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カテゴリ:アサマシジミ( 5 )

アサマシジミ 北海道亜種・イシダシジミ 2013.7.13北海道07

アサマシジミLycaeides subsolanusをどのように亜種分類するかについては、いろいろ議論があるそうです。
地域個体群の斑紋や形質に一定の傾向があり、他地域との差異が明確な場合には亜種に昇格するようですが、それぞれの地域でもバリエーションがあり、その特徴の範囲が結構ラップしてしまう場合には亜種としての独立は難しいのだとか。

今年の北海道遠征ではこの北海道亜種L.s.iburiensisを2♂雄・2♀雌の観察でしたが、確かに図鑑に記載のある北海道亜種の傾向にあるようでした。

#1-3・ アサマシジミ・北海道亜種 ♀雌A 
a0146869_444789.jpg
a0146869_453511.jpg
a0146869_454587.jpg
 #3はLEDライトが当たっている状態で、ナチュラルなものではありません。(笑)
北海道亜種の♀雌はこのように後翅亜外縁の橙色班の発達が貧弱だそうです。

#4-5・ アサマシジミ・北海道亜種 ♀雌B 
a0146869_4105744.jpg
a0146869_411985.jpg
 本州の2亜種(亜種アサマシジミ、亜種ヤリガタケシジミ)よりは♀雌の翅裏が白っぽいとのこと。
確かにより新鮮な先の個体Aと合わせて、♀雌での翅裏の褐色度が高まる傾向が弱いようです。

    本州中部低山帯亜種(亜種アサマシジミ)は  →こちら  で過年度のものをご参照ください。

#6・ アサマシジミ・北海道亜種 ♂雄C 
a0146869_418040.jpg
 かなりの老個体ですが、前翅裏の翅頂側の朱色班の発達具合が弱く♂雄のようです。(腹端形状も♂雄ですが)

次の♂雄は新鮮ではないものの、♂雄の翅表を楽しめるものでした。
#7-10・ アサマシジミ・北海道亜種 ♂雄D 
a0146869_424244.jpg
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a0146869_4243140.jpg
a0146869_4243862.jpg
 亜種アサマシジミよりは翅表の青色部分の広がりがあります。
翅裏から、アサマシジミとヒメシジミを識別するのには、経験が必要な感じもありますが、この翅表の具合はなんともアサマファミリーを感じます。(翅表を見ればヒメとの違いは一目瞭然という意味です)

#11-12・ 同上♂雄D・翅裏 
a0146869_4302081.jpg
a0146869_4304033.jpg
 北海道亜種では、しばしば後翅前縁の2斑紋が融合するのだとか。

この♂雄C、♂雄Dの後翅裏斑紋を見ると、ヒメシジミ属3種の比較図で示した、斑紋列の平行度の比較項目② における傾向を逸脱するものになっています。

この辺の具合を本州中部低高山帯亜種である亜種アサマシジミL.s.yaginusとの比較図にしました。
#13・ 亜種アサマシジミ×亜種イシダシジミ 翅裏比較図 
a0146869_5461644.jpg
  このうち比較点②での二本の斑紋列の狭さと⑨の斑紋列の離れ具合は表裏一体のもので、片方が狭い分、⑨の離れ具合も広めになるようです。
比較点②に関連しますが、図鑑(学研・標準図鑑)では、「後翅前縁の2斑点はしばしば融合する」の記述になっています。

来期は残りの亜種であるヤリガタケシジミを撮影したいものです。

#14・ 亜種イシダシジミ ♂雄D 
a0146869_5481535.jpg
 この北海道亜種も次回訪問時は、少し早目の観察で新鮮個体の感動を味わいたいものですね。
by yoda-1 | 2013-10-25 05:50 | アサマシジミ

アサマシジミ  群馬県の個体も絶滅危機に。  2012.6.30群馬県

この週末7/7-8は、天気が良くないので7/7は自宅謹慎、7/8も午前中自宅も、午後少し晴れてきたので、近所を散歩した程度でしょうか。
おかげで北海道遠征疲れを癒すことができ、画像整理も進みました。残り3編を残すも、先々週末のことを先に掲載します。

アサマシジミを群馬県も限れてきた産地でみてきました。

#1ー2・アサマシジミ♂雄① 08:55 
a0146869_555710.jpg
a0146869_564597.jpg
 食草のナンテンハギは道路沿いに多く、アサマシジミもその辺でよく観察できるようです。

#3-5・アサマシジミ♀雌 09:04・・・60D-420mm 
a0146869_5104812.jpg
a0146869_511270.jpg
a0146869_5113896.jpg
 アサマの♀雌は翅表の色合いが撮影条件でいろいろ変化して楽しいです。

