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カテゴリ:ウスイロオナガシジミ( 2 )

ウスイロオナガシジミ  ♂雄の全開翅。 2014.6.8兵庫県01

◇トップ画像 ウスイロオナガシジミ♂雄 
a0146869_3164549.jpg


先の週末は、保全協会からの広島でのヒョウモンモドキ観察会の案内があり、兵庫県北部でのフジミドリシジミも発生する可能性があると認識していたので、意を決して急遽遠征することにしました。
広島でレンタカーを借りると、兵庫乗り捨てで高額になってくるので、中間の岡山駅で金曜日夜にレンタカーを調達しました。
土曜日の広島県三原市での観察会では、肝心のヒョウモンモドキの姿なしでした。これまで何度か開催してきて、成虫観察ができなかったのは初めてとのことで、開催者側のヒョウモンモドキ保護の会・三原市の方々も50人以上集めての行事が、不満足に終わったことに落胆されておりました。
いろいろこだわりがあるでしょうが、このような事態に備えて、別途飼育した個体の放蝶会も併せて実施すると、よいのかも知れません。個人的には、引率・解説の広島市昆虫館の坂本充さんの熱のこもったお話が聞けて、地域地域で自然保全に精力的な方がいるものだと感心しました。
土曜日の後半はその広島から兵庫県のフジミドリのポイントまでレンタカーで移動でした。
日曜日の早朝に、ポイントで降下お願いをしても、一向に発生している様子がありません。そのうち地元のToさんが、いらっしゃり一緒に確認しても未発生の状況でした。その後Toさんについていくと、昨年当地でお世話になったTaさんと合流できました。
Toさんによると、この合流場所ではすでにヒロロビミドリシジミ・ウラジロミドリシジミを撮影されたとのことでしたが、ヒロオビの姿はあれど、もう気温も高くなり、一向に降りてきてくれませんでした。

そのうちウスイロオナガシジミが降りてきたので、撮影開始です。
#1-2・ ウスイロオナガシジミ♂雄 
a0146869_3311755.jpg
a0146869_3313570.jpg
 これは当地では♀雌だ♀雌だと言っていたYODAですが、写真をよく観ると、前脚の具合から、♂雄の方ではないですか!!
相変わらず、フィールドではいいかげんなことが多いことを反省します。

さっそくライト攻撃で開翅を試みますが、ToさんもYODAも早々に諦めて、他の降下願いをしていたところ、Taさんがその個体をじっと観察しており、どうも開きそうだととうので、3人で囲むと、待っていたかのように開翅ショーになりました。

#3-8・ 同上ウスイロオナガシジミ♂雄 
a0146869_3355289.jpg
a0146869_3362249.jpg
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a0146869_3374633.jpg
a0146869_338189.jpg
a0146869_4204324.jpg
 最初の#3の画像ですが、前脚を上げております。かようにゼフ♂雄の進化種は、4本脚での体保持が基本となり、タテハチョウ科(あるはいは、シジミタテハ科)に近くなるようです。

トップ画像のように全開翅をしばらくしているので、Taさんはザックから広角系のレンズを出して撮影です。YODAは折角重たい広角兼マクロのレンズを遠征先に持ってきていながら、車にあり持ってくる気力・体力がありませんで、最後の#8画像はコンデジで撮影でした。Toさんはこれは久々に魚眼を使用したいうことで、車に戻っていきました。
ところがToさんが戻る前に、近くのヒメウラナミジャノメがちょっかいを出して飛んでしまいました。

#9・ 同上ウスイロオナガシジミ♂雄 
a0146869_3433464.jpg
 葉裏に留まったので、腹端撮影チャンスでしたが、このように余り鮮明には撮影できませんでした。
この後葉上に止ることも有りましたが、開翅もなく活性も出てきて、樹上に戻っていきました。

開翅はその個体のコンディションと、そのときの天候と、いろいろな要素があってのドラマなのでしょう。
特にウスイロやダイセン(ウラミスジ)は、なかなか開く機会がありません。
連戦連敗のYODAも、この開翅には蝶の神様に感謝したい気持ちになりました。

この場所での、他の蝶です。
#10・ ヒメウラナミジャノメ♂雄 
a0146869_3494422.jpg
 こやつが絡んできた個体かどうかよく覚えていませんが、ヒメウラナミは各所にいるので、許す限り画像サンプリングをしました。
西日本では翅形が丸いという傾向を立証するためです。

