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#1・ウラクロシジミ♂雄 2017.6.10 16:17埼玉西部
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21270426.jpg
この日は全国的に気温の高い日であり、飛びまくって静止しないかと思いきや、現地の空気はヒンヤリしていました。
ウラクロが探雌飛翔する沢沿いはすでに日射が当たらないことも気になりましたが、止ると開翅を始めました。3年間ここに通って初めてのことでやや興奮しました。

#2・ウラクロシジミ♂雄 2017.6.10 16:58埼玉西部
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21273066.jpg
帰り際に、下方に止った個体も開翅を始めました。シメシメと思いましたが、翅表に汚点のある個体であったのが残念です。♀雌の表も撮れていないし、また来年以降もウラクロ詣でが続きそうです。

翌日6/11(日)は、那須塩原市のクロミドリシジミ、ウラミスジシジミを観察しに遠征しましたが、未発生のようでした。

先週末土曜日は、群馬県北部で探蝶も、アサマシジミを見ることはありませんでした。(採集の方々に聞くと少数の個体はいた模様)
そのまま新潟県に入ると、ウスバシロチョウやサカハチチョウが複数観察されました。
ところどころで、モンシロチョウのようなキアシドクガが群舞しておりました。
翌6/18(日)は天気予報では新潟市より北部では晴れのハズですが、うす曇りで太陽の姿がありません。しかも山の裾野は霞が垂れており、とても蝶が飛ぶ感じがありません。そこで新潟での探蝶は諦めて、そこから福島経由で、那須塩原市を再訪することにしました。

#3・クロミドリシジミ♂雄 2017.6.18 12:29那須塩原市
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21274334.jpg
気温も22℃ぐらいで低めなので、降りてくれる個体もいるだろうとチェックすると、素直に降下する個体あり。開翅する前に接近し過ぎで樹上に戻りました。

#4・ウラミスジシジミ♂雄 2017.6.18 13:06那須塩原市
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21280965.jpg
これも素直に降下です。なかなか開翅しないので、しびれを切らしてのパスト連写でした。
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21285119.jpg
久々のトライでかなりのピンボケ。
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21290393.jpg
樹上戻る前の止り位置で、半開翅もありました。
後翅側で手前に葉が被っていて残念でした。
大きく開翅するには、もっと寒い時がよいのか、薄日の当たる状況が必要なのか。
なかなか開翅してくれない蝶への興味が尽きません。

◆月刊むし2017年7月号・ゼフィルス特集号
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21320158.jpg
当方も、「オナガシジミ、ウスイロオナガシジミとミズイロオナガシジミ」で参加できました。
画像提供の蝶友の方々ありがとうございました。
目次内容はこちらでご確認ください。  

◆旧北区の蝶・ヒョウモンチョウ類その1(第二版) VK Tuzov GC Bozano
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21320848.jpg
最近の活動と月刊むし記事案内_a0146869_21322014.jpg
これは最近Bozano博士から出た第二版。
私は昨年12月の蝶類学会で「国内のウラギンヒョウモン」の発表を行った手前、
イタリアのBozano博士から、ヤマとサトはどう違うのかなど、矢のように質問を受けました。
結果、ヤマウラギンはArgynnis xipe の亜種扱い、サトウラギンはA. voraxの亜種扱いで載っています。亜種名は??としています。
これは、六本脚で購入できます。


早く、両種の記載論文が出されるといいですね。


# by yoda-1 | 2017-06-19 22:30 | ☆探蝶記一般

最近の活動と2017年春の推薦図書

大変ご無沙汰しております。
本日は家内に後押しされて、県内のミドリシジミの公園に出向くと、朝気温が上がるとともにわんさか出てきました。
#1・ミドリシジミ♂雄 2017.6.4 さいたま市
最近の活動と2017年春の推薦図書_a0146869_12385026.jpg
今季初めてお会いする蝶友の方々も多く、楽しめました。
♀雌もいましたが、O型・B型ばかりでなかなかA型・AB型に遇えません。(じっくり粘ればその機会があるのでしょうが)