#6-9・同上アサマシジミ♀雌・・・Panasonic GH1-105mm 
a0146869_5144751.jpg
a0146869_515152.jpg
a0146869_5152076.jpg
a0146869_5155295.jpg
 先の#3-5が420mmで撮影で、こちらが105mmマクロレンズ撮影。どちらもF8.0ですが、背景の飛び具合がえらく違います。特に望遠撮影では蝶以外の周囲がえらく白くなります。
Canon特有なのか、他社カメラも同様なのか、よく分かりません。

#10-11・アサマシジミ♂雄② 10:20 
a0146869_5215945.jpg
a0146869_5221517.jpg
 路脇にある食樹のナンテンハギでの吸蜜シーンでしたが、すぐに飛んでしまい、YODAの周囲を低空飛翔したので、つかさずパシャパシャすると、うまく写っているコマがありました。

#12ー14・アサマシジミ♂雄③ 10:42 
a0146869_527199.jpg
a0146869_5281144.jpg
a0146869_529551.jpg
 これもナンテンハギでの吸蜜シーンで、落ち着いて開翅してくれませんでした。

ところどころで、ヒメシジミもいました。
#15ー17・ヒメシジミ♂雄(#17は別個体)
a0146869_5321275.jpg
a0146869_5322529.jpg
a0146869_5324083.jpg
 
 ここの個体は、他の産地のものより大きく感じましたが、翅のよれよれ感はヒメシジミ共通でしょうか。

#18・アカシジミ♀雌 
a0146869_544168.jpg
 クヌギから舞い降りてきた個体ですが、高所ではまだ新鮮でありました。

また今期撮影しそこねていた、ギンイチモンジセセリ・春型もいました。
#19-21・ギンイチモンジセセリ春型  ♂雄、♀雌、♂雄開翅 
a0146869_5353229.jpg
a0146869_536625.jpg
a0146869_5362077.jpg
 日頃河川沿いのススキのある場所で見ることが多いですが、山地の稜線沿いの草地でもよく発生しているとか。
実際に長野県の八ヶ岳系高所でも見たことがあります。

本命のアサマシジミは、結局見れたのは、3♂雄、1♀雌でした。
群馬県では初観察できて、うれしかったですが、この産地も残念ながら採集圧に曝されているようです。
by yoda-1 | 2012-07-09 05:42 | アサマシジミ

アサマシジミ  高原での渋い♂雄  2011.7.18長野県

先週の三連休の最終日の最後のイベントは、この時期に発生するアサマシジミです。
ちょうと、雄が発生期でした。

◆アサマシジミ♂雄・・・・4匹に相手していただきました。
#1ー2・アサマシジミ♂雄 12:52、13:04 
a0146869_2505351.jpg
a0146869_25147100.jpg
 この控えめな青さもたまりませんね。

#3・アサマシジミ♂雄 13:10 
a0146869_2523495.jpg
 なかなか全開してくれませんでした。
この青い鱗粉のない地色も、なんとも言えない色合いでしょうか。

#4-5・アサマシジミ♂雄 13:22 
a0146869_2525466.jpg
a0146869_253886.jpg
 この個体はこの場所ではより綺麗な感じでした。

#6ー7・アサマシジミ♂雄 13:30 
a0146869_2534521.jpg
a0146869_254362.jpg
広角と翅裏画像でしめくくりですが、広角はもっといい背景の機会がありながら、撮影を忘れておりました。
この翅裏画像でヒメシジミのそれとの見比べを昨晩1時間ぐらいしておりました。
そっくりでも微妙に違っているのが徐々に分かってきて、なんとも楽しい時間でした。

この場所では♀雌の発生はまだのようでしたが、昨年撮影の♀雌はこちらです。

この場所にいた旬な蝶を2種紹介です。
#8-10・フタスジチョウ♀雌 12:44-47 
a0146869_254237.jpg
a0146869_2543325.jpg
a0146869_2544798.jpg
 食草の一つであるシモツケが近くにあるので、産卵シーンかと思いましたが・・・。

#11-12・ギンボシヒョウモン ♂雄2匹13:05、♂雄+ヒメキマダラセセリ13:27 
a0146869_255650.jpg
a0146869_2555421.jpg
 アザミも咲き始めで、貴重な吸蜜場所になっていました。

貴重な三連休もいろいろな人に御世話になり、今年も充実しておりました。
感謝あるのみです。
by yoda-1 | 2011-07-23 02:56 | アサマシジミ

アサマシジミ  命がけの撮影!?  2011.6.19山梨県

この日曜日は、「てくてく写日記」のbanyanさん、「ヘムレンのNature Photo」のヘムレンさんとご一緒させていただきました。
早朝からのクロミドリシジミとのドラマティックな出会いは、すでにご両人がブログアップされているので、その次に訪問したアサマシジミを紹介です。

ヘムレンさんの案内でその地にいくも朝早いためか、余り飛翔しておらず、草むらに入ってみることになりますが、YODAの入ろうとした部分に、なんとマクシが鎮座していました。
優雅な蝶のブログに、人によっては鳥肌の立つマムシを掲載するのはためらわれるので、どうしてもご覧になりたい方のために下段のmore部分に掲載しております。

