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月刊むし2016-4月号の案内


久々の投稿になります。

今週発売となる月刊むし4月号では、小生の近縁種連載(13)の「コヒョウモンとヒョウモンチョウ」比較記事が掲載されます。

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なんと久々のギフチョウ特集になっております。ページも通常の64ページが、72ページものです。過去のものを含めて、月刊むしの注文は下記をご覧ください。
⇒月刊むし2017年4月号


以下、例によって推薦図書にします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

だから昆虫は面白い [ 丸山 宗利 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


蝶の世界を離れて、一息の絵本として最適。若手昆虫学者の新種発見エピソード集も楽しめます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

珍奇な昆虫 [ 山口進 ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)


学習ノートの写真で有名な山口進さんの昆虫記です。
世界各地での撮影経験から、従来の通念からはずれる驚きの生態を集めたエッセイでしょうか。昆虫写真家の職業としてやっていける数少ない人ですが、この方の名著である、「五麗蝶譜 シジミチョウとアリの共棲」なかなか安い価格で出品されません。

日本と世界のホシミスジ(月刊むし・昆虫図説シリーズ 10)
福田晴男・美ノ谷憲久, 2017

これは国内の一種にその研究情熱をささげたお二人が、近隣諸国の状況も網羅しながら、その変異を調べ上げた快作です。わたくしもそろそろどの蝶でいくのか決めていく必要がありますが、月刊むしの連載も可能な限り国産種を網羅していきたい思いもあります。
内容の紹介はこちらを参照ください。


by yoda-1 | 2017-03-20 23:07 | 図鑑・図書

2016年7月の推薦図書(7月2-3日の探蝶記付)

この先週末2016年7月2日~3日は、平地は猛暑でしたが、やや高所での蝶観察でした。
土曜日は、新潟県南部でスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲地再訪。
日曜日は、天候不順ながらも、長野県北部の高原でアカセセリの発生チェック。未発生のようで、いたのはコキマダラセセリ雌雄1匹ずつ。ヒョウモンチョウ♂雄が発生ピークのよう。あれだけ探雌飛翔しているとどこかに交尾があってよさそうだか、♀雌の姿もなし。その後、群馬県北部のキマダラモドキ+ヘリグロチャバネセセリの産地へ。どちらも未発生のよう。代わりに、ヒメキマダラセセリの探雌飛翔があちこちで賑やかこと。コヒョウモン雌雄で発生。葉上休止中のギンボシヒョウモンには少しビックリ。オオミスジの発生場所も確認。昼には切り上げて、東へ帰路をとり、噂の八ッ場ダムの横・榛名山麓の西側を南下して埼玉県に戻りました。
榛名山の高所は別にして、この辺の群馬県の経路にも何かよい探蝶地はないものかとよく思います。
平地は猛暑の週末でしたが、連日ヤマキマダラヒカゲの♀雌を撮影できたのは収穫でした。
そのくらい出遭いがこれまでになく、私の月刊むしでの連載初回の「サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲ」(月刊むし2014年11月号)でも、ヤマキマの♀雌画像はなんと山のトイレにトラップされていた画像を使用しておりました。
主目的のウラギンヒョウモンは、初日に♀雌の交通事故体に出遭っただけでした。

2014年7月12日の新潟県南部の訪問では、サトウラギンもヤマウラギンも混棲していて数個体観察できたのですが、今回の新潟県南部でのヒョウモン類ははミドリヒョウモンなどのウラギンヒョウモン以外を数個体確認できただけでした。なかなか同じ光景にはならないものですが、スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲具合、スジボソヤマキチョウがたまにいること。ルリシジミが多いことは2年前と同じでした。翌日のヒメシジミも各所に多かったですが、この新潟県南部でも局所的ですがヒメシジミは多く、プチ斑紋異常を撮影して楽しみました。

さて、本題の図書紹介です。

趣味からはじめる昆虫学 [ 熊澤辰徳 ]
価格:2808円(税込、送料無料)



