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カテゴリ:ヒメキマダラヒカゲ( 2 )

ヒメキマダラヒカゲ  顕著な雌雄差  2009-11.11.3

本年・文化の日(11月3日)には秩父方面へ、県内のクロツバメシジミを観察しに行きましたが、その際に「秩父の蝶」のtef_teffさん主催のヒメキマダラヒカゲ幼虫観察会に合流できる好運を得ました。

#1-3・ヒメキマダラヒカゲ 食痕状況と幼虫群 2011.11.3秩父市
a0146869_6344198.jpg
a0146869_6345710.jpg
a0146869_6351828.jpg
 #1:このようにササの葉の途中部分が食べられて、中央の葉脈だけが残っていました。
残りの画像はその葉先裏にいた幼虫群を撮影です。
数の多さにビックリしていて、幼虫の正面顔を撮影するのを忘れておりました。再訪して再撮影予定ですが、たぶんこの状態のままではないかと推測します。
tef-teffさんによると、周辺を探したがここにしかいなかったとのことでした。
越冬幼虫なので、このように集団越冬するのかもですが、生態図鑑によるとこの集団性は成長につれて次第に薄れるとのことです。
tef_teffさん、ご案内ありがとうございました。
ご同行させていただいたbanyanさん、ダンダラさん・奥様、お疲れ様でした。


・ヒメキマダラヒカゲ Zophoessa callipteirs (Butler, 1877)
・分布:北海道から九州(熊本県)までの山地(北海道・東北などでは低地にも)
・海外分布:サハリン
・食草:クマザサなどの葉の大きいササ類(イネ科)
・化数:基本年一化だが、山陰地方では年3化。
・越冬:幼虫

08年の探蝶開始で、初見は2008. 7.19の志賀高原でしたが、7月中旬から8月上旬の中部地方の山地ではうじゃうじゃいるのではないでしょうか。

◆これまでの主な撮影
#4・ヒメキマダラヒカゲ♂雄 テリ張り 2008.8.12山口県周南市・長野山緑地公園 
a0146869_6354715.jpg
これは中国地方最西端の分布に近い場所で。YODAの昆虫少年時代は下関市なので、そこにはいなかっただけに少し感動の対面でした。

#5・ヒメキマダラヒカゲ♀雌 半開翅 2008.9.14長野県佐久市 
a0146869_6361537.jpg
これは佐久市の山中をうろうろしている際に遭遇です。目下の最遅観察記録です。

#6・ヒメキマダラヒカゲ♂雄 開翅 2009.7.11上高地 
a0146869_6362783.jpg
 オオイチモンジ観察のついでに。
本画像で判るように、♂雄の前翅表には主な翅脈に黒色の性標が走ります。

#7・ヒメキマダラヒカゲ♀雌 開翅 2009.8.15奥日光 
a0146869_6364479.jpg
 ♀雌の方には翅脈に黒条はなく、前翅亜外縁の明色斑もより明るくなります。
その前に腹部の長さが極端に短く、なにか途中でぶつ斬ったような形状になっています。

蝶一般に♂雄の方の腹部が長い(または後翅肛角部位置との比較で長く見える)ですが、それは交尾時に♀雌の腹端を見ながら自分の腹部を曲げるために所定の長さが必要だということで了解できます。他方で♀雌の方は多くの卵を内蔵しているので、余り長いと強度上も飛翔上も不利になるので♂雄よりは短めのことが多いようです。
例外的に懸垂して産卵するヒメシロチョウの♀雌は、その姿勢から長めの腹部が必要だと頷けます。

こんな短い腹部のヒメキマヒカゲですが、生態図鑑によるとササの葉裏にあるていどまとめて産卵するようですが、その現場に出くわして、産卵時の腹部の姿勢を確認してみたいです。

#8・ヒメキマダラヒカゲ♂雄 吸蜜@??? 2010.7.24長野県東御市 
a0146869_638379.jpg
 これは当地のミヤマシロチョウ・ミヤマモンキチョウ観察の山道で。うじゃうじゃいました。

