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ギンイチモンジセセリなど 埼玉県東北部 2016.4.14

4月はじめに、尿路結石で入院していて、本日はその予後検査のため、先生の外来診察日に合わせて会社を休みにしておりました。まだ腎臓の中に他の石があるものの、これは様子見にしましょうということで、ひとまずは卒業することに。

前泊入院して諸検査し、2日目の昼前に生まれて初めての全身麻酔による手術でしたが、なるほど目が覚めたら約1時間の手術は終わっていました。翌日(3日目)の回診までは尿意があってもベットから動けず、管を通して排尿ですが、尿意があるとやけに痛いので、痛み止めをもらうことに。管をとってからは、自由にトイレにいける幸せを感じるも、これまた尿意があるときに、ステントを残している当たりの尿管や片側の腰がかなりうずきました。4日目にステントも撤去してもらいようやく痛みからの解放でした。

この痛みはもう二度と味わいたくないと、色々調べてみると、なんとウラジロガシのお茶が結石と溶かしてくれるという。これは「ヒサマツミドリシジミ」になった気持ちで再発予防ができるとはうれしいと思って、先生に聞くと、君の結石は、シュウ酸カルシウム系なので、効果がないとのこと。
シュウ酸を含むほうれん草やタケノコなどを控えるのはよいとして、ワインもビールも、しかも日頃多飲しているお茶もコーヒーも全部控えめにしないと、結石のできやすい体質は変わっていかないとかで、困ったものです。

本日の診察後に、昼からの天気も回復したので、今年一度も行っていないトラフシジミの里にいってみることに。スジグロシロチョウ以外のチョウの影は薄いが、ホソオチョウは今年も元気いっぱいでありました。川側にギンイチを探すも、黄色の菜の花で埋め尽くされている感じでその姿なし。

#1・モンシロチョウ2♂雄+1♀雌
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しかたないので、川面の上で戯れるモンシロチョウを撮影。たまに、♀雌が水面にタッチしているように見えた。

#2・スジグロシロチョウ・交尾
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モンシロチョウの交尾もありましたが、どちらも♂雄主導で逃げ回ります。

#3・ホソオチョウ♂雄
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♀雌を見つけるのがやや大変ですが、当地でお会いした旧式のEF100-400mm使用のご年配の方によると、他の場所で産卵していたとのこと。時間をかけて探す対象でもないので、深くは聞き出さずでした。

寄居町図書館に用事があるので、移動開始で所用を済ませ、その帰路にいい感じの河川敷があるので、寄ってみると、なんとギンイチが見つかりました。
#4-5・ギンイチモンジセセリ♂雄 16:47-50
a0146869_21471966.jpg
 
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 新鮮であれば、羽化したばかりのようだとなるのですが、もうすでに破損しておりました。

今年は神奈川県のギフチョウ詣でもなく, 退院後の最初の週末の土曜日は、ヤマトスジグロシロチョウの春型撮影のために栃木県へ。日曜日は、月刊むし6月号用の原稿書きが佳境に入っておりました。この週末も土曜日は、今年の秋にある鱗翅学会大会の下見のために、日大・湘南キャンパスへいく用事があり、日曜日は原稿の最終仕上げでつぶれる予定です。
# by yoda-1 | 2016-04-14 21:53 | ギンイチモンジセセリ

月刊むし4月号発売中(クイズの答え)

当方の比較記事が4月号に載っております。
是非ご一読ください。

近縁種識別(8)スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(春型)
a0146869_623286.jpg

http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/gekkanmushi-new.htm

いろいろ事例画像を集めていくと、分量も多くなったので、夏型の比較記事は、
6月号に載せてもらうことにしました。(5月号は、2015蝶界の振り返りなどで余地なしです)
7月号は今年もゼフィルス特集号なので、これも当方は頑張って「アカシジミとキタアカシジミ」を載せてもらう予定になっています。

春のチョウが続々発生しているのに、なかなかフィールドに出れない状況がありますが、
今年は土日のうち、片方は必ず屋外活動にしたいです。
それぐらいの運動をしないと、体力がどんどん失われていく感じです。
この春は、今回の掲載記事で苦労したヤマトスジグロシロチョウの春型♂雄裏の撮影を第一目標にしたいです。
マイクロフォーサーズでいいカメラ・レンズが発売されていますが、毎年のように新型機を購入していると、それはそれで少し無謀であります。

鱗翅学会関東支部・春のつどいでの発表もおわりました。
20分というのは本当に短い感じですが、仕方ありません。
今回、タテハチョウ亜科の雌雄識別という演題で、シータテハ・キタテハ・キベリタテハ・ヒオドシチョウ・ルリタテハを対象に、どのように雌雄差があるかの報告です。
それぞれ独自の雌雄差傾向があるのですが、20分の中でそれぞれを詳述するのは不可能でありました。

画像は自分の分だけでは不十分なので、今回もごまさん・杉並Mさんのお世話になりました。
ありがとうございました。
キベリタテハの雌雄差は非常に難解ですが、そもそも♀雌の画像がありません。ごまさんは1♀雌を撮影されていましたが、YODAは♀雌は翅裏画像しかありません。フィールドガイドに掲載されている♀雌画像はどうも表も裏も♂雄のようです。(訂正2016.3.31、表画像は♀雌でOKでした)

キベリが出てくるまでまだまだ先のことですが、今年はシラカンバの山に入って♀雌の表を撮影するのが目標です。その辺の山道で地面や岩・露出した切土で口吻を伸ばしている個体はすべて♂雄のようです。
皆さんも、フィールドガイドの図鑑写真に採用されるように、是非トライしてみてください。

もう一つよく分かったのが、キタテハ夏型を翅裏画像から雌雄識別するのも結構難解な場合があるということでした。これも先のことになりますが、今年はキタテハ夏型もしっかり観察したいです。

◆キタテハ秋型の雌雄判別クイズ
a0146869_724885.jpg


このうち、♀雌は何匹いますか? で春のつどいの演題が始まりました。
秋型は模様に違いが出て、コツを得ると簡単です。(答えは、Moreに記載しました)

More☆キタテハの♀雌の数
# by yoda-1 | 2016-03-24 07:04 | 図鑑・図書

2016年1-3月の推薦図書+講演会

皆様

更新が滞っていて恐縮です。
いろいろ所用が入ってなかなか余裕が出てきませんでした。
3月末には、尿路結石の破砕手術で入院することになりました。
その前にやることをたやっていないと、春からの週末を屋外活動にいけない感じになります。
論文や記事投稿活動で週末の運動がなくなり、本当に体の筋肉が衰えた感じです。

◆2016年1-3月の推薦図書
虫のしわざ観察ガイド

虫のしわざ観察ガイド
著者:新開孝
価格:1,944円(税込、送料込)
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これは新開さんの新作で、これまでフィールドで気になっていた昆虫の食痕の犯人を楽しく教えてくれます。チョウも多くカバーされており、フィールド観察者必携の感じです。
よく観たような感じの食痕も多く、おおこんな虫かと驚くことも多いです。

世界のタテハチョウ図鑑

世界のタテハチョウ図鑑
著者:手代木求
価格:32,400円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは手代木さんのライフワークとして、価値の高いものでしょうか。
タテハチョウ科のチョウの亜科・属を網羅し、多くの種類で幼虫の形態を含めて特質がどこにあるのか、深く研究したものになっています。個々の種類に対しての分類学的知見・成虫・卵・幼虫の形態の描写・食草の紹介も充実しており、アフリカ産ではしばしば、卵・幼虫・食草が未解明とかなっているのが、なんともロマンを感じます。
少しお値段が張りますが、コストパフォーマンスは抜群です。
私もいつかは、生きたミイロタテハ・モジタテハを実見したい夢が刺激されてきました。

奄美群島の自然史学

奄美群島の自然史学
著者:水田拓
価格:4,860円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


何故、在来亜種のアカボシゴマダラは、奄美大島だけにいるのかの記事を期待しましたが、その話題はありませんでした(笑)しかし、甲虫を含む他の生き物で、その系統分析と奄美群島を含む南西諸島の形成史のような系統地理学の読み物として、すごく勉強になるように思いました。
野猫やマングースなどの外来生物の影響など、地域固有種を守ることの大変さも実感できます。

◆月刊むし掲載記事の予告
屋外に出ることの少ないときに、一気にまとめたいものですが、それぞれに時間のかかるものですね。多くの蝶友の方々に画像の借用をお願いしないといけないし。
・2016年4月号・・・近縁種(8):スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ前編(春型)
これは校正も終わり、3月20日前後に発行されます。
どの程度紛らわしいかの例示のために、12ページ半もの記事になりましたが、ご期待ください。

・2016年6月号・・・近縁種(9):同上後編(夏型)
・2016年7月号(ゼフィルス特集号)・・・近縁種(10):アカシジミとキタアカシジミ

◆行事
・2016.3.12(土) 蝶類科学学会 総会と講演会@田町駅
   http://butterflysociety-jp.org/
この講演会で、北原さんの「日本のウラギンヒョウモンは2種いる」を楽しみにしています。

・2016.3.19(土) 鱗翅学会関東支部・春のつどい@モンベルクラブ渋谷店
  http://lepi-jp.org/event3/fr_event.htm
 私もタテハチョウ亜科の雌雄差で講演します。
限られた講演時間なので、余り多くのことは説明できませんが、キタテハを撮影して雌雄どちらか悩んでいる人は是非ご参加ください。

・2016.3.21(月・祭日)第6回 関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い@大阪市立自然史博物館
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/
 シカ害で全滅した可能性のあるウスイロヒョウモンモドキをいかに復活させるか。

・2016.3.29(火)昆虫4団体共催公開シンポジウム 「昆虫類をめぐる外来生物問題と対策」@大阪府立大学
http://www.entsoc.jp/

# by yoda-1 | 2016-03-10 06:17 | 図鑑・図書