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カテゴリ:フタオチョウ( 1 )

フタオチョウ  国内産タテハチョウの帝王。 2014.6.20-21沖縄01 (雌雄比較図追加)

◇トップ画像  フタオチョウ♀雌 
a0146869_4591520.jpg

この6月の個人的な連休は、「暖蝶寒鳥」のごまさん、横浜市のUさん、杉並Mさんにご一緒して、沖縄本島での探蝶となりました。
6月20日から23日までの4日間でしたが、中二日は「やんばるの風」のmhidehideさんのお世話になり、非常に密度の高い活動ができました。
今回、まだ梅雨明けのない状態ので乗り込みですが、まずまずの天気で、一気に23種以上の国内初見種をカウントできました。
mhidehideさん、同行の皆様、大変お世話になりました。

主な行程は以下のようになりました。
初日◇6月20日  フタオチョウ・コノハチョウ狙い、その後リュウキュウウラボシシジミを狙うも雨の合間で姿なし。この日は、もう240種以上カウントしているごまさんも、リュウキュウウラナミシジミを初見できて満足でした。

二日目◇6月21日 前日よく撮影できなかったフタオチョウのリベンジ。その後イワカワシジミやシロチョウ類を求めて、転戦するもその姿なし。コノハチョウが多いことを実感でき、最後のポイントではオオシロモンセセリの登場があり、もう240種以上カウントしている杉並Mさんも初見で感激です。

三日目◇6月22日 リュウキュウウラボシシジミの初見は確かYODAだけでしたが、強い要望によりやや遠征しての初見に感激です。ここでイワカワシジミを長時間探すもその姿なし。場所変えで、初日の第二ポイントにいくと、そこにもリュウキュウウラボシシジミを確認でき、さらにリュウキュウオキナワビロードセセリも初見できました。初日でチェック済みだったバナナをmhidehideさんがチェックしようというので同行すると、なんと飛び出してくるではないですか。これは杉並Mさん以外3人共初見になるので、うれしい出会いでした。
その後第三ポイントにいくも、コノハチョウの豊かさを実感して、イワカワには遇えずでした。

四日目◇6月23日 夜の便で帰る日です。午前は民宿の近くの公園でイワカワを探すも、クチナシの数が少ない印象。Uさんが過去に独自に発見していたヒメイチモンジセセリのポイントに行くと、これまたセセリチョウはほとんどいませんが、二匹目に本命に遇えて、団長ごまさんは初見で、Mさんも沖縄本島では初見に驚きでした。これで、同行の3名は迷蝶を除いて、南西諸島で残すのはハマヤマトシジミのみとなった模様です。(奄美のアカボシゴマダラもカウントすれば未見のようですが)
その後那覇空港に近い場所で、イワカワを探すもそこも姿なしでしたが、ツマムラサキマダラなどが豊富な場所で、沖縄での蝶の多さを実感できるフィナーレとなりました。

4日とも、主役の蝶がいながらも憧れのイワカワシジミを探しますが、出会うことは叶いませんでした。
また簡単に撮影できると思っていた、ヒメシルビアシジミはほとんどいない状態で、発生の端境期なのでしょうか。セセリチョウもトガリチャバネなどを期待しましたが、そもそも茶系セセリがほとんど観察できない状況で、これらも端境期のように感じました。

画像整理に時間を要しますが、まずはタテハチョウの帝王であるフタオチョウから紹介です。

◆初日
朝、mhidehideさんから特製のトラップを預かって、心得のあるUさんが10か所しかけました。♂雄のテリ張りは、車に飲料水をとりに戻ったYODA以外は撮影できたようですが、再現がありません。肝心のトラップへはコノハチョウがよく来ていましたが、回収していくと最後の方でフタオの飛来を確認しました。
#1-3・ フタオチョウ♀雌 
a0146869_5415236.jpg
a0146869_5415911.jpg
a0146869_542105.jpg
 3枚目は翅を開くように刺激したら飛び去って最寄りの樹木に留まったものです。
2枚目はルリタテハが主役になりましたが、この辺の種類は腐った果実が大好きなようです。
本個体はよく観ると、肝心の双尾部分が欠損しております。
これが欠損のない個体であれば、翌日の再訪もなかったかもなので、結果よかったです。

◆二日目
この日はmhidehideさん同行なので、心強い思いをしながらのフタオチョウの山を再訪でした。
各所10箇所にトラップ設置後に、前日のテリ張り場所でしばし待っていると、活動が始まりました。
#4-5・ フタオチョウ♂雄 
a0146869_551869.jpg
a0146869_5511842.jpg
 2匹が絡んでいるシーンからでしたが、最初の画像の左側は、帯の太さから♀雌個体の可能性あります。

#6-8・ フタオチョウ♂雄 ・・・テリ張り中 
a0146869_5535581.jpg
a0146869_5541767.jpg
a0146869_5543383.jpg
 こんな感じで、たまに近くを飛来する蝶にスクランブル発進しながら場所変えします。

#9-11・ フタオチョウ♂雄 ・・・アオスジアゲハとのバトル 
a0146869_556361.jpg
a0146869_5561112.jpg
a0146869_5563449.jpg
 3枚目はバトル終了時の帰還シーンですが、♂雄の翅表画像としてはこれよりましなものは得られませんでした。

その後トラップをチェックするも成果なしで、しばらくいてトラップを回収していくことになりました。この日はやや風が強いためか、コノハチョウも来ていませんでした。トラップでの間近の観察は駄目だったかとあきらめかけての移動でしたふが、なんと10か所目のトラップに来ておりました。
#12・ フタオチョウ♀雌 
a0146869_5594969.jpg
 新鮮な♀雌が陽光を透かして、タテハチョウの女王(帝王の伴侶)のようでした。

5人で十分に撮影したので、トラップを回収すると、その樹木の周囲を♀雌個体は探餌飛翔をしてくれました。
#13-15・ フタオチョウ♀雌・飛翔 ・・・#15は4枚の合成です。 
a0146869_631591.jpg
a0146869_632418.jpg
a0146869_633037.jpg
 最後の連写で、♀雌の表はいい感じの画像が得られました。

#16-17・ 同上フタオチョウ♀雌 
a0146869_644195.jpg
a0146869_645435.jpg
 トラップ跡を探し当てた♀雌を撮影できました。トップ画像もこのときのものです。

転戦した場所でもフタオチョウに遇えました。
#18-19・ フタオチョウ♂雄 
a0146869_665872.jpg
a0146869_671674.jpg
 自然の樹液場所にいるナチュラルフタオです(笑)
他の樹液の好きな蝶のように、ここでパタパタ開翅してくれると、翅表画像も得られるのですが、そのようなシーンなしでした。

いつかは観てみたかったフタオチョウを沖縄遠征初回で会えたのは、ご案内のmhidehideさん、今回の遠征を企画したごまさん他、同行のUさんMさんのお蔭です。
ありがとうございました。

コノハチョウに続く。

◆追記 2014.6.29
ヒメオオさんが2年前に同じ場所で撮影した♂雄個体を使用して、比較図を作成しました。
ヒメオオさん画像使用了解ありがとうございました。

#20・ フタオチョウ 雌雄翅裏比較図 
a0146869_1944125.jpg
 雌雄差は顕著なようで、微妙とも言えます。
全般に♀雌の方の翅形が大きくなりますが、双尾部分の後翅面へのえぐり具合が個人的に顕著に感じます。
by yoda-1 | 2014-06-26 06:12 | ★フタオチョウ