先週は、月刊むし7月号への投稿に絡んで、ミズイロオナガ探しでした。
#2・ミズイロオナガシジミ♂雄 2017.5.27 三芳町
最近の活動と2017年春の推薦図書_a0146869_12440613.jpg
この6月20日過ぎに発刊予定のゼフィルス特集号では「オナガシジミ、ウスイロオナガシジミ、ミズイロオナガシジミ」を掲載予定ですが、これらの種類の雌雄差を検証する際に、♂雄の正面画像がありませんでした。(撮影画像をチェックしてこれまで4回ぐらい正面画像を撮っていたので、一つぐらいは♂雄だろうと思っていたのがすべて♀雌でした。オナガとウスイロの正面画像は皆無で、今後の課題です)

その前の週は2017.5.19-22の四日間で、北海道へエゾスジグロシロチョウ・ヤマトスジグロシロチョウの調査旅行でした。
家内も同伴で、途中いろいろ運転を交替してくれて、4日間での走破距離は約1600kmにもなっていました。
#3・摩周湖 2017.5.19
最近の活動と2017年春の推薦図書_a0146869_13055305.jpg
よく晴れておりました。この日に泊まった屈斜路プリンスホテルでの日の出も最高でした。

この北海道遠征はいろいろな種類を見るという行程ではなかったのですが、次のミヤマカラスアゲハがいました。
他に、エルタテハ・シータテハ・キベリタテハ・クジャクチョウの越冬個体,ミヤマセセリ、キアゲハ、サカハチチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、スギタニルリシジミ、ルリシジミなど。
本来、ヒメギフチョウ・チャマダラセセリなどもこの時期の観察対象なのでしょうが…。
スジグロ系観察場所では、ツマキチョウも多くいました。オオモンシロチョウもたまにいて個体数は少ないものの健在なよう。
街中や耕作地の近くにいるシロチョウはモンシロチョウが主体で林縁や林道ではスジグロ系に入れ替わってきます。

#4・ミヤマカラスアゲハ♂雄 2017.5.21長万部町
最近の活動と2017年春の推薦図書_a0146869_13103276.jpg
実感できたのは、道東地域ではどこでもエゾスジグロシロチョウとスジグロシロチョウが混棲し、道南地域ではどこでもヤマトスジグロシロチョウとスジグロシロチョウが混棲しているということでしょうか。
(どこでも書きながら、チェックできた箇所はごく限定的ですが、混棲はごく普通でした)

◆2017春の推薦図書
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

くらべてわかる昆虫 識別ポイントで見分ける [ 永幡嘉之 ]
価格:1944円(税込、送料無料) (2017/6/4時点)



保全協会理事である永幡嘉之さんによるもの。「日本の昆虫1400」で多用された白紙上の深度合成画像も伊丹市昆虫館の奥山清一氏のものが使用され、通常のフィールド画像もあり、眺めていて気軽に楽しめる内容に。(ダンダラさんのお名前が、特別写真協力の欄にありました)
チョウの部分では掲載・校正ミスも残っているのでこの機会に指摘しておきます。
・p.18のアゲハ夏型♀雌は、♂雄の画像を使用しています。
・p.120のアカシジミとカシワアカシジミは画像が入れ替わっています。
(初版にはよくあることで、本書の価値を損じるものではありません)

国内のこの種の本は昆虫啓蒙書であり、これに載っていない種類も多々生じますが、逆にここに載っているのに未撮影だったり、未見なものがあるときに
まだまだ自然観察が足りないと自覚できるものでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

原色図鑑世界の美しすぎる昆虫 [ 丸山宗利 ]
価格:864円(税込、送料無料) (2017/6/4時点)


こちらは「丸山宗利」さんの著作には外れがないとの思いで購入しましたが、なんと監修でした。使用されている写真は海野和男さんのものが多いですが、丸山博士の監修で、世界のフォトジェニックな昆虫を概観しながら、昆虫の形態や生態の基礎を、少し学術的にまとめた印象のものです。
YODAが未見のクロミドリシジミの幼虫まで掲載され、少し悔しい思いもさせてくれるものでしょうか。(このクロミドリは第4章の擬態する昆虫で紹介されていますが、ここにある「ハラブトゼミ」はなかなか画像から発見できませんでした)
先の「くらべて分かる昆虫」にしてもこの「世界の美しすぎる昆虫」にしても、実際の編集者の苦労はなみなみならないものがあるでしょう。
出版おめでとうございますと労いたいものです。



