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カテゴリ:コチャバネセセリ( 2 )

コチャバネセセリ  重厚な衣装  2011.10.23他

イモムシフォレストでの芋虫最終回は、コチャバネセセリです。

今回、お二人の先輩がタケ類(ササ類)の先端を一時的に開いてくれました。

#1・コチャバネセセリ 幼虫
a0146869_5575891.jpg
 セセリチョウの体形で、頭部が丸く真っ黒なのがコチャバネとなります。

#2ー3・コチャバネセセリ 幼虫
a0146869_559197.jpg
a0146869_5592355.jpg
 こちらは前回脱皮時の頭部抜け殻を自分の頭部にくっつけているかのような装いでした。
実際にはこのササの葉の先端は丸く筒状につづられており、捕食者がきたときに、この頭部抜け殻を差し出すのでしょうか?

◆以下過去画像です。
#4・コチャバネセセリ♂雄 2009.7.5群馬県渋川市 
a0146869_557664.jpg
 ♂雄は前翅中室下に♂雄の性標となる黒筋模様を持ちます。前翅先端もかなり尖ります。

#5・コチャバネセセリ♀雌 2009.7.11上高地 
a0146869_5594371.jpg
 ♀雌では先の性標はなく、前翅外縁部も丸みをおび、腹部の膨らみ具合が♀雌らしい太さを持ちます。

#6・コチャバネセセリ 吸汁@獣糞 2009.7.20浅間山近辺 
a0146869_602340.jpg
 山ではコチャバネがいかに多いか、よく実感できます。
♀雌もきているように見えますが、当時雌雄差の意識が低くて、よく確認していません。
一般に樹液や果物液は、吸蜜のかわりに♀雌も来ているのはあきらかですが、塩分狙いと想像される獣糞での口吻活動は♂雄だけのでしょうか?

#7・コチャバネセセリ♂雄 吸蜜@ウツギ 2011.6.9長野県飯田市 
a0146869_604552.jpg
 獣糞と花の両刀使いは、他にいたかな??
まあスギタニルリシジミなどはよくカニや小動物の干からびた亡骸にたかることが目撃されていますよね。キタテハ・アカタテハなども可能性ありそう・・。

#8-9・コチャバネセセリ♂雄 鱗粉出し画像 2011.7.3高崎市・・・画像クリックで拡大へ。 
a0146869_61996.jpg
a0146869_612283.jpg
 ごげ茶の地色に金粉が配置されているようなデザインです。
新鮮個体は「重厚な衣装」をまとっている感じで、撮影欲をそそる種類だと思います。
手持ちのマクロ撮影ですが、三脚を使用するともっと鮮明になるのですかね。
でもたいてい蝶の方がじっとしてくれないことが多いです。

さて、最初の幼虫目撃時に戻ります。
#10・エサキモンキツノカメムシ 2011.10.23・・・初見です。 
a0146869_62098.jpg
 これは当日Sさんが見つけたものです。
撮影時この固くなさそうな背中具合をみて、成虫前の個体(若虫)かと思いましたが、成虫のようです。触角が鮮やかで、じっくり撮影したかったでsが、移動中の出会いが残念でした。
カメムシとかカマキリ・バッタとか、蛹にならずに脱皮を繰り返す不完全変態ですが、成虫前の状態を幼虫と呼ぶと、イモムシを連想するので、「若虫」と呼ぶ慣例がはやっているそうです。

名称はエサキ・モンキ・ツノ・カメムシで、エサキは昆虫学者の江崎博士で、紋黄は黄色の紋をいい、角は両肩の尖るカメムシの名称のようです。
ハート型がほぼ三角形になり、肩部の黄色味がなくなる「モンキツノカメムシ」の類似種がいるので、こちらも早く見てみたいです。先のエサキは、紋型がハート型なので、ハートモンツノカメムシでもよかったのでしょう。
成虫越冬だそうで、こちらのカメムシ類も長生きなのですね。

イモムシフォレスト、サトキマランドでご一緒だった皆さん、大変御世話になりました。
by yoda-1 | 2011-10-28 06:04 | ★コチャバネセセリ

コチャバネセセリ  これが吸い戻しですか。  2010.8.12島根県

この夏の山口帰郷編の最終回は、その帰路でレンタカーで田舎の下関市を出て、米子鬼太郎空港へ向かった際に立ち寄った、三瓶山(さんべさん 島根県大田市Oda-shi)での話題です。

