蝶鳥ウォッチング:クロシジミ
2014-07-09T05:06:01+09:00
yoda-1
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Excite Blog
クロシジミ 北関東産初見に感激。 2014.7.6
http://yoda1.exblog.jp/19979454/
2014-07-09T04:57:00+09:00
2014-07-09T05:06:01+09:00
2014-07-09T04:56:25+09:00
yoda-1
★クロシジミ
この日曜日は、蝶友から伺っていた北関東におけるクロシジミの産地訪問でした。
当方は処女地になるので、いろいろ観察漏れが生じないように、春日部Sさん、たまさんを誘っての乗り込みとなりました。
早々に3♂雄が見つかりました。
#1・クロシジミ♂雄A 前に植物があり、真横撮影のできないポジションでした。
#2-5・クロシジミ♂雄B これは離れて留まる3♂雄の中央にいた個体です。
以下に紹介する♂雄Cを含めて、どれかが開翅を始めるだろうと期待満々にそのときを待ちますが、一向にその気配なしでした。
トップ画像紹介の♂雄Cには、クロオオアリが絡んでいたためか、小開翅がありました。
#6-10・クロシジミ♂雄C 全開翅にならなくて残念でしたが、それ以上に右の翅になにか蜘蛛の糸のようなものが絡まっています。
でも全く開かないよりは、少しでも♂雄の翅表が垣間見れてよかったです。
全開翅しないと、あの微妙な薄紫色の幻光を捉える角度になっていかないようなので、3♂雄の開翅を待ちますが、ぞれぞれのタイミングで、目を離した隙に隣接する高木の樹上に飛び去ったようです。♂雄全開翅の撮影は、またの課題となりました。
近くでたまさんが、♀雌も発見しました。
♂雄がまずまずの新鮮個体なのに、結構経時している個体でした。
#11-14・クロシジミ♀雌 近くに吸蜜源があるようで、同じ場所を離れることがなく、何度か再訪すると、最後の画像のようにYODAに留まってきました。
♀雌のチョウが自分の体に留まったのは初めて体験で、赤面してしまいました(笑)
クロシジミの雌雄翅形差は顕著なので、別の観点での雌雄比較図作成です。
#15・クロシジミ 雌雄比較図 この複眼とか前脚ふ節部とか、多くのシジミチョウに共通しているようです。
複眼の大きさは鱗翅目チョウ類全体の共通事項でしょうか。
と記載しながら、クロシジミでの差はわずかな感じですね(-_-;)
◇その他の蝶・虫
クロシジミ観察場所の近傍で観られた蝶・虫の紹介です。
#16・ジャノメチョウ♂雄 ♂雄が発生初期のようでした。
#17・クモガタヒョウモン♀雌 回り込んでの翅表撮影には許可が下りず。
先のジャノメチョウもそうですが、近づくと逃げるのは、クロシジミと大違いです。
#18-19・ツバメシジミ♀雌 今季よく撮影していなかったので、紹介します。
#20・エサキモンキツノカメムシ・交尾 背景がよくないですが、このハート形を持つカメムシのゴールイン画像はいつか撮影してみたかったものです。
同行のSさん、たまさんお世話になりました。たまさんのドライブで快適でありました。
また、貴重な情報をいただいた蝶友の方には感謝あるのみです。
場所が場所だけに、観察地に関する問い合わせはご遠慮ください。
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クロシジミ いきなり交尾シーン。 2013.7.6兵庫県⑦
http://yoda1.exblog.jp/18125609/
2013-07-19T07:20:00+09:00
2013-07-19T07:24:10+09:00
2013-07-19T07:19:34+09:00
yoda-1
★クロシジミ
いきなりの交尾個体がいて、それはビックリしました。
#1-2・ クロシジミ・交尾 15:13 ・・・・生涯初見 これは大きい方が♀雌に違いありません。
#1では多かったオオウラギンスジヒョウモン♂雄と一緒に撮影です。
接近して撮影しようとすると、交尾はバレて♀雌だけが残りました。
