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淡いチョウゲンボウ   亜種チョウセンチョウゲンボウは本当か? 2013.3.17神奈川県

この日曜日は思い切って珍鳥4種巡りにしましたが、最初の2種はまずまずうまくいったものの、3種目のノハラツグミの場所には午後2時に到着して、熟練の方々とともに午後5時過ぎまで探したものの、見つからずでした。朝方には目撃されていたようです。(因みに、4種目はタカサゴモズのリベンジでしたが、その時間も体力もありませんでした)

珍鳥4種といったものの、この淡いチョウゲンボウはたまたま参加したものです。
早朝セアカモズの名称で話題になっているモズを探していると現地で犬の散歩をされている方が、珍しいモズは場所を移動したみたいで、今はこちら方にカメラマンが集まっているというので、そちらに向かうと自分は15人目でした。
よくこんな遠方までの移動を、バーダー連中は追跡したものだと感心しておりました。
しばらく周囲の会話を聞いていると、この場所はどうも珍モズ狙いではありません。モズの止まり木もそんにない場所でありました。
そうこうしていると、なんと「嗚呼っっ 今日も証拠画像(・_・、)」のdaronさんが、やって来るではないですか。
彼曰く、チョウセンチョウゲンボウということみたいですよ。

まだコチョウゲンボウも観たことのないYODAが珍種といわれているチョウゲンボウの仲間を観てよいのかと自問しながら、daronさんは仕事があって、その前に散歩で回っており、この野鳥を撮影しにきたわけでありませんとのことでした。
親切にも、セアカモズの場所に行って、いたら電話してくれるとのことで、電話が来たら早々にセアカモズの場所へ、そこでは7名ぐらいの静かな観察会でありました。
するとまたその珍モズの場所を早めに離れたdaronさんから、チョウゲンボウが来たとの電話が入り、そちらに戻ることにしました。

戻る車中から、ちょうど移動した電線上のチョウゲンボウを近くで群がって撮影中であるのが分かりましたが、車は朝に止めた場所において再びの飛来を待つことにしました。

やや遠い場所で、早めに来ていた上級バーダーの方々の列で待っていて、約1時間半後に戻ってきたましたが、それは初回の移動場所に近くて、また群がっての撮影になっていたので、YODAもそこに参加しての撮影になりました。

#1-4・チョウゲンボウ♀雌 
a0146869_11281573.jpg
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a0146869_11283595.jpg
 撮影位置からはなかなか真横を向いてくれず、#2の画像はピン甘なのが残念です。ほんの10枚も撮影しないうちに、後方へ飛び出しました。#4の飛翔もやや当然のようにピントがずれてきます。

尾羽の縞々模様から♀雌としてよいのでしょうか。
確かに国内でふつうに観るチョウゲンボウよりは遙かに淡い感じで、特に初列風切がこれまたあまり黒くありません。次列や三列風切も背面の羽根先端の黒斑も国内チョウゲンボウ♂雄のように小さいです。

いろいろ調べてみると、まずはyachoo!オンライン野鳥図鑑に画像が載っています。
ここの下の方に、確かによく似た画像がありました。

図鑑「Birds of East Asia」によると、東アジアには以下の3種の亜種がいるようです。

Falco tinnunculus  tinnunculus  基亜種・チョウセンチョウゲンボウ
     ユーラシア大陸の北方で繁殖するタイプで、欧州からロシア・レナ川流域まで棲息。
Falco tinnunculus  perpallidus
     ロシアの東部から中国東北部・朝鮮半島。
Falco tinnunculus  interstinctus  亜種・チョウゲンボウ
     ヒマラヤ地方から日本まで。 留鳥。

当図鑑には、朝鮮や日本でしばしば淡い個体は観察されるが、それが淡い個体なのか、亜種perpallidusなのかよく分からないとしております。

基亜種の学名で画像検索しても、今回のような淡い個体の画像は、なかなか出てきません。つまりこの個体は、典型的なチョウセンチョウゲンボウ(F.t. tinnunculus) ではないように思え、少し疑っております。
亜種perpallidus で画像検索しても、そのものズバリのものが出てこないような。
ドイツ人のサイトによると、チョウゲンボウには全世界で11亜種が記録されているとか。

yachooにおける画像登録は正しいのか、この珍客は。単に亜種チョウゲンボウの淡い型なのか、正真正銘基亜種チョウセンショウゲンボウなのか、それとも亜種perpallidus なのか、今回のプチ調査では混乱するだけとなったので、日本鳥類学会か、日本野鳥の会当たりが同定してくれるとありがたいです。
また3亜種の違いを説明している文献を見てみたいです。

参考までに亜種チョウゲンボウ(F.t. interstinctus  ) の画像を紹介します。
#5・チョウゲンボウ雌  埼玉県蓮田市2008.12.21 
a0146869_13151981.jpg
 
 このように初列も濃く、上面の羽根先端の黒斑が大きめになります。

野鳥に関してごく初心者ですが、やはり、今回の撮影個体は大陸からの渡り個体であることは間違いないようにも感じます。


◆この場所でのその他蝶鳥
#6・キジバト 
a0146869_12202742.jpg
 畦の野草も花が咲き始めて、春も始まりますね。

#7-8・ タヒバリ+イソヒヨドリ♀雌、タヒバリ@電線 
a0146869_1222431.jpg
a0146869_12221041.jpg
 海岸線から遠い場所でのイソヒヨドリも珍しいですが、電線止まりのタヒバリも珍しそうです。

#9-11・ 同上イソヒヨドリ♀雌 
a0146869_1239670.jpg
a0146869_12391344.jpg
a0146869_12392382.jpg

このイソヒヨはあちこちを縄張りにして、チョウゲンボウを待っている際の、みんなのよい被写体になりました。3枚目は野焼きの炎を背景に。

#12・ヒバリ♂雄・4枚組 
a0146869_12414635.jpg
 ヒバリが空高く囀っておりました。(余りに遠くて、画素等倍画像を4つ切り出しました)

#13・モンシロチョウ♂雄 
a0146869_12435489.jpg
 今年の初見・初撮種となりました。他にモンキチョウ♂雄、キタテハもいました。

今年あれだけ冬が寒かったのに、突然の暖かい日もありで、蝶の出現は早いみたいなので、そろそろ蝶モードになるのでしょうか。

セアカモズとして話題になっている珍モズに続く。

現地では「富士と野鳥」のuranさんと少し歓