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2016年7月の推薦図書(7月2-3日の探蝶記付)
この先週末2016年7月2日~3日は、平地は猛暑でしたが、やや高所での蝶観察でした。
土曜日は、新潟県南部でスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲地再訪。
日曜日は、天候不順ながらも、長野県北部の高原でアカセセリの発生チェック。未発生のようで、いたのはコキマダラセセリ雌雄1匹ずつ。ヒョウモンチョウ♂雄が発生ピークのよう。あれだけ探雌飛翔しているとどこかに交尾があってよさそうだか、♀雌の姿もなし。その後、群馬県北部のキマダラモドキ+ヘリグロチャバネセセリの産地へ。どちらも未発生のよう。代わりに、ヒメキマダラセセリの探雌飛翔があちこちで賑やかこと。コヒョウモン雌雄で発生。葉上休止中のギンボシヒョウモンには少しビックリ。オオミスジの発生場所も確認。昼には切り上げて、東へ帰路をとり、噂の八ッ場ダムの横・榛名山麓の西側を南下して埼玉県に戻りました。
榛名山の高所は別にして、この辺の群馬県の経路にも何かよい探蝶地はないものかとよく思います。
平地は猛暑の週末でしたが、連日ヤマキマダラヒカゲの♀雌を撮影できたのは収穫でした。
そのくらい出遭いがこれまでになく、私の月刊むしでの連載初回の「サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲ」(月刊むし2014年11月号)でも、ヤマキマの♀雌画像はなんと山のトイレにトラップされていた画像を使用しておりました。
主目的のウラギンヒョウモンは、初日に♀雌の交通事故体に出遭っただけでした。
2014年7月12日の新潟県南部の訪問では、サトウラギンもヤマウラギンも混棲していて数個体観察できたのですが、今回の新潟県南部でのヒョウモン類ははミドリヒョウモンなどのウラギンヒョウモン以外を数個体確認できただけでした。なかなか同じ光景にはならないものですが、スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲具合、スジボソヤマキチョウがたまにいること。ルリシジミが多いことは2年前と同じでした。翌日のヒメシジミも各所に多かったですが、この新潟県南部でも局所的ですがヒメシジミは多く、プチ斑紋異常を撮影して楽しみました。
さて、本題の図書紹介です。
これは若手の在野?の研究者が編者で本文を書いていますが、昆虫研究の初歩の大切なことが網羅されている感じで、文章表現も好感が持てる印象だったので、少し値が張るものの書店で実物を見てすぐに購入決断でした。撮影術の紹介も本文だけでなく、他著者によるコラムでもあり、いろいろ勉強になります。
撮影趣味の人はもちろんのこと、何か昆虫観察でそのうち報文を作成したいう方々には持って損はない感じの図書です。何度めくられてもよいように、厚手のA4紙で製本されています。
若手研究者のホープである小松貴さんの著書。各トピック、読み物として丁寧に記述されています。
チョウも、アワブキでのスミナガシとアオバセセリの話題があり楽しめます。
この小松さんは、今九大・熱帯農学研究センターの博士研究員とのことですが、小さい頃は埼玉談話会に参加されていたとのことで、なにかと応援したくなります。
これは価格もまずまずで、電車の中でちょい見するのによい感じでしょうか。
監修者がいますが、誰がこのようなネタを原稿にしたのか気になりますね。
海外の昆虫の話題が大半ですが、こんなのがいるのかと「ビックリ」します。
これはたまたま上記の本の横に積んであったので、一年前の発刊ですが価格も安いし買ったものです。
上記の類書ですが、より安いのは少ないページ数と全ページモノクロだからでしょうか。扱う昆虫マメ知識の範囲は、国内産に限っております。
こちらはしっかり誰が編集したのか明記されていて、監修者は矢島稔さんですが、モンシロが紫外線で♀雌探ししているとか、アサギマダラが南の島で生まれて本州に渡るとか、例によって不正確な記述が気になるところです。
先の「びっくり昆虫」が子供読者も意識して、すべての漢字にフリガナがあるのに対して、こちらはそれがないものお爺さんの孫へのお土産から外れてしまうのが勿体ないですね。