これは保全協会のMLで著者ご本人からの案内があって、さっそく購入したものです。
学生時代は、京大蝶類研究会のご出身らしく、チョウに関する話題も多く、勉強になります。
特に異種の♀雌にアタックする♂雄はごく普通のことであるというくだりはよく共感できました。
ゼフィルスの飼育時の代用食は多くあることが生態学上なにが問題視されるのかは、こちらの不勉強でよく理解できませんでした。
(母蝶はふつうその樹種に産まないが、幼虫はおいしくその代用食樹をムシャムシャ食べてしまうという現象)
ウラナミジャノメの部分は、年一化と多化性を分けるものはなになのか、まだよく解明されていないテーマが蝶もたくさんあることを実感です。(このウラナミジャノメの研究では、珠玉の標本箱(15)にも、同じ京大蝶研の竹井一さんの記事があり、蝶研OBの層の厚さを感じます)
本書では各種進化論における重要文献のリストが巻末にあり、この方面の入門者には必携のものではないでしょうか。
生物の多様性の海に、出港していくには若さと熱意が必要なこともよく理解できました。

◆井上A尚先生による講演会・屋外観察会
チョウ観察の基礎・応用・屋外観察が学べる貴重な機会なので、是非ご参加ください。
以下井上さんのメールをそのまま転載します。

このたび東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」の中の「バタフライ・ウォッチング - 専門家はチョウをどう観ている?」という市民公開講座で、本会会員の私こと井上 A.尚と、倉地 正氏とで、講演会および野外実習をさせて頂くことになりました。

倉地氏の講演内容は、倉地氏が長期に渡り集積したチョウの発生状況/経年変動のデータからどのような結論を引き出せるかという、言わばビッグデータの活用法の1端を示すものです。対して、私の講演内容は、チョウに無理強いをすることなく、どうしたらチョウたちに実験されていることを楽しんでもらえるか、について試行錯誤した結果をお話しします。

また夏の野外観察会は、東京都八王子市裏高尾の『日影沢』を候補地としました。ただこちらは小下沢に比べて林道の登りが急ですので、どこまで歩くかは、参加希望者の顔ぶれをみた上で、判断します。

更に、観察会の後追い企画として、今回、参加者の方が得た写真などを持ちよって、どんなことが判ったか、を解説する事後学習会の開催も予定しています。次のHPに日程や場所、講演内容に関する資料があり、申し込みも、こちらのサブサイトから登録するようになっています。

http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/2017/post-2429/

なお情報の拡散にご協力頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

井上 A.

追記、ポスターも作成されました。


http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2017/05/Butterfly.pdf






# by yoda-1 | 2017-06-04 14:07 | 図鑑・図書

月刊むし2016-4月号の案内


久々の投稿になります。

今週発売となる月刊むし4月号では、小生の近縁種連載(13)の「コヒョウモンとヒョウモンチョウ」比較記事が掲載されます。

月刊むし2016-4月号の案内_a0146869_22433748.jpg

なんと久々のギフチョウ特集になっております。ページも通常の64ページが、72ページものです。過去のものを含めて、月刊むしの注文は下記をご覧ください。
⇒月刊むし2017年4月号


以下、例によって推薦図書にします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

だから昆虫は面白い [ 丸山 宗利 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


蝶の世界を離れて、一息の絵本として最適。若手昆虫学者の新種発見エピソード集も楽しめます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

珍奇な昆虫 [ 山口進 ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


学習ノートの写真で有名な山口進さんの昆虫記です。
世界各地での撮影経験から、従来の通念からはずれる驚きの生態を集めたエッセイでしょうか。昆虫写真家の職業としてやっていける数少ない人ですが、この方の名著である、「五麗蝶譜 シジミチョウとアリの共棲」なかなか安い価格で出品されません。

日本と世界のホシミスジ(月刊むし・昆虫図説シリーズ 10)
福田晴男・美ノ谷憲久, 2017

これは国内の一種にその研究情熱をささげたお二人が、近隣諸国の状況も網羅しながら、その変異を調べ上げた快作です。わたくしもそろそろどの蝶でいくのか決めていく必要がありますが、月刊むしの連載も可能な限り国産種を網羅していきたい思いもあります。
内容の紹介はこちらを参照ください。


# by yoda-1 | 2017-03-20 23:07 | 図鑑・図書