これは若手の在野?の研究者が編者で本文を書いていますが、昆虫研究の初歩の大切なことが網羅されている感じで、文章表現も好感が持てる印象だったので、少し値が張るものの書店で実物を見てすぐに購入決断でした。撮影術の紹介も本文だけでなく、他著者によるコラムでもあり、いろいろ勉強になります。
撮影趣味の人はもちろんのこと、何か昆虫観察でそのうち報文を作成したいう方々には持って損はない感じの図書です。何度めくられてもよいように、厚手のA4紙で製本されています。



若手研究者のホープである小松貴さんの著書。各トピック、読み物として丁寧に記述されています。
チョウも、アワブキでのスミナガシとアオバセセリの話題があり楽しめます。
この小松さんは、今九大・熱帯農学研究センターの博士研究員とのことですが、小さい頃は埼玉談話会に参加されていたとのことで、なにかと応援したくなります。

びっくり昆虫大図鑑 [ 須田研司 ]
価格:1080円(税込、送料無料)



これは価格もまずまずで、電車の中でちょい見するのによい感じでしょうか。
監修者がいますが、誰がこのようなネタを原稿にしたのか気になりますね。
海外の昆虫の話題が大半ですが、こんなのがいるのかと「ビックリ」します。

少しかしこくなれる昆虫の話 [ 矢島稔 ]
価格:637円(税込、送料無料)



これはたまたま上記の本の横に積んであったので、一年前の発刊ですが価格も安いし買ったものです。
上記の類書ですが、より安いのは少ないページ数と全ページモノクロだからでしょうか。扱う昆虫マメ知識の範囲は、国内産に限っております。
こちらはしっかり誰が編集したのか明記されていて、監修者は矢島稔さんですが、モンシロが紫外線で♀雌探ししているとか、アサギマダラが南の島で生まれて本州に渡るとか、例によって不正確な記述が気になるところです。
先の「びっくり昆虫」が子供読者も意識して、すべての漢字にフリガナがあるのに対して、こちらはそれがないものお爺さんの孫へのお土産から外れてしまうのが勿体ないですね。
by yoda-1 | 2016-07-06 05:17 | 図鑑・図書

2016年4-6月の推薦図書

皆様

ようやく、月刊むし8月号・ゼフィルス特集用の原稿を脱稿でき、少し余裕が出て来たところです。
8月号の発刊は7月20日以降になりますが、今回は「アカシジミとキタアカシジミ」です。
2回に分けてとかありましたが、今回は普通にまとめて一回にしました。
産卵時の生態・キタアカシジミの地域変異などの話題は、別途機会を改めて、別のジャーナルへの発表になるかと思います。

さて前回のブログから全くフィールドに出なかった訳ではないのですが、特筆すべきこともないので、別の機会に。今回また推薦図書を紹介します。

カブトムシゆかりの虫活!

カブトムシゆかりの虫活!
著者:カブトムシゆかり
価格:1,728円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


これは読んでいて楽しいです。日頃、蝶のことしか関心を持っていない自分が少し恥ずかしくなりました。ご自分では無理なようなことを述べているが、是非どこかの学芸員や研究者を目指して欲しいものです。

昆虫顔面図鑑

昆虫顔面図鑑
著者:海野和男
価格:864円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


海野さんの昔の著作が文庫版になって、求めやすくなりました。通勤時や車移動時にちょこっと覗くのによい感じでしょうか。
海野さんの著作全般に言えることですが、どこでいつ撮影したのかの情報があると、もっと有意義な図書になるのに惜しいことです。もちろん詳しい分布とかは,専門の図鑑に任せればよいのですが、いつ頃出会う可能があるのかなど、いつかは自分も観てみたいと思う読者も多いはず。

完本北海道蝶類図鑑

完本北海道蝶類図鑑
著者:永盛俊行
価格:14,040円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