真夏の蝶は、ヒョウモン類は夏眠に入る種類があったりで、ある意味どこでも蝶ガレの様相がありますが、ゴマシジミだけは夏に元気とのことで、古い図鑑ではこの三瓶山にもその昔、ゴマシジミの生息地があったように記載されていました。
今でもいるかも知れないと訪問したのですが、天気も優れないし、まず蝶の吸蜜できるような植物が見あたりません。

写真1☆ 三瓶山案内看板 
a0146869_1174423.jpg
 ここはいろいろハイキングとかによさそうな場所です。天然記念物の名所もあるようで、いつかはじっくり観光したいです。

写真2☆ 定めの松 
a0146869_1175471.jpg
 男三瓶山のふもとにある松の木。
昔は道路の両サイドにあって見応えがある感じです。

目的の蝶もいなく、一匹のウラギンシジミはいましたが他の蝶もいなくて少しがっかりしてこの観光地の空いている販売所のようなスペースに入ると、なにやらせわしく腹筋運動している蝶がいました。

写真3☆ コチャバネセセリ♂ @テーブル12:20 
(EX-FH100 1/500 F3.2-0.3EV ISO800)
a0146869_1181021.jpg
 まずは逃げる前に遠くから広角撮影です。
 よく見ると吸い戻し行為を行っています。
この時点ではFH100のコンデジしか持ち合わせていなかったので、あわてて駐車場の車に戻り、デジイチカメラを持参しました。

写真4,5☆ コチャバネセセリ♂ 吸い戻し@木製テーブルエッジ12:30-31
(DMC-GH1+Sigma105mmマクロF2.8 1/30 F8.0・11.0-0.0EV 強制発光ISO160.200原画)
a0146869_118211.jpg
a0146869_1183136.jpg
 戻ってきてもなんとかその行為を続けておりました。
フラッシュ撮影時に腹端の水滴が写らなくて残念です。

組写真6☆ 同上コチャバネセセリ♂ 吸い戻し@木製テーブルエッジ12:30-31
(DMC-GH1+Sigma105mmマクロF2.8 1/100 F8.0-0.0EV ISO800原画6枚組)
a0146869_1184685.jpg
 この一連の作業を延々と繰り返します。
たぶん見ていただけでも、40滴は落としました。この腹部を大きさを見て一瞬♀かとも思いましたが、図鑑で翅形をチェックしても♂のようです。
水をたらふく腹部にためてこんなに大きな腹部になったのでしょう。

三脚なしで手ぶれがありますが、動画も記録しました。
動画7☆ コチャバネセセリ♂の吸い戻し行為 GH1-105mm動画モード。

 この行為がいつまで続くものか見届けたい気持ちはありましたが、なにせフライトの時間もあるので、その場を後にしました。
蝶枯れに嘆いていたにしては、いつかは見たいと思っていたものが、最後に見れてこの夏の帰郷探蝶記としては大変ありがたい幕切れになりました。

日頃、乾いた部分を口吻活動しているのは、たぶんこのような吸い戻し行為をする適切な場所を探しているのだと思います。交尾時に♀に渡す塩分を頑張って自分の体内に蓄積する行為なのでしょう。
一度、どの蝶か忘れてしまいましたが、このときもコチャバネだったかも知れませんが、YODAの手の上来て、この吸い戻し行為をしそうになったことがあります。
他の蝶ではなかなか観察事例がないようにも思いますが、これはコチャバネに固有のものなのか、どうなのでしょうか??
(山口帰郷編おわり)

◆コチャバネの思い出
写真8☆ コチャバネセセリの集団吸水(吸獣糞)9:51 2009.7.20浅間山系 GH1-105mm 1/320 F5.6 ISO100原画
a0146869_119334.jpg
 ミヤマモンキチョウ初見時の登山道で。
ひゃ~いるよ。と言った感じでした。画面が小さいですが動画でもご観賞ください。

動画9☆ コチャバネセセリの集団吸水(吸獣糞)9:52 GH1-105mm動画モード。


写真10☆ オオイチモンジと大きさ比べのコチャバネセセリ 上高地2010.7.18 10:34 GH1-105mm 1/160 F6.3 ISO200
a0146869_1194730.jpg
 来期はコチャバネ自体の綺麗さを強調した写真を撮るように頑張ります。 

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by yoda-1 | 2010-12-21 01:19 | ★コチャバネセセリ