蝶鳥ウォッチング:キタテハ
2012-10-18T19:24:57+09:00
yoda-1
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雌雄☆ キタテハ ヤナギの樹液が美味しい。 2012.10月中旬-栃木県
http://yoda1.exblog.jp/16592480/
2012-10-16T18:14:00+09:00
2012-10-17T19:10:32+09:00
2012-10-15T12:19:49+09:00
yoda-1
★キタテハ
那須塩原市は那須高原のある那須町を北東に隣接して、塩原温泉から那須岳の西山麓部分まで、
日光市及び福島県の南会津町と境界を持っている町です。
南側から東側は、シャープの撤退騒ぎで大変な矢板市、大田原市に囲まれています。
その盆地部分でも、標高300mぐらいになっています。
YODAの自宅のある蓮田市は、なんと標高11mしかありません。
それでは赴任先にいるキタテハの紹介ですが、紹介したキタキチョウのいる河川敷にあるヤナギの樹液を吸っているのが新鮮でした。
#1・キタテハ 吸樹液@ヤナギの一種 ヤナギの樹液にたかっているシーンは、コムラサキやゴマダラチョウではあるものの、キタテハでは新鮮に思えました。
キタテハ、アカタテハと花での吸蜜が多いのでしょうが、この辺の食餌の多様性が、ごく普通種たる本懐なのでしょ。
この近傍にいたキタテハを雌雄で紹介です。
#2-4・キタテハ♂雄・・・#4は別個体 キタテハは開翅画像の撮影しやすい蝶の最右翼でしょうか。
今回、明るい状態での翅裏撮影ができませんでした。
#5-7・キタテハ♀雌・・・#5は別個体 思い切り接写しても、翅表の模様による雌雄判別は不可能のような感じです。
折角なので、#2と#5の個体を使用して、翅表比較図Ⅱを作成しました。
#8・キタキチョウ秋型 翅表雌雄比較図Ⅱ 前回作成している秋型比較図は →こちら です。
今回、新規なのは識別点④で、前後翅のプロポーションを概観するものです。
要は、蝶もお尻側が大きくなるということで、人間の女性の腰部分が大きくなるのと同じ傾向になっております。
この翅形での雌雄判別はいつも正面で撮影できたらよいですが、そうでもありません。
そこで、翅裏模様・頭部の雌雄差は非常に有効なものになっています。
#9-10・キタキチョウ秋型 翅裏雌雄比較図Ⅱ、頭部雌雄比較図 翅裏比較図は昨年作成のものに加筆しました。
翅裏の模様で、♂雄の方が明暗はっきりしている状況は、近縁のシータテハやエルタテハなどでも同様なのが面白いですね。
キタテハでも、♂雄の方が大きな複眼になる傾向はあるようで、この影響で、下唇鬚(かしんしゅ、labial palpus)は♀雌の方が長くみえるようです。
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キタテハ 個体数がピークの旬の蝶を楽しむ。 2011.10.16埼玉県
http://yoda1.exblog.jp/13843971/
2011-10-20T05:10:00+09:00
2012-10-18T19:24:57+09:00
2011-10-20T04:24:14+09:00
yoda-1
★キタテハ
秋型の雌雄比較は過去にありますが、今回は翅裏画像を使って再作成です。
キタテハはこのタテハチョウ亜科の中では、雌雄識別が容易な方でしょうか。
#1・キタテハ秋型 翅裏雌雄比較図 ざっくり記載しているので、過去の比較図と合わせてご参照ください。
以下、当日撮影分で雌雄別に画像を並べますので、雌雄差を実感してみてください。
◆キタテハ秋型 ♂雄
#2-3・キタテハ♂雄 吸蜜@センダングサ・・・比較図個体 このセンダングサは、河川敷の一画を占拠しておりました。
次々に蝶が飛来してくるので、楽しい場所です。
#4-5・キタテハ♂雄・・・別個体 先端が細くて、♂雄と分かりやすい個体です。
◆キタテハ秋型 ♀雌
#6ー9・キタテハ♀雌(すべて別個体)・・・#8・比較図個体 撮っている枚数はこのように♀雌の方が多かったです。撮影者が男性なので仕方ない部分でしょうか。
♀雌と思うのは、まずは比較図の②2③3の識別点を見て当たりを付け、他で判断を補強する感じです。
#10・キタテハ♀雌・ツーショット 日光浴だったり 2匹で開いたり閉じたりしておりました。
どちらも♀雌のようです。
しかし当日のこのセンダングサ・サンクチャリーの様子をよく思い出してみると、吸蜜中の♀雌にアタックする♂雄個体が特にいなかったような気がしないでも。モンキチョウなどのシロチョウ類やアゲハチョウ類にあるように、吸蜜している♀雌を狙って求愛飛翔になるシーンを見たことがありません。
吸蜜では、吸蜜に専念するのがキタテハのモットーでしょうか。当然テリ張りをしている感じの♂雄は、♀雌の飛来でスクランブル発進でしょう。
◆キタテハ ☆☆ギャラリー☆☆
(これも全部♀雌個体のようです。)
#11・キタテハ・・・垂れ下がる翅縁 別に翅の重さでこうなっている訳でもないようです。
秋型はクロコノマチョウも同じ傾向ですが、この翅縁垂れ形状はなにか意味があるのでしょうか??より枯れ葉に似てくるのかな。
#12・キタテハ・・・黄金の毛毛 成虫越冬するからにはここのふさふさは必須です。人間も電力消費節約のため、着物を重ねてこの厳寒の冬を乗り切りましょう。
(注・実は越冬しない蝶もこの部分はふさふさしております。特に高所や寒冷地の蝶などそうですが、暖地の蝶も普通にあるような気がします)
#13・キタテハ雌♀・・・「コゲタテハ」と呼びたい。 寒くなるにつれて秋型個体の翅裏も、こんなに濃いのが増えてくるのでしょうか?