ややお値段が張るものの、その価値は十分にあるものでしょうか。
掲載されている生態画像が、その蝶のブログで競い合っているような秀作ばかり。卵・幼虫・蛹・食草・観察方法と至れり尽くせりであります。
これと同じスタンスで、東北地方蝶類図鑑,関東信越地方蝶類図鑑,近畿東海地方蝶類図鑑,中国四国地方蝶類図鑑,九州蝶類図鑑,沖縄蝶類図鑑が続々と発刊されることを希望します(笑)

◆ギフチョウの里 ギフチョウ・ヒメギフチョウ その混棲と生活史
栗田 貞多男 (編著), 小田 高平・阿部 泰文 ・ギフチョウの里刊行委員会    
クリエイティブセンター (2016/4/30)    本体9800円+消費税
a0146869_6485995.jpg


これは、なんと楽天ブックスで扱っておりませんでした。
値段が張るので実物を拝見してからと思っていまいましたが、書店になく、月刊むしの谷角さんの
書評を読んで購入を決意でした。
確かに混棲地での生態が緻密に紹介されていて、その他の全国のギフチョウ類の生態も紹介されており,素晴らしいものでした。特に栗田さんのプロカメラマンとしての白馬の情景など、写真集としても楽しめます。
ざっと拝読しただけですが、少しコメントします。

イエローバンドが俗称とはしらなかったが、今さら「ホワイトカラー」への復帰は難しいかと。「ホワイトカラー」が使用されてこなかっただから仕方ないのでは。

当時ブログでもにぎわった雑交画像ですが、その雑交シーンでどうも付属器生成後に別の♂雄と交尾したのではとの考察があります。これはその通りでしょうか。赤城山ではヒメギフチョウで付属器のある♀雌と♂雄との交尾シーンが観察されています。

欲を言えばですが、全国各地のギフチョウ・ヒメギフチョウの標本画像で8ページの例示があるものの、どうちがうのかの説明が一切ないのが寂しい。飯田市の黒いのとかの別記事での説明はありますが。

ヤマトスジグロシロチョウをエゾスジグロシロチョウで紹介しているのは著者の特権でしょうか。
p.82で、アサマシジミをL. subsolanus とし、ヒメシジミをP.argus で紹介しているのですが、初出では学名をフルスペルするのが親切です。

学術書とする場合、本文においては写真に連番をふり、筆頭著者以外の撮影の場合は、巻末に誰が撮影したものかを明記すべきであると思われます。(ダンダラさん撮影のハイブリッド画像では写真説明にお名前が入っておりますが)

p.154参考文献 珠玉の標本箱:浜井祥明⇒浜 祥明. 月刊むし記事での、むし社は不要か。あったりなかったりして統一されていません。
by yoda-1 | 2016-06-22 06:44 | 図鑑・図書

月刊むし4月号発売中(クイズの答え)

当方の比較記事が4月号に載っております。
是非ご一読ください。

近縁種識別(8)スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(春型)
a0146869_623286.jpg

http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/gekkanmushi-new.htm

いろいろ事例画像を集めていくと、分量も多くなったので、夏型の比較記事は、
6月号に載せてもらうことにしました。(5月号は、2015蝶界の振り返りなどで余地なしです)
7月号は今年もゼフィルス特集号なので、これも当方は頑張って「アカシジミとキタアカシジミ」を載せてもらう予定になっています。

春のチョウが続々発生しているのに、なかなかフィールドに出れない状況がありますが、
今年は土日のうち、片方は必ず屋外活動にしたいです。
それぐらいの運動をしないと、体力がどんどん失われていく感じです。
この春は、今回の掲載記事で苦労したヤマトスジグロシロチョウの春型♂雄裏の撮影を第一目標にしたいです。
マイクロフォーサーズでいいカメラ・レンズが発売されていますが、毎年のように新型機を購入していると、それはそれで少し無謀であります。