その後は3人とも、足元に注意しながら、恐る恐るの探蝶となりました。

#1-2・アサマシジミ♂ 8:54-58-7D・280mm、GH1-105mm
a0146869_65011.jpg
a0146869_6503595.jpg
実は♂の新鮮個体は初めての観察。アサマの独自の青色にほれぼれです。

#3-4・アサマシジミ♀ 8:59-GH1-105mm
a0146869_6511685.jpg
a0146869_6513638.jpg
♀の方は、ぐっとヒメシジミやミヤマシジミに似てきますね。でも両種よりは少し大柄に感じます。

#5-6・アサマシジミ♂ 9:04-GH1-105mm
a0146869_652576.jpg
a0146869_6522318.jpg
先の♂とは別個体。青の鱗粉が少し弱いでしょうか。

#7・同上アサマシジミ♂ 9:06-CX5 
a0146869_652543.jpg
 秒5コマのCX5で連写しているとこの後、偶然に飛び出しましたが、飛翔形が翅を打ち下ろしたシーンでいまいちでした。

#8-9・同上アサマシジミ♂ 9:11-GH1-105mm、CX5
a0146869_6533172.jpg
a0146869_6535728.jpg
この後、FH100の方でパスト連写にトライするも、ISO800の設定でも暗すぎて、SSがあがらずにブレブレの飛翔画像になりました。
基本曇り空の朝方ですから、撮影の制約もあって少し残念な天気ではありましたが、
アサマシジミの新鮮個体を撮影できて、ご機嫌でありました。

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by yoda-1 | 2011-06-21 06:54 | アサマシジミ

アサマシジミ レインボーママ。  2010.8.7長野県

この8月7日(土)にヒメオオさんと一緒に、アサマシジミ・ベニヒカゲ・アサギマダラ・ムモンアカシジミなどを東信でみたときの、アサマシジミを紹介します。

写真1☆ アサマシジミ♂ 休止@単子葉類8:05
(DMC-GH1+Sigma105mmマクロF2.8 1/100 F8-0.0EV ISO800)
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 撮影当時は、これな何?という感じでした。
少し高所なので、雲がなびけばすぐにウエット状態になるのでしょう。

写真2☆ アサマシジミ♀ 開翅・休止@葉上8:11 GH1-105mm 1/160  F8-0.0EV ISO125
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 ♀はこのようにまずまず綺麗な個体でした。

写真3☆ アサマシジミ♀ 半開翅・休止@葉上8:14  GH1-105mm 1/160  F8-0.0EV ISO200
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 この前翅にある横長の斑紋は確かにアサマの証しです。それ以上に、これまで見てきたヒメシジミより大きいのです。

写真4★ アサマシジミ♀ 半開翅・休止@葉上8:15  GH1-105mm 1/160  F8-0.0EV ISO160切り出し
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 黒系(深茶)の翅表が虹色に輝いています。朝早くから観察に来ているご褒美でしょうか。

写真5☆ 同上アサマシジミ♀ 半開翅・休止@葉上8:15  GH1-105mm 1/160  F8-0.3EV ISO125
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 蝶を接近して撮影していると、何か自然の一部になったような気持ちになれます。

写真6☆ アサマシジミ♀ 半開翅・休止@葉上8:37  GH1-105mm 1/160  F8-0.3EV ISO400
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 これは別個体ですが、ヒメシジミの仲間は、よく開翅してくれるので、確かに蝶撮影練習にもってこいです。

写真7☆ 同上アサマシジミ♀ 半開翅・休止@葉上8:38  GH1-105mm 1/60  F8-0.3EV 強制発光ISO100
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 フラッシュをたくと、後翅の水滴が浮き出てきました。

写真8☆ アサマシジミ♂ 小開翅・休止@葉上8:47  GH1-105mm 1/80  F9-0.3EV 強制発光ISO100
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 そのうち、老体ながらも♂もしっかりいることが分かってきました。

写真9☆ アサマシジミ♂ 小開翅・休止@葉上8:48  GH1-105mm 1/160  F8-0.3EV ISO800
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 翅表のブルーの鱗粉がかろうじて残っています。
来年は、あのなんとも言えないマリンブルーの翅表を画像に修めたいです。

写真10☆ ドロハマキチョッキリ♂ GH1-105mm 
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 ヒメオオさん発見。これは極彩色です。

写真11☆ ヒゲナガガsp. →ギンヒゲナガ♂雄(pontaさんご教示2011.8.16)  GH1-105mm 
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 jpmothに画像掲載がないようなので、種名までは分かりませんでした。
触覚がこれだけ長いと、♀を探すのも容易なのかも。

写真12☆ カメムシの幼体 GH1-105mm 
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 これなんとなく、綺麗なカメムシに成長するように思えました。
カメムシやバッタなど、幼体からの図鑑が欲しいですね。
by yoda-1 | 2010-08-21 05:01 | アサマシジミ