蝶鳥ウォッチング:ウラキンシジミ
2016-07-11T02:22:09+09:00
yoda-1
ご訪問ありがとうございます。月刊むし誌上で「近縁種識別」の記事を年に3回ぐらい掲載しています。PC訪問者数577,200-2019.2.7時点
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ウラキンシジミ♀雌のアオキ型 2016.7.10群馬県
http://yoda1.exblog.jp/22982830/
2016-07-10T20:40:00+09:00
2016-07-11T02:22:09+09:00
2016-07-10T20:40:04+09:00
yoda-1
ウラキンシジミ
着くと、昨年もお会いした方が、観察会を開いていて、ウラキンシジミが降りているからどうぞとのこと。
#1・#2 ウラキンシジミ♀雌
ちょっと観察していると少し開くではないですか。ウラキンの翅表は真っ黒と思っていたものだから、橙色斑が出てきてビックリでした。
学研・標準図鑑によると、アオキ型とのこと。どの程度の比率で、この橙色斑のある個体が出てくるのか、日頃滅多に出会えないし、しかもいたとしても開翅しないので、私には全く分かりません。
#3・#4 ジョウザンミドリシジミ♂雄 09:27
この地では、ジョウザンがピークの感じで多数いました。
#5 メスアカミドリシジミ♂雄・バトル 10:22
このときはすでにバトルはメスアカミドリに引き継がれていたのですね。古い個体とまずまず新鮮個体のバトルだったようです。
メスアカ♀雌もいましたが、新鮮個体の開翅との出会いはなしでした。
ここでのヒメシジミはもう古いものが多く、ホシミスジ・ヒョウモンチョウも発生ピークのように感じました。次の2種は、出始めのようでした。(ジャノメチョウもですが、画像は割愛です)
#6 ウラギンスジヒョウモン♂雄
#7 アカセセリ♂雄
新鮮個体のこの黄色さがいいですね。
#8 エゾミドリシジミ♂雄・バトル 11:37
この時間帯ではメスアカと思ってしまいましたが、何か淡いブルーだし、撮影して翅表の黒縁部分をみると、クリソゼフィルスではないは撮影時に確認しておりました。今よく観るとやはりエゾミドリですね。ちょうど曇りがちになったので、早めの活動開始となったようです。
参議院の投票があるので、昼過ぎには現地を離れて、帰路につきました。
この日は、懐かしい蝶友の方々に現地でお会いできて、楽しい日となりました。
多くの若者を引率されて観察会をされていた方を含めて、皆さんお世話になりました。]]>
ウラキンシジミ 雌雄の比較図 2013.7.14-15北海道28
http://yoda1.exblog.jp/19026193/
2013-11-21T21:54:00+09:00
2013-12-17T04:23:17+09:00
2013-11-21T21:52:09+09:00
yoda-1
★ウラキンシジミ
関東甲信節では、なかなか会いに行って、確実に観察できる保証はないことが多いですが、
この札幌市ではかなりの確率で観れるのではないでしょうか。
#1-3・ ウラキンシジミ♀雌・別個体 この金色に出会うと、なんとも神々しさを感じます。
#2では黒い翅表がチラ見できます。
#3は前翅基部側で擦れ始めているでしょうか。
いろいろ食樹の枝上を動き回る個体がいました。
#4-7・ ウラキンシジミ♀雌 2枚ずつ同一個体 15:05、16:40 産卵場所でも探していたのでしょうか。
#8-10・ ウラキンシジミ♂雄・別個体 8:24~11:09 翌日の午前中ですが、午前中はおとなしくしているようです。
#11-12・ ウラキンシジミ♂雄 探♀雌飛翔 17:21 夕方になると、♂雄は食樹のある近くで、♀雌探しの飛翔をしているようでした。
♂雄はこのように翅表は真っ黒です。
#13・ ウラキンシジミ♀雌 飛翔 ♀雌の方の翅表はやや淡くなり、茶系になってくるようです。
余談ですが、静止時には翅裏を見ることの多い蝶ですが、「ウラ・・・」の和名は多いのですが、「オモテ・・」の和名を持つ蝶を内外に知りません。
♂雄の表が真珠色であると人気の高いウラクロシジミですが、本当はオモテジロシジミとかの名称がいいのかも。これもださい感じが残るので、シンジュシジミとかでもしておけば、今のウラクロの評判よくない和名を回避できたのかもです。