鱗翅学会関東支部・春のつどいでの発表もおわりました。
20分というのは本当に短い感じですが、仕方ありません。
今回、タテハチョウ亜科の雌雄識別という演題で、シータテハ・キタテハ・キベリタテハ・ヒオドシチョウ・ルリタテハを対象に、どのように雌雄差があるかの報告です。
それぞれ独自の雌雄差傾向があるのですが、20分の中でそれぞれを詳述するのは不可能でありました。

画像は自分の分だけでは不十分なので、今回もごまさん・杉並Mさんのお世話になりました。
ありがとうございました。
キベリタテハの雌雄差は非常に難解ですが、そもそも♀雌の画像がありません。ごまさんは1♀雌を撮影されていましたが、YODAは♀雌は翅裏画像しかありません。フィールドガイドに掲載されている♀雌画像はどうも表も裏も♂雄のようです。(訂正2016.3.31、表画像は♀雌でOKでした)

キベリが出てくるまでまだまだ先のことですが、今年はシラカンバの山に入って♀雌の表を撮影するのが目標です。その辺の山道で地面や岩・露出した切土で口吻を伸ばしている個体はすべて♂雄のようです。
皆さんも、フィールドガイドの図鑑写真に採用されるように、是非トライしてみてください。

もう一つよく分かったのが、キタテハ夏型を翅裏画像から雌雄識別するのも結構難解な場合があるということでした。これも先のことになりますが、今年はキタテハ夏型もしっかり観察したいです。

◆キタテハ秋型の雌雄判別クイズ
a0146869_724885.jpg


このうち、♀雌は何匹いますか? で春のつどいの演題が始まりました。
秋型は模様に違いが出て、コツを得ると簡単です。(答えは、Moreに記載しました)

More☆キタテハの♀雌の数
by yoda-1 | 2016-03-24 07:04 | 図鑑・図書

2016年1-3月の推薦図書+講演会

皆様

更新が滞っていて恐縮です。
いろいろ所用が入ってなかなか余裕が出てきませんでした。
3月末には、尿路結石の破砕手術で入院することになりました。
その前にやることをたやっていないと、春からの週末を屋外活動にいけない感じになります。
論文や記事投稿活動で週末の運動がなくなり、本当に体の筋肉が衰えた感じです。

◆2016年1-3月の推薦図書
虫のしわざ観察ガイド

虫のしわざ観察ガイド
著者:新開孝
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これは新開さんの新作で、これまでフィールドで気になっていた昆虫の食痕の犯人を楽しく教えてくれます。チョウも多くカバーされており、フィールド観察者必携の感じです。
よく観たような感じの食痕も多く、おおこんな虫かと驚くことも多いです。

世界のタテハチョウ図鑑

世界のタテハチョウ図鑑
著者:手代木求
価格:32,400円(税込、送料込)
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これは手代木さんのライフワークとして、価値の高いものでしょうか。
タテハチョウ科のチョウの亜科・属を網羅し、多くの種類で幼虫の形態を含めて特質がどこにあるのか、深く研究したものになっています。個々の種類に対しての分類学的知見・成虫・卵・幼虫の形態の描写・食草の紹介も充実しており、アフリカ産ではしばしば、卵・幼虫・食草が未解明とかなっているのが、なんともロマンを感じます。
少しお値段が張りますが、コストパフォーマンスは抜群です。
私もいつかは、生きたミイロタテハ・モジタテハを実見したい夢が刺激されてきました。

奄美群島の自然史学

奄美群島の自然史学
著者:水田拓
価格:4,860円(税込、送料込)
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何故、在来亜種のアカボシゴマダラは、奄美大島だけにいるのかの記事を期待しましたが、その話題はありませんでした(笑)しかし、甲虫を含む他の生き物で、その系統分析と奄美群島を含む南西諸島の形成史のような系統地理学の読み物として、すごく勉強になるように思いました。
野猫やマングースなどの外来生物の影響など、地域固有種を守ることの大変さも実感できます。