土曜日は、新潟県南部でスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲地再訪。
日曜日は、天候不順ながらも、長野県北部の高原でアカセセリの発生チェック。未発生のようで、いたのはコキマダラセセリ雌雄1匹ずつ。ヒョウモンチョウ♂雄が発生ピークのよう。あれだけ探雌飛翔しているとどこかに交尾があってよさそうだか、♀雌の姿もなし。その後、群馬県北部のキマダラモドキ+ヘリグロチャバネセセリの産地へ。どちらも未発生のよう。代わりに、ヒメキマダラセセリの探雌飛翔があちこちで賑やかこと。コヒョウモン雌雄で発生。葉上休止中のギンボシヒョウモンには少しビックリ。オオミスジの発生場所も確認。昼には切り上げて、東へ帰路をとり、噂の八ッ場ダムの横・榛名山麓の西側を南下して埼玉県に戻りました。
榛名山の高所は別にして、この辺の群馬県の経路にも何かよい探蝶地はないものかとよく思います。
平地は猛暑の週末でしたが、連日ヤマキマダラヒカゲの♀雌を撮影できたのは収穫でした。
そのくらい出遭いがこれまでになく、私の月刊むしでの連載初回の「サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲ」(月刊むし2014年11月号)でも、ヤマキマの♀雌画像はなんと山のトイレにトラップされていた画像を使用しておりました。
主目的のウラギンヒョウモンは、初日に♀雌の交通事故体に出遭っただけでした。
2014年7月12日の新潟県南部の訪問では、サトウラギンもヤマウラギンも混棲していて数個体観察できたのですが、今回の新潟県南部でのヒョウモン類ははミドリヒョウモンなどのウラギンヒョウモン以外を数個体確認できただけでした。なかなか同じ光景にはならないものですが、スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの混棲具合、スジボソヤマキチョウがたまにいること。ルリシジミが多いことは2年前と同じでした。翌日のヒメシジミも各所に多かったですが、この新潟県南部でも局所的ですがヒメシジミは多く、プチ斑紋異常を撮影して楽しみました。
さて、本題の図書紹介です。
趣味からはじめる昆虫学 [ 熊澤辰徳 ] |
これは若手の在野?の研究者が編者で本文を書いていますが、昆虫研究の初歩の大切なことが網羅されている感じで、文章表現も好感が持てる印象だったので、少し値が張るものの書店で実物を見てすぐに購入決断でした。撮影術の紹介も本文だけでなく、他著者によるコラムでもあり、いろいろ勉強になります。
撮影趣味の人はもちろんのこと、何か昆虫観察でそのうち報文を作成したいう方々には持って損はない感じの図書です。何度めくられてもよいように、厚手のA4紙で製本されています。
虫のすみかー生きざまは巣にあらわれる [ 小松貴 ] |
若手研究者のホープである小松貴さんの著書。各トピック、読み物として丁寧に記述されています。
チョウも、アワブキでのスミナガシとアオバセセリの話題があり楽しめます。
この小松さんは、今九大・熱帯農学研究センターの博士研究員とのことですが、小さい頃は埼玉談話会に参加されていたとのことで、なにかと応援したくなります。
びっくり昆虫大図鑑 [ 須田研司 ] |
これは価格もまずまずで、電車の中でちょい見するのによい感じでしょうか。
監修者がいますが、誰がこのようなネタを原稿にしたのか気になりますね。
海外の昆虫の話題が大半ですが、こんなのがいるのかと「ビックリ」します。
少しかしこくなれる昆虫の話 [ 矢島稔 ] |
これはたまたま上記の本の横に積んであったので、一年前の発刊ですが価格も安いし買ったものです。
上記の類書ですが、より安いのは少ないページ数と全ページモノクロだからでしょうか。扱う昆虫マメ知識の範囲は、国内産に限っております。
こちらはしっかり誰が編集したのか明記されていて、監修者は矢島稔さんですが、モンシロが紫外線で♀雌探ししているとか、アサギマダラが南の島で生まれて本州に渡るとか、例によって不正確な記述が気になるところです。
先の「びっくり昆虫」が子供読者も意識して、すべての漢字にフリガナがあるのに対して、こちらはそれがないものお爺さんの孫へのお土産から外れてしまうのが勿体ないですね。
by yoda-1
| 2016-07-06 05:17
| 図鑑・図書