ウラキンの雌雄は難しくない印象ですが、一応雌雄比較図を作成しました。
#14・ ウラキンシジミ 雌雄翅裏比較図 このうち③~⑤は蝶全般に言えることで、②は他のシジミチョウでも該当することが多いでしょうか。
一般に♀雌の明るさを好む人が多いようです。
翅裏が極度に黒化するタイプから、前翅裏の亜外縁の黒斑列が完全消滅する個体とか、いろいろ斑紋異常もあって楽しい蝶みたいです。
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ウラキンシジミ 山道に溢れて。 2013.8.12岐阜県②
http://yoda1.exblog.jp/18395324/
2013-08-19T22:59:00+09:00
2013-08-20T02:40:40+09:00
2013-08-19T22:58:29+09:00
yoda-1
★ウラキンシジミ
この溢れてが客観的な表現ではないですが、今回の北海道遠征を思い出しました。
#1-3・ ウラキンシジミ♂雄 林道に入ると、さっそく一個体がお出迎えでした。
#4-5・ ウラキンシジミ♂雄 ・・・上とは別の2個体 ウラキンが林道に降りてきたり、林道際の草むらにいる光景も、初体験でありました。(厳密には今期の札幌市の林道以来ですが)
そのほかのゼフです。
#6-7・ ミドリシジミ♂雄 これはハンノキを意識しない場所で出会うと、アイノミドリシジミと間違えそうです。
(よく考えると、アイノ♂雄はこのような褐色の翅裏ではありませんが)
山地のミドリシジミは山地性のゼフであるジョウザンミドリなどよりも発生が遅いとのことで、この新鮮さなのでしょうか。といいながらもやや経時した個体もありです。
#8・ ミドリシジミ♂雄 エゾミドリシジミ♂雄? この個体は一見エゾミドリシジミと紛らわしい感じをもちました。
ただ後翅の白線がミドリシジミらしい内側湾曲がなく、間違った判定かもです。
追記:今見なすといくら擦れてもこの色合いでのミドリシジミはあり得ない感じです。
2本の白線の間隔があるものの、やはりエゾミドリシジミの線が一番妥当なような感じです。
次からは老個体を含むものをやや強引に識別しているので、間違いがあるかもです。
#8-11・ アイノミドリシジミ♂雄、ジョウザンミドリシジミ♀雌、オオミドリシジミ♀雌 このうち最も新鮮な2つ目のジョウザン♀雌が、♀雌のように長い尾状突起を持ちながら、♀雌にしては大きめに感じる複眼を持つのが悩ましいです。
やはりゼフ類の識別が容易でないのはあきらかでしょうか。
この林道では水の流れる場所で、フジミドリシジミの飛来があったのに、しばし留まることがなく撮影できなくて残念でした。
いつかまたリベンジしたいです。(フジミドリ接写のために)
コヒョウモン他に続く。]]>
ウラキンシジミ ♀雌のおしりはかわいい!! 2012.7.16長野県①
http://yoda1.exblog.jp/15786470/
2012-07-18T06:06:00+09:00
2012-07-18T07:18:41+09:00
2012-07-18T06:05:42+09:00
yoda-1
★ウラキンシジミ
少し風邪ぎみで体調はよくなかったですが、この時季にしか狙えない目標・課題もあるので、とにかく出陣しました。
結果、目標どおりにいかないことが多かったですが、今期初の蝶も多く、それなりに充実したものとなりました。途中でメールや電話で情報をくださった方々ありがとうございました。
遠征の概要は 下段のMore★ に載せております。
それでは唯一に近い成果である新鮮・ウラキンシジミの紹介です。
すべて同じ個体で使用カメラは60D-420mm-F8.0でした。
#1-2・ウラキンシジミ♀雌 2mちょいはありましたが、いい高さに降りてくれました。
#1は頭部側はピンぼけですが、適度にぼけると金色具合もよい感じです。
いろいろ動くので連写しました。
#3・同上 6枚組写真 420mmで撮影なので、もうピントは脚の方に固定されています。
このウラキンもなかなか開翅しないことで有名な蝶です。
葉裏に静止したので、いろいろな条件で撮影しました。