◆月刊むし掲載記事の予告
屋外に出ることの少ないときに、一気にまとめたいものですが、それぞれに時間のかかるものですね。多くの蝶友の方々に画像の借用をお願いしないといけないし。
・2016年4月号・・・近縁種(8):スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ前編(春型)
これは校正も終わり、3月20日前後に発行されます。
どの程度紛らわしいかの例示のために、12ページ半もの記事になりましたが、ご期待ください。

・2016年6月号・・・近縁種(9):同上後編(夏型)
・2016年7月号(ゼフィルス特集号)・・・近縁種(10):アカシジミとキタアカシジミ

◆行事
・2016.3.12(土) 蝶類科学学会 総会と講演会@田町駅
   http://butterflysociety-jp.org/
この講演会で、北原さんの「日本のウラギンヒョウモンは2種いる」を楽しみにしています。

・2016.3.19(土) 鱗翅学会関東支部・春のつどい@モンベルクラブ渋谷店
  http://lepi-jp.org/event3/fr_event.htm
 私もタテハチョウ亜科の雌雄差で講演します。
限られた講演時間なので、余り多くのことは説明できませんが、キタテハを撮影して雌雄どちらか悩んでいる人は是非ご参加ください。

・2016.3.21(月・祭日)第6回 関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い@大阪市立自然史博物館
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/
 シカ害で全滅した可能性のあるウスイロヒョウモンモドキをいかに復活させるか。

・2016.3.29(火)昆虫4団体共催公開シンポジウム 「昆虫類をめぐる外来生物問題と対策」@大阪府立大学
http://www.entsoc.jp/

by yoda-1 | 2016-03-10 06:17 | 図鑑・図書

2015秋の推薦図書+保全協会・写真展の案内

この金曜日(11/20)にようやく、月刊むし用の原稿を投稿でき、ひと段落です。
2016年の1月号に掲載予定で、「イチモンジチョウとアサマイチモンジ」になりますが、
なかなか面白い部分もあって、たぶん12ページぐらいの長物になりました。
今回は4名の方々の画像をお借りして、いいものにできました。ありがたいことです。

さて、次は12月12日にある日本蝶類学会での短時間発表です。
時間割が来て、私は朝10:15~10:30とか。ひょっとしてトップバッター?ですかね。
確か場所は、東大理学部2号館・大講堂です。
これのための森一弘さんにお借りした北海道道央地区のエゾスジグロシロチョウ・ヤマトスジグロシロチョウの標本分析にしばし集中する必要があります。
これで,発表準備ができてから、鱗翅学会論文の大幅修正作業に入ります。

そんなわけで、過去のチョウ撮影画像の整理する余裕もなく、今回は推薦図書の紹介です。

チョウの斑紋形成の生物学

チョウの斑紋形成の生物学
著者:八木孝司・二橋 亭・関村利朗・石原道博・伊奈 紘・小野克己・寺 章夫
価格:4,860円(税込、送料込)
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これは、職業研究者4名によるチョウの斑紋形成での最新の知見の紹介と
アマチュア研究者3名によるオオムラサキ,ウスバシロチョウの斑紋多様性についての研究成果を収めています。日頃斑紋比較を行っている私には大変勉強になることばかりです。

だましのテクニックの進化

だましのテクニックの進化
著者:藤原晴彦
価格:1,944円(税込、送料込)
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これは、日頃擬態を研究され,シロオビアゲハの擬態の遺伝子レベルので解明に貢献された藤原晴彦教授による擬態一般から鈴木誉保博士によるコノハチョウの段階的進化の証明論文の話題まで、庶民で理解できる平易な記述で説明しているものです。

量子力学で生命の謎を解く

量子力学で生命の謎を解く
著者:ジム・アル=カリーリ
価格:2,592円(税込、送料込)
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これは、まだよく読んでいないものの、オオカバマダラの話題も出てきて、量子力学がどこまで生命科学でなくてなはならい道具になっているのか、また哲学的な話題にも多岐に言及しており、勉強になるような気がして思わず購入してしまいました。