#11・ ヒカゲチョウ♀雌 
a0146869_3532293.jpg
 ゼフ観察が早朝になるので、ヒカゲチョウの朝の開翅日光浴によく巡り会います。

#12・ ウラギンヒョウモン♂雄 
a0146869_3521620.jpg
 広島でも発生していましたが、サトの方だと思います。

#13・ ミズイロオナガシジミ♂雄 
a0146869_3542795.jpg
 ウスイロの前に降りてきたものですが、地元埼玉でも撮影済みだったので、撮影に気合いが入らずでした(笑)
しかし、ミズイロはよくあると言われる斑紋異常個体が未見で、課題を残しております。

◆高等ゼフィルス類の前脚による雌雄識別
#14・ ウスイロオナガシジミ 雌雄脚部比較図 
a0146869_4333684.jpg
 ♂雄の前脚は着地していても先が曲がりません。
♀雌が必ず6本脚状態なのかは、たぶんそうだと推測しますが、前脚は着地時に先端が曲がります。

これは、原始的な部類のウラゴマダラシジミ、ウラキンシジミ、チョウセンアカシジミ、アカシジミ、キタアカシジミ、ウラナミアカシジミの6種以外では有効な雌雄識別法になりますので、撮影時に注意してみてください。
(原始6種では、♂雄の前脚ふ節先端も関節を持ち、♀雌と同様に着地時に曲がります)

Toさんはお孫さんの写真撮影があるとかで、その場でお別れして、YODAはTaさんについて、別のポイントに行くことになりました。偶然Toさんに出会えたことで、懐かしのTaさんにも会えて、連戦連敗のズタズタの気持ちが随分癒されました。ありがとうございました。
by yoda-1 | 2014-06-12 04:05 | ★ウスイロオナガシジミ

ウスイロオナガシジミ 妖精のような飛翔。  2013.7.14北海道29

本州でも何度か観察していますが、ウスイロオナガシジミの主役紹介は初めてです。

#1-2・ ウスイロオナガシジミ♀雌・飛翔  @定山渓 
a0146869_2244116.jpg
a0146869_22441745.jpg
 なんとも可憐な感じであります。

#3・ ウスイロオナガシジミ♀雌・飛翔 ・・・・複数枚の合成(画像クリックで横1600ピクセルに。 
a0146869_2245694.jpg
 ぐるっと旋回したので、部分的に進行方向の矢印を入れました。

次は葉上でいろいろ動くけど、開翅してくれなかった雌雄の個体です。

#4-7・ ウスイロオナガシジミ♂雄  @小樽市 
a0146869_224757100.jpg
a0146869_23114935.jpg
a0146869_2248851.jpg
a0146869_22484068.jpg
 シジミチョウは左右の後翅をすりすりする運動が得意であります。
この♂雄は#5の画像に見るように、前翅亜外縁後角側の斑紋に朱色が載り、後翅も朱色班上方も朱色が発達しているなど、赤味の多い個体でした。

#8-10・ ウスイロオナガシジミ♀雌  @小樽市 
a0146869_22501334.jpg
a0146869_22501976.jpg
a0146869_22502559.jpg
 こちらはほどんど中を見せてくれませんでした。
やはり女性はガードが堅い印象です。(笑)

折角なので、初日に小樽市・カシワ林で撮影した雌雄で比較図を作成しました。
#11・ ウスイロオナガシジミ・雌雄翅裏比較図  →まことにショックですが、どちらも♂雄でした。(2014.6.22)
a0146869_6322399.jpg

  模様が全く一緒なので、翅形や模様のプロポーションで判断するしかありません。
見慣れるまで熟練を要する感じです。
今回比較点②の特に後翅前角部の曲がり具合を視覚化するために、薄いピンク色で補助線を引いています。
前縁側には、前縁部の基部側のラインが起きる部分というか、曲率の一番小さいポイントから前角の第7翅脈端を結び線と、外縁ラインを概観するための、翅脈端2-7を結ぶ線です。
これで、♂雄の方が直角に近く、♀雌では鈍角になる傾向がつかめます。

これで過去掲載画像で、例えば →こちら#7-10 の開翅日光浴個体は♂雄と判定してよさそうです。

翅表比較ができるように、♂雄の翅表撮影の課題がありますが、一般に♀雌の方が後翅の明色部分の広がりが広いそうです。

追記2014.6.12★ その後の脚部の精査で、比較図の♀雌は♂雄の方と判明しました。
これにより、いかに本種が翅形での雌雄差を述べるのが困難かよく自覚できました。
お詫びして訂正します。


追記2013.11.19★ 妖精のような蝶
標題で、妖精のようなと記述しましたが、マレーシアには本当に妖精のような蝶がいます。
こちらのブログを是非ご覧ください。 → 不思議の森のランカウイ( fushiginomoriさん)
by yoda-1 | 2013-11-22 22:59 | ★ウスイロオナガシジミ