紅葉の進行に合わせて、枯れ葉擬態の度合いを変えるキタテハ隠遁の術は、それは感動的ではないでしょうか。
また翅裏面の毛毛がよく目立っています。これは越冬成虫としての自覚なのでしょうか?
秋型でもまだ淡い色の個体は、この毛毛がもともとないのか、羽化後にとれてしまったのか、越冬する予定がないからなのか?、などなど興味が尽きませんです。
この冬には越冬中の個体を発見してみたいです。 ]]>
キタテハ 夏型の雌雄比較図とシータテハとの区別点
http://yoda1.exblog.jp/13500807/
2011-09-07T12:31:07+09:00
2011-09-07T12:31:05+09:00
2011-09-07T05:50:08+09:00
yoda-1
★キタテハ
前のブログでミスしたように、真上面の画像でないと、まだまだ識別が難しいこともあり、修行不足を露呈してしまいました。(汗)
#1・キタテハ 夏型雌雄比較図・・・画像クリックで拡大へ 秋型ほどには翅形の切り込みが激しくないので、雌雄識別は難しい方かもしれませんが、見慣れてくると胴体(頭部から腹端までとします)の長さに対する翅の長さ・広さで♀雌を感じるようになってきます。
タテハチョウ亜科のチョウに共通する雌雄差も多いので、いつか一括して雌雄差を論じたいようにも思います。
標高の高い場所に多いシータテハとキタテハを間違えて掲載する人は、ほとんどいないのですが、両種の識別点は下図のようになります。
#2・キタテハ×シータテハ 比較図 昔作成したものです。
翅表が見えれば、キタテハだけにある青斑を探し、翅裏だけのときは後翅脈4端の突起の尖り具合で判断します。
キタテハ秋型では翅形も似てきて、山の中腹で両種が混生する場所もあり、遠目にはどちらなのかよく分からないことも生じます。]]>
キタテハ 夏型がまだまずまず新鮮でした。 2011.9.3埼玉県
http://yoda1.exblog.jp/13489052/
2011-09-06T18:00:00+09:00
2011-09-07T12:18:11+09:00
2011-09-06T07:14:03+09:00
yoda-1
★キタテハ
キタテハは昨年秋に雌雄比較をして、そこで特集した感じだったので、まだカテゴリを作成しておりませんでした。
#1・キタテハ♂雄・夏型 キタテハは低地にも多い普通種ですが、それは食草の主体がカナムグラであり、その辺の荒れ地などによくはびこっているので、個体数が多いのも、当たり前かなと感じております。(前日ブログの画像#7のチャバネセセリの乗っている葉がカナムグラです)
#2・キタテハ♀雌・夏型 これは青色斑点のよく発達している個体でしょか。
山にいるシータテハにはこの青色斑点がないので、翅表での識別は容易ですが、この青斑がある分、海外の人が両種を比較して、キタテハの方が綺麗と思うかもしれません。
この個体を利用して、夏型の雌雄比較をしてみたいです。
#3・キタテハ 交尾拒否 民家のブロック擁壁にて。
翅(はね)を広げているのが、♀雌♂雄のようです。(鍵コメさんの御指摘)
このシーンを他の近縁のタテハチョウ亜科でも観察したいのですが、なかなか観られません。
#4-5・アカボシゴマダラ 蛹と飛翔 おおついにYODAの近所にもアカボシゴマダラが定着した模様です。
飛翔の方は、絞り優先のままでこのような状態に。なかなか咄嗟に切り替る習慣が身につかないものですね。(汗)
平地でもよく逢えるタテハチョウ科2種の紹介です。
#6・コミスジ♂雄 食草の一つであるクズの葉上でテリ張りでしょうか。
#7・ヒメジャノメ 関東地方では年三化だそうです。
これは第二化の残党なのでしょうか。
#8・ヤマトシジミ♂雄 特に新鮮な個体もいない様子なので、じっくりと撮影対象にすることはありませんでした。
樹上方面にはルリシジミもいた模様。ウラナミシジミもいましたが、紹介するほどの画像になりませんでした。
#9・キジ♂雄 自宅への帰路で一般道を闊歩しておりました。
まるで放し飼いの鶏気分のようでしたが、さすがに近づくとこのように茂み方面に去っていきました。
やはりたまには自宅近辺をじっくり散策すべきですね。 ]]>
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