◆保全協会の年末行事 案内
11/23に案内メールがきたので転記します。
12/12の方のミニ講演会の井上A尚さんのお話も面白そうですが、蝶類学会・大会とバッティングしているので行けないのが残念です。

1.企画展 「チョウが消えてゆく」 12813日 新宿御苑

 毎年恒例として行ってきました、新宿御苑(東京都新宿区)での企画展を、今年度も下記の日程で開催します。

会員による見応えある生態写真や絵などの展示のほか、チョウ類の現状と保全に関するパネル展示、

チョウに関連した展示物や、ミニ講演会なども行います。

新宿駅のすぐ近くですので、ぜひご来場ください。

○日時:2015128日~13日(火~日) 9:00 16:30(最終日は15:00まで)

○会場:新宿御苑インフォメーションセンター1F(新宿門左側)・アートギャラリー

      https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/

      https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/3_event/201512.html

    入場無料/JR・京王・小田急線:新宿駅南口 より徒歩10

○ミニ講演会:12 13 日(土・日)に開催

 12 日(土) 1 回目 11:00 11:30 2 回目 13:00 13:30 3 回目 15:00 15:30

 13 日(日) 1 回目 11:00 11:30 2 回目 13:30 14:00

 

 ミニ講演会の内容:

12日(土)

1回目 11:00 11:30

 「絶滅の危機にあるチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会)

2回目 13:00 13:30

 「日本の里山の原風景を見る~極東ロシアの自然と動植物~」 

                             永幡嘉之(自然写真家)

3回目 15:00 15:30

 「チョウの知識 ウソ・ホント」 井上A.尚(農業生物資源研究所研究員)

13日(日)

1回目 11:00 11:30

 「絶滅の危機にあるチョウを守る」 中村康弘(日本チョウ類保全協会)

2回目 13:30 14:00

 「日本の里山の原風景を見る~極東ロシアの自然と動植物~」

                             永幡嘉之(自然写真家)

2.日本チョウ類保全協会、忘年会のご案内

    新宿御苑企画展の最終日(13日)に、恒例の忘年懇親会を開催します。

    今年1年を振り返って、チョウの話題、写真のお披露目など、会員同士の

    コミュニケーションの場になればと思っています。

    時間もたっぷりとってありますので、是非ご参加ください。

     日時:1213日(日)17:0021:00(途中、中締めあり)

     会場:張記東北餃子房 新宿御苑前店

        http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13173979/

     会費:4000円(飲み放題・食べ放題)

     申込み:メールにて、事務局井上晴子までご連絡ください

         アドレス:jbutterflyconservation@gmail.com




by yoda-1 | 2015-11-23 01:53 | 図鑑・図書

月刊むし2015-10月号発刊中・・・エゾミドリシジミのバトル

当方の近縁種識別(6) オオミドリシジミ属7種 後編(性差)掲載の月刊むし10月号(No.536)が発刊されました。
是非ご覧ください。

その記事の中で、エゾミドリシジミのバトルを掲載しています。

#1・エゾミドリシジミ・バトル・・・9枚組写真 2015.7.12群馬県
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実際の記事ではこれらの画像を一枚に落として、どのようなバトルの動きになっているか、
少し考察しました。