#4-6・同上 #4・強制発光、#5・露出優先(SS=1/800、ISO1000)、#6・ISO100固定(SS=1/80、三脚使用) 60Dのタイマー撮影は2sec.モードしかないようで、三脚使用でもシャッターボタンを押した衝撃での画面揺れは止まっておりませんでした。
リモコンとか買っておかなければと痛感です。
最後の#6は画像クリックで1200×1600に拡大されますが、いつものように前翅頂部分のピントが甘いです。ここをいつもシャープに撮影できる諸先輩はすごいものです。
この後に、スーパーマクロに挑戦するもさすがにいやがって場所変えしました。
別の樹木の葉裏に止まり、葉上に登るシーンの撮影となりました。
#7-9・同上 このかわいい縞々のお尻が今回のお気に入りです。
また移動を再開しました。
#10-11・同上 動いているシーンの連写もなかなか楽しいです。
ここで静止したので、撮り収めにしました。
#12-13・同上 後翅スリスリ 基本真っ黒の翅表が少し見れました。
YODAの場合、この個体で満足してしまい、次の個体探しはやっておりません。
(といいながら、♂雄も撮影したかったです)
★この場所での他の蝶(ヒョウモン類は除く)
#14-15・カラスシジミ♂雄 少し遠いのですが、昨年に続きこの場所でカラスシジミに遇えました。
カラスシジミとはよく言ったもので、飛んでいるときはもう真っ黒な飛翔体に感じますが、蝶の中でもその飛翔の俊敏さもピカ一でしょう。
いつか間近で撮影したい蝶の一つです。
#16-17・ウラゴマダラシジミ う~ん。この蝶には今年よく遇いますが、いつかは新鮮個体の開翅に巡り会いたいです。
#18ー20・オオミスジ♂雄 (#18とそれ以降は別個体) #18はカラスシジミの栗の木で、今期初見でした。
#19-20は、この場所を離れる際に道路にいた個体です。当初ミスジチョウかと思いましたがこれもオオミスジでした。
ミミズへの口吻活動は初めて観察しました。
長野遠征② に続く。
#21・初日乗り込み時のPAでの朝焼け
朝焼けは綺麗な分、初日の朝は曇りのスタートになりました。
初日7/16では原村のミヤマシロチョウ集団吸水を狙いましたが、早朝の天気も悪くその姿は期待できないと横ルートを途中で引き返してみると、横浜方面の4名がお見えでした。
その後近くのアイノミドリシジミのポイントをチェックするも、陽光もなく肌寒いぐらいの冷気があって、全く姿なしです。気をとりなして別場所のウラキンシジミでは今回紹介の新鮮個体に遇えました。その後オオムラサキ・ミヤマカラスシジミを見に行き、昨年訪問した草原でのコヒョウモンモドキ・コキマダラセセリを見て、上高地でない場所のオオイチモンジがひょっとしてと思って寄ってみると、なんとか一個体観察できました。その場所では再びオオミスジに逢え、コニョウモンもなんとか撮影できて少しほっとして、平素定宿にしている温泉旅館でお風呂だけお借りして、仮眠を取りながら北信地方へ移動しました。
#22・二日目の朝焼け この日も大胆な日の出でありましたが、早朝は曇りでしたが、午前10時ぐらいからはよい天気になりました。
二日目7/17は早朝にハヤシミドリシジミ・ウラジロミドリシジミの開翅を撮影する予定でしたが、なんと8.1mの連絡棒をウラキンシジミの場所に置き忘れていることが判明です。仕方なし予備の5.4mで降下を御願いするも、♂雄は樹上高い場所でいるようで、悲惨なことになりました。
北海道行きのリンゴシジミ撮影時に両腕を現地のブヨに思い切り刺されて、その刺しキズがようやく治ってきたところに、慌てて出陣して虫スプレーも忘れていて、またもや小虫に刺されて今また腕が少し腫れ気味になってしましました。正に「泣き面に蜂」状態です。
両種は降下してくれた♀雌個体の閉翅画像を撮影して、初見のチゴモズも証拠画像が撮影できて、昨年ジョウザンミドリシジミを堪能した場所に移動しました。
ここでは特に陽光が差していなくても、約束の卍巴飛翔が観察できて、やや気を取り直しました。
本来この後は浅間山系の蝶(ヒョウモンチョウ、ホシチャマダラセセリ)狙いで移動する予定でしたが、8.1mの竿を回収しいくことにしました。