#3-4・ クロシジミ♀雌 本個体は近くに移動して少しだけ開いてくれました。♀雌の表は暗褐色であり、これが和名になっているのでしょう。
フィールド図鑑によると白斑を持つ♀雌がいるようですが、未見です。
#5・ クロシジミ♂雄 対して♂雄の方は、暗紫色の光沢があるとか。
その光沢の一番耀く方向を見つけようとするや、すぐに飛んで逃げました。
いや、クロシジミは他のシジミチョウ科も同様なのかしれませんが、えらく警戒心が強いように感じました。
次の目的地もあるし、また特に林道からこの草むらに入ることもせず、交尾が撮影できたことに感謝してその場を離れることにしました。
他のシジミチョウ科です。
#6-7・ ムラサキシジミ これもルリタテハと同様に今の時期見向きもされない蝶であります。
観察当初はクロシジミかと思って、ムラサキシジミと判るとなんだとなりますが、新鮮な個体ではないですか。
#8-9・ アカシジミ・別個体 アカシジミ類研究者としては、疲れた個体であっても、各地の画像サンプリングが必須です。
#10-11・ ルリシジミ・交尾 ・・・・生涯初見 帰路でも交尾があってうれしい出会いです。
ルリシジミは山地のヤマハギとかに多いですが、交尾を観るのは初めてでした。
これも大きな方が♀雌でよい感じですが、交尾体では大きな方が♀雌としても9割は正解になる感じです。
ハヤシミドリシジミに続く。]]>
クロシジミ これまた♂雄・♀雌の違いが顕著です。 2011.7.8長野県
http://yoda1.exblog.jp/13395906/
2011-08-28T20:02:00+09:00
2011-08-28T21:58:35+09:00
2011-08-28T20:02:54+09:00
yoda-1
★クロシジミ
翅形だけで雌雄の識別がかなり困難な蝶、例えばキベリタテハ、クジャクチョウなどがある中で、このクロシジミは、一度覚えるとベニシジミ以上に雌雄で翅形が違うので、フィールドでも迷うことがないのではないでしょうか。
#1ー2・クロシジミ♂雄-09:47 ♀雌-09:52 ご覧のように♀雌では前翅外縁がえらく丸くなります。
#3・クロシジミ♂雄 テリ張り@カシワ10:42 何度も同じ場所に戻るので、テリ張りだろうと。
・クロシジミ Niphanda fusca Bremer & Grey, 1852
・分布:本州・九州・四国
・食餌:カシワやコナラなどにつくアブラムシ類の分泌物、3齢幼虫以降はクロオオアリの巣穴に運ばれて、アリに給餌してもらいながら、アリには幼虫の分泌する蜜を提供。
羽化時はアリに襲われることもあるので、蛹から出た後は急いで外に出て落ち着いた場所で翅を伸ばすとか。
先の生態説明で、♀雌の産卵も特定のアブラムシのいるカシワなどのナラ類にするのだとか。
すると♀雌もカシワにやってくることが多いので、テリ張りもこのような場所になるのでしょうか。
#4・クロシジミ♀雌 産卵ポーズ?11:29 この花に産卵しているようにも見えましたが、実際の卵はよく確認していません。
ここには♂雄がよくちょっかいを出しに来ていました。それが次の2枚です。
#5-6・クロシジミ♀雌 @野草??11:29 しかし近くにいるアリは、共生しているクロオオアリなのでしょうか。気になりますが、いつかこの辺のやりとりをじっくり観察できる余裕を持ちたいです。
#7-8・クロシジミ♂雄 飛翔11:35 ♂雄にパスト連写のモデルになってもらいました。
♂雄の翅表は♀雌と違い、角度で微妙に暗紫色が出るとのことですが、本個体は余りの直射日光のせいか、少し古いためか、暗紫色の感じが全くなしでした。
#9-10・クロシジミ♂雄 休止+飛翔合成(パスト連写) #10の飛翔合成画像をみると、翅表が暗紫色と言われれば、そのような感じもあるかなという趣でしょうか。(#10は長辺1600なので、是非画像クリックしてご覧ください)
むしろ、#5の画像に飛翔体で写っている♂雄がその感じが出ているのかもです。
来年は、もう少し早めに訪問して、これが♂雄の翅表といえる画像を撮るのが課題です。
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