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タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地

 この三連休は、従前より家内と共に、上高地のオオイチモンジに再会する予定でした。
上高地にはYODAの居所(埼玉県蓮田市)からは、東松山インター-関越道-上信越道-長野自動車道-松本インターで降りる方法と、入間インター-圏央道-中央自動車道-長野自動車道-松本インターと二通りの経路があります。
出発する土曜日の天気がどうも北経路の方がよくない感じなので、山梨県経由の方を選択することに。ヒメオオさんにいい場所を紹介してもらって、途中下車ではようやく初見のウラゴマダラシジミに遇え、フタスジチョウも初見、さらに新鮮なコムラサキ濃色型も観察できて素晴らしい場所でした。その後、北杜市のオオムラサキセンターを訪問し、閉館前にうまく♂♀の羽化シーンを観察できて、家内も蝶の神秘に触れることができました。
この後、上高地の近くの高原で宿を取ることにして、翌日の連休中日・日曜日に上高地に出陣でした。

 上高地ではオオイチモンジのポイントに到着する前の河原場所で、♂個体に遭遇し、家内と再会を喜びました。当のポイントへは、10時15分頃になりました。
ここで、安曇野市のNさん親子、同市のNさん、富山市のIさんと少し歓談しながら、逃げないオオイチモンジや路上で吸水するシーンを撮影しました。しばらくして奥の方から、品川区のUさんが戻ってきて、ドロノキ当たりも♀の姿はなかったとのことでした。

 本来、オオイチモンジの2回目の撮影では、翅裏マクロ画像が課題でしたが、肝心の石垣部分には余り止まってくれないので、10時45分には切り上げて、タカネキマダラセセリ(タカネキ)のいる場所まで登山することにしました。
家内は敬遠して、下の大正池巡りを行うことにして、YODAは登山口に11:52に到着して、そこから登山を始めます。ところがバスのチケットを往復で購入済みのため、家内より16時半にはバス停に戻るように厳命されていました。

 登り始めてしばらくすると、蝶撮影と思われるカメラ持参の方が降りてこられたので、様子を聞くと山小屋の向こうを含めて広い範囲でタカネキは10匹はいたとのこと、他にはクモマベニヒカゲを見たけど撮影できなかったとのことでした。こちらの名刺を出してお伺いすると、愛知県春日井市のIさんとのことでした。Iさんの親切な情報に気をよくして、先を急ぎますが、結構な勾配が続き、最初バスの時間を気にしすぎて急ぎ過ぎたのか一時間も進むとヘトヘト状態になります。晴天の太陽も容赦なく照りつけるし、登山としては山小屋まで往路が2時間半のコースだと言うし、どこまで登ればタカネキに遇えるのかもよく分からなかったので、このままここで一時間ぐらい休みを取って引き返そうかと何度も思いました。

 そのくらいしんどい思いをしながらも足を進めると、なんと少し明るくなった場所で蝶の撮影者がいるではないですか。港区のSさんでした。YODAがその場所に着いたのは13:30頃ですが、その方は朝の10時からこの場所で粘っているとのことで、タカネキの交尾画像を見事に修められていました。クモマベニがごくたまにしか飛来してこないので、その満足のいく画像のために粘っているところでした。
YODAはこの場にいらしゃったSさんが神様のように思えて安堵するとともに、少しふらつきながらも初見のタカネキの撮影を開始しました。

写真1☆ タカネキマダラセセリ♀ 閉翅・吸蜜@ハクサンフウロ13:37
(DMC-GH1+Sigma105mmマクロF2.8 1/160 F9-0.3EV ISO200切り出し)
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6153429.jpg
 花がここに少し集中しているためか、逃げてもすぐに戻る感じでした。

写真2☆ タカネキマダラセセリ♂ 閉翅・吸蜜@ハクサンフウロ13:38
(EOS7D+70-200F4+×1.4 280mm 1/500 F8 ISO200 切り出し)
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_615523.jpg
 ♂の方は腹部も細くて、腹端に♂らしい毛毛があります。

写真3☆ タカネキマダラセセリ♀ 半開翅 側面上方・吸蜜@ハクサンフウロ13:39 GH1-105mm 1/160 F9-0.3EV ISO250切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6161070.jpg
 しかし、頑張って登って来た甲斐のあるデザインです。