途中で昨年オオミドリシジミを楽しんだ丘に立ち寄ると、なんとダンダラさんご夫婦がいらっしゃるではないですか。少しご一緒させていただいて、一人探蝶の寂しさを紛らわしました。この場所では時刻的にもアイノミドリシジミは見れず、スジボソヤマキチョウ・ヤマトスジグロシロチョウの交尾シーンなどを撮影しました。
ようやく原村方面に着くと、前日のミヤマシロチョウが気になってYODAも今度は直進ルートでその確認に登山を開始しました。ちょうど監視員の方が降りてきた後にその場にいった感じで平日もでもあり、もう他に誰もいません。午後1時~2時までの一時間広場でミヤマシロの飛翔を期待するもその姿なしです。でもこの場所では前日は見ることはなかったフタスジチョウ・ギンボシヒョウモン・ギンイチモンジセセリの撮影を楽しみました。
8.1mの竿も回収して、帰路につきましたが、確かにダンダラさんの言っていたように平日は中央道の渋滞も工事渋滞が少しあっただけで楽に移動できました。
もちろん体調は万全でなく、ちょっとした登山もあったので、途中で一回の仮眠休憩をとりました。
自分の成果はともかく、原村のミヤマシロチョウは昨年の成蝶の数に係わらず、巣の個数が激減していてかなり深刻な状況になっているようで心配です。]]>
ウラキンシジミ ♀雌の方が綺麗だったとは。 2011.7.24長野県
http://yoda1.exblog.jp/13157309/
2011-07-29T06:19:33+09:00
2011-07-29T06:19:33+09:00
2011-07-29T06:19:33+09:00
yoda-1
★ウラキンシジミ
先週末日曜日のファイナルイベントは、未見のウラキンシジミを見つけることでした。
ウラキンの活動波夕方とのころで、食樹のトネリコ周辺でお休みのことが多いとのこと。
#1ー3・ウラキンシジミ♀雌・・・生涯所見 #1,2が7D-280mmで、#3が撮影位置を高くして、GH1-105mmによる撮影です。
#2はカメラ側で勝手にWBを迷っていますが、肉眼ではやはり#1,3の印象でした。まずまずの破損の少ない個体で、大満足の初見となりました。
#4・ウラキンシジミ♂雄 7D-280mm ♂雄の方は発生が早い分、擦れ具合も進行している感じですが、もともと♀雌よりは褐色味が強いそうです。(金色が弱い)
#5・トラフシジミ・夏型 7D-280mm ごく新鮮でしたが、この時期ゼフでないとがっかりして観察されてしまうことが多いようで・・・。
#6・カラスシジミ GH1-105mm ヒノキの小枝に留まったものを、強引に下に引っ張っての撮影でした。
その分、画質がよくないので、リベンジが必要ですが、YODA自身09年以来の出会いなので、これもうれしいものでした。
#7・カラスシジミ 7D-280mm原画 こちらの個体はクリの方に留まっていました。損傷も進んでいるので、トリミングなしで紹介です。
#8・メスアカミドリシジミ♀雌 7D-280mm 撮影当時は何を撮影したのかよく分かりませんでした。
自宅で画像検証して、後翅肛角部の橙色斑の感じから、一時はようやくエゾミドリシジミに遇えた、少し前後翅の中室端条紋が目立つ個体だけど・・・とか思いました。
でも冷静に考えるとメスアカミドリシジミの♀雌の方みたいです。
手持ちの検索図鑑ではこの辺の紛らわしいものを、オオミドリシジミ属6種(クロミドリ、オオミドリ、ジョウザン、エゾ、ハヤシ、ヒロオビ)の比較図しかなく、間違えるところでした。
今みると、学研・標準図鑑p.125に的確な比較図がありました。
メスアカの♀雌はまだ遠目に見ているだけなので、いつかその特徴ある翅表を間近に撮影してみたいです。
#9・ホシミスジ たぶん♀雌 7D-280mm原画 この場所ではまったりとホシミスジが休止中でした。
#10・オオウラギンスジヒョウモン2♂+ジガバチ 7D-229mm ヨツバヒヨドリの場所ではこのオオラギン以外にも、トラフシジミも吸蜜に来ていました。
この場所も、蝶相豊かで、八ヶ岳山麓も素晴らしいですね。
使用カメラ:
・望遠系 Canon EOS7D+EF70-200mmF4-IS-USM+1.4×使用=98~280mm
・マクロ系 Panasonic GH-1+Sigma MACRO105mmF2.8 EX DG
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