#9ー10・ヒメキマダラセセリ♂雄(別個体) 口吻活動@枯れ株、YODAの指 2011.7.16長野県安曇野市 
a0146869_6395990.jpg
a0146869_6402153.jpg
 これはタカネヒカゲ観察の山道で。ここにはヤマキマダラヒカゲ、クロヒカゲもうじゃうじゃです。

#11-12・ヒメキマダラセセリ♂雄(別個体) 開翅、閉翅@岩上 2011.7.17長野県安曇野市  
a0146869_6431770.jpg
a0146869_6434087.jpg
 #11:これは黒い個体でした。#9の帰路ですが、結局この山道では♀雌個体は少ないのか撮影できていませんでした。
#12:♂雄はとにかくこのように前翅形が尖ります。

#13・ヒメキマダラヒカゲ♀雌 吸蜜@ヨツバヒヨドリ 2011.8.6群馬県片品村 
a0146869_644371.jpg
 採集者の方々の人数がオオゴマシジミの目撃数より多かった場所で。

こうやって整理してみると♀雌の真横翅裏画像がないことが判明です。
来期の課題にしたいです。
  
by yoda-1 | 2011-11-09 06:44 | ヒメキマダラヒカゲ

ヒメキマダラヒカゲ 水上移動と水浴び  2010.9.4群馬県

先週の土曜日の東信方面で出会った、水上移動するヒメキマダラヒカゲの紹介です。
ヒメキマダラヒカゲは、少し高所の山地にいくと、場所によってはうじょうじょいるヒカゲチョウの仲間でしょうか。
ヒカゲチョウの仲間としては、よく花に吸蜜しにくるし、出始めに何枚か撮影すると、あとはジャノメチョウのように、余り撮影意欲の湧かない種類なのかもしれません。

写真1☆ ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:48
(EOS7D+70-200F4+×1.4 98mm 1/160 F8-0.3EV ISO640 切り出し)
a0146869_54747.jpg
 足元から飛び出したヒメキマは、悲しくも小池の水面でした。

写真2☆ 同上ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:48 7D 280mm 1/500 F8-0.3EV ISO3200
a0146869_542338.jpg
 少し風があるのか、水面を移動していきます。

写真3☆ 同上ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:49 7D 280mm 1/500 F8-0.3EV ISO3200
a0146869_575637.jpg
 たまに、片方の翅が水面に触れたりしました。

写真4・5☆ 同上ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:49 7D 280mm 1/400 F8-0.3EV ISO2500
a0146869_581833.jpg
a0146869_58379.jpg
 より開翅することで、バタつき解消です。
水紋は出続けるので、ひょっとしたら後ろ脚を動かしているのかもしれません??

写真6☆ 同上ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:49 7D 280mm 1/320 F8-0.3EV ISO3200
a0146869_59646.jpg
 アメンボの気持ちです。

写真7☆ 同上ヒメキマダラヒカゲ♀ 水上移動09:49 7D 280mm 1/250 F8-0.3EV ISO3200
a0146869_594012.jpg
 前回紹介の画像。この後、十分に水際に近づいたので、YODAの指に留まらせると、しばらくいて元気に飛び出しました。

風が少しで強くなると難しいように思いますが、水面に着地してもうまく姿勢を保つものだと感心しました。渓流とかだと、淡水魚の餌になってしまうこともあるのでしょうか。

しばらく、その小池の周辺で探蝶していると、別の個体(翅の傷み具合の違いで識別)が、今度は自ら「水浴び」しているようなシーンを目撃しました。これは連写を合成して紹介します。

合成写真8☆ ヒメキマダラヒカゲ たぶん♂? 水浴び09:52 7D 280mm 1/320-1/500 F8-0.3EV ISO1250-2000本体切り抜き合成
***クリックで拡大画像が開きます***
a0146869_5103262.jpg
 蝶もたぶん、この猛暑に我慢できなかったものと思われます。
小池の水温はそれはヒンヤリしていました。
by yoda-1 | 2010-09-09 05:10 | ヒメキマダラヒカゲ