写真4☆ 同上タカネキマダラセセリ♀ 半開翅 斜め前方・吸蜜@ハクサンフウロ13:42 GH1-105mm 1/160 F9-0.7EV ISO250
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_616267.jpg
 天気がいいと日向部分の花が飛びやすい感じです。

合成写真5☆ タカネキマダラセセリ♂ 飛翔13:53 (クリックで拡大表示)
(EX-FH100 1/6400 F3.2-0.3EV ISO800パスト連写)
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6164518.jpg
 余裕が出てきたので、飛翔画像にトライです。 
明るい屋外でISO800の設定はやり過ぎの感じになりました。 
しかし、綺麗な個体の開翅画像はこれしかありません。

写真6☆ タカネキマダラセセリ 吸蜜@ハクサンフウロ13:55 FH100 1/200 F7.5-0.3EV ISO100 
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6172576.jpg
 広角生態画像に挑戦です。

写真7☆ 同上タカネキマダラセセリ 吸蜜@ハクサンフウロ13:56 FH100 1/200 F7.5-0.3EV ISO100 
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6174576.jpg
 蝶が構図に対して直交する瞬間を撮影するのは難しいものですね。早々にあきらめました。
(今から考えると、これこそパスト連写の御世話になるべきでした・・・・・)

写真8☆ タカネキマダラセセリ♀(奥が♂) 吸蜜@ハクサンフウロ14:01 GH1-105mm 1/250 F9-0.0EV ISO100切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6181099.jpg
 ♀のところに♂がちょっかいを出しに来ました。

写真9☆ 同上タカネキマダラセセリ♂(奥が♀) 求愛追尾14:01 GH1-105mm 1/160 F9-0.0EV ISO125切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6182789.jpg
 ♂がしつこく♀につきまといますが、交尾は成立しませんでした。この♀はSさんが午前中に撮影した交尾カップルのご本人かも知れないと想像しました。
 これと前後して、クモマベニヒカゲがようやく飛来して来ましたが、吸蜜するふりをして、すぐにまた谷の方へいってしまいました。たまに通過する登山の方々と「このタカネキマダラセセリはここでしか見られない貴重な蝶です」とか歓談しながら、Sさんと辛抱づよく待つと、その後数回飛来してきました。

写真10☆ クモマベニヒカゲ→♀雌 飛翔14:57 7D 280mm 1/400 F8 ISO640切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6185331.jpg
 我々の周囲を止まらずに飛んでいる最中を連写しますが、なんと飛翔撮影モード(マニュアル設定:1/2000 F8)になっていませんでした。
もう一台連写のできる広角カメラがあるとミスも少ないのかもしれません。

写真11☆ 同上クモマベニヒカゲ→♀雌(訂正2014.7.30) 休止@葉上14:58 7D 280mm 1/500 F8 ISO500切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6191395.jpg
 その後、登山道の少し上で止まった気配があり、駆けつけて、翅表はなんとか撮影できました。
新鮮個体で、これも生涯初見なので感激です。

写真11☆ 同上クモマベニヒカゲ→♀雌 休止@葉上14:59 7D 280mm 1/400 F8 ISO500切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6194078.jpg
 この後に飛び出しシーンがありますが、これも飛翔モードになっていなかったため、
動体ブレの大きいものになり、掲載できなくて残念です。
明るい場所では、常時1/2000固定の方がよかったと反省しきりです。

写真12☆ タカネキマダラセセリ♂ 閉翅・吸蜜@グンナイフウロ15:01 7D 280mm 1/2000 F8 ISO1600切り出し
タカネキマダラセセリ  確かに高嶺のチョウでした。  2010.7.18上高地_a0146869_6195991.jpg
 クモベニ休止場所では違う花に吸蜜しているシーンもありました。

結局、クモマバニヒカゲの方は翅裏の雲間模様が撮影できなくて残念ではありましたが、最終バスの時間もあり、15:05にはその場を後にしました。
途中で一回休憩して、登山口に到着は16:07でした。
諦めかけていた蝶の撮影もできて、帰路は疲れが累積するものの気持ちよく下山できました。(上高地編続く)

当地で交流させていただいた方々、大変ありがとうございました。
by yoda-1 | 2010-07-20 23:15 | タカネキマダラセセリ