栃木の蝶 写真・文 小坂公之さん 栃の木書房 S59.4.21初版p.124
これは後翅のボーダーの濃さや縁毛の黄色さでスジグロチャバネセセリと思いましたが、他の細部を見てもそのようです。
昔から指摘されている前翅中室端の褐色こぼれがないように見える部分で誤同定されたと推測します。(参照→スジグロ×ヘリグロ比較図)
本そのものは小型ガイドブックとしてフィールド画像も綺麗で、解説もコンパクトで感じいいです。
(お詫び:その後いろいろ画像を見ていると、この縁毛の黄色味は撮影条件によってあるようで、後翅の翅表ボーダーの濃さも撮影条件によると判明しました。
これはヘリグロで正解でありました。小坂さん、大変失礼しました。
この画像の腹端はどうも♂雄の方なのにとは当初から思っていたのですが、追求不足でブログ掲載してしまったことをお詫び申し上げます。
教訓→縁毛色による識別はは当てにならないことがしばしばある。
2012.1.26追記)
◆蝶の間違い探し
#3・今森光彦 昆虫記 福音館書店 (初版1988.7.15)第20刷1995.10.15p.112
今森さんの琵琶湖周辺での12年間の観察の成果がまとめられた名著であります。日頃見ている虫の羽化シーンとか稀少画像も多くすごく楽しめます。
この画像は前翅の尖る具合は明らかにオオウラギンスジヒョウモンの方ですが、後翅裏の細部チェックでもオオウラの方です。
誰にでもミスはあるのですが、第20刷になっても修正されていないものなにか不思議であります。
(両種の翅裏比較図は未作成)
#4・高雄・陣馬山の蝶 長瀬隆夫さん けやき出版 初版2004.4.2 p.87
この本は当地のハイキング者向けの編集で、著者の10年間の観察成果が月ごとの目撃回数でグラフ化されていてなるほどと思いました。
前書きに、高雄自然科学博物館の職員の方々に同定で御世話になったとありましたが、博物館の職員=蝶に詳しいとは限らないというこでもあるでしょう。
本書で掲載されているヤマキマダラヒカゲ(掲載図と比較図は同一個体)は、サトキマダラヒカゲの方ですね。
これまでの検索図鑑の多くが、後翅基部の3斑点の並び具合しか掲載しないので、このようなことが生じるのでしょう。
ヤマとされた個体の後翅外縁の目立つ暗色部や後翅の眼状紋の黄色部分の太さ、後翅中室端の暗色斑の形状などサトキマの方だと思います。
(参照→サト×ヤマキマダラ比較図)
#5・昆虫の集まる花ハンドブック 田中肇さん 文一総合出版 初版2009.4.16p.44
よくぞここまでの昆虫+花を撮影できたものだと感心します。
昆虫は別途専門家に同定してもらったみたいですが、見間違いがあった模様です。
前翅は向こう側の翅の影になっていると感じたのでしょうか。でも後翅だけもカラスアゲハと分かります。
近々、保全協会から、4月以降らしいのですが、蝶のフィールド図鑑が発行されるようです。
これには雌雄を識別して表面・裏面一挙に掲載するので、雌雄同色種では間違いを含みやすい形になっています。
十分に注意したいですね。
その分読書が進みました。
例によって「名前が違う」と騒ぐ主旨になります。
その前に、ウラナミアカシジミの卵を探したクヌギ林で越冬中のセミを見つけました。
#1・越冬中のアブラゼミの亡骸 2012.1.7埼玉県

左側に虫に食われている孔がありましたが、野鳥にも無視されて少しかわいそうに感じました。
#2・栃木の蝶 写真・文 小坂公之さん 栃の木書房 S59.4.21初版p.124

昔から指摘されている前翅中室端の褐色こぼれがないように見える部分で誤同定されたと推測します。(参照→スジグロ×ヘリグロ比較図)
本そのものは小型ガイドブックとしてフィールド画像も綺麗で、解説もコンパクトで感じいいです。
(お詫び:その後いろいろ画像を見ていると、この縁毛の黄色味は撮影条件によってあるようで、後翅の翅表ボーダーの濃さも撮影条件によると判明しました。
これはヘリグロで正解でありました。小坂さん、大変失礼しました。
この画像の腹端はどうも♂雄の方なのにとは当初から思っていたのですが、追求不足でブログ掲載してしまったことをお詫び申し上げます。
教訓→縁毛色による識別はは当てにならないことがしばしばある。
2012.1.26追記)
◆蝶の間違い探し
#3・今森光彦 昆虫記 福音館書店 (初版1988.7.15)第20刷1995.10.15p.112

この画像は前翅の尖る具合は明らかにオオウラギンスジヒョウモンの方ですが、後翅裏の細部チェックでもオオウラの方です。
誰にでもミスはあるのですが、第20刷になっても修正されていないものなにか不思議であります。
(両種の翅裏比較図は未作成)
#4・高雄・陣馬山の蝶 長瀬隆夫さん けやき出版 初版2004.4.2 p.87

前書きに、高雄自然科学博物館の職員の方々に同定で御世話になったとありましたが、博物館の職員=蝶に詳しいとは限らないというこでもあるでしょう。
本書で掲載されているヤマキマダラヒカゲ(掲載図と比較図は同一個体)は、サトキマダラヒカゲの方ですね。
これまでの検索図鑑の多くが、後翅基部の3斑点の並び具合しか掲載しないので、このようなことが生じるのでしょう。
ヤマとされた個体の後翅外縁の目立つ暗色部や後翅の眼状紋の黄色部分の太さ、後翅中室端の暗色斑の形状などサトキマの方だと思います。
(参照→サト×ヤマキマダラ比較図)
#5・昆虫の集まる花ハンドブック 田中肇さん 文一総合出版 初版2009.4.16p.44

昆虫は別途専門家に同定してもらったみたいですが、見間違いがあった模様です。
前翅は向こう側の翅の影になっていると感じたのでしょうか。でも後翅だけもカラスアゲハと分かります。
近々、保全協会から、4月以降らしいのですが、蝶のフィールド図鑑が発行されるようです。
これには雌雄を識別して表面・裏面一挙に掲載するので、雌雄同色種では間違いを含みやすい形になっています。
十分に注意したいですね。
by yoda-1
| 2012-01-23 21:18