☆ようやくカテゴリの編集が容易になりました。めでたしめでたしです。


by yoda-1 | 2015-09-27 22:12 | 図鑑・図書

月刊むし2015年8月号発売

8月号はこの21日に発売とか。
当方のオオミドリシジミ属7種 中編(翅裏)が掲載されています。

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 ご注文は →こちらから

月刊むし 2015年8月号(534号)B5, 64pp. 1,260円(税込・送料別)
[表紙]キベリタテハ
今月のむし アカヘリミドリタマムシ
ゴイシツバメシジミ~撮影の思い出と習性の記録(2)~ 
日本のチョウ(41)ヒオドシチョウ属とルリタテハ
フィールド画像からの近縁種識別(5)オオミドリシジミ属7種 中編(翅裏)
植物名を冠したチビタマムシ 
ベトナム昆虫ツアー報告9 
東京都西部における近畿低地型ホシミスジの分布拡大
宮城県における注目すべきハナノミ2種の記録 
トンボ類の著名な学者たちの肖像
むしやの広場 養老孟司さんが鎌倉に虫塚を建立
KIROKU・HOKOKU(10編)
 山形県のアカハネバッタ
 与那国島でマダラチズモンアオシャクおよびクロホウジャクを撮影
 大阪府におけるウスバシロチョウの記録
 ドイカミキリの沖縄島における記録
 与論島新記録のコクロカメムシおよびその他の昆虫
 2014年9月,東京都目黒区にミドリヒョウモン♂が大飛来
 アサギマダラの越冬幼虫の寄生率および耐寒性と齢期
 ドロノキに集まったホソコバネカミキリ
 ホソツヤヒゲナガコバネカミキリを高尾山で採集
 ミドリヒョウモンの交尾個体を6月上旬に採集
編集後記

◆ジョウザンミドリシジミ・バトル  2015.7.12群馬県
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 なかなか週末の探蝶に行けないですが、この日は、新たな蝶撮影仲間にも会えて楽しい一日でした。
by yoda-1 | 2015-07-17 21:14 | 図鑑・図書

月刊むし7月号・ゼフィルス特集号 発売中

久々に当方の近縁種識別記事が掲載となりました。

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詳しい内容はこちらのリンク先でご覧下さい。

 →月刊むし・2015年7月号


ゼフィルス特集号だけあって、読み応えのある報文ばかりですが、
特にヒサマツ・フリークの会のヒサマツ♀雌の生態解明は圧巻でしょうか。
(p.43の画像48は、雌雄同体ではないと思いますが)

実は、当方の記事は本号では前編で、次の8月号で後編が掲載されます。
昨日その原稿をようやくむし社編集部に送りました。
前編も後編も多くの蝶友の方々のご協力で、例示画像を充実させることができました。
ありがとうございました。

7月号も8月号も是非、ご購入を検討ください。

◆2015.7.4追記 その後8月号原稿の分量も多すぎることが判明し、
    2分割して、
    8月号・・・オオミドリシジミ属7種の比較 中編・翅裏比較
    10月号・・・同 後編・性差
となりました。この7月の週末は、性差のためのよりよい画像を求める探蝶になりそうです。 
by yoda-1 | 2015-06-21 16:51 | 図鑑・図書

2015年春の推薦図書

最近なかなか、大型書店で昆虫・生物関係の図書をチェックする機会がありませんが、
実物を見ずに、通販で買った3冊はどれもいいものでした。

昆虫科学読本

昆虫科学読本
著者:日本昆虫科学連合
価格:3,132円(税込、送料込)
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YODA☆昆虫における日頃疑問に思っている話題の最新の知見が披露されます。
 個人的に、1.トンボの色いろいろ、7.植物毒を利用するマダラチョウ などが興味を惹きますが、他の話題も読んでためになるものばかりです。

なぜ蝶は美しいのか

なぜ蝶は美しいのか
著者:フィリップ・ハウス
価格:2,052円(税込、送料込)
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YODA☆ 価格以上に写真やチョウの生態の解説が充実して満足な一冊です。
 日本語版の監修が、あの加藤義臣先生なので、安心して読めます。

今森光彦の心地いい里山暮らし12か月

今森光彦の心地いい里山暮らし12か月
著者:今森光彦
価格:2,160円(税込、送料込)
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YODA☆自分の老後もこれにちかいものにできないもかと、思いながら読んでしまいます。作者の滋賀県の住まいにおける風景に生き物に食卓に四季豊かな写真・エッセー集でしょうか。
当然ながら写真のセンスがよく、奥様(娘さん?)が撮影したのであろう今森氏の入る画像も決まっています。
by yoda-1 | 2015-06-14 00:04 | 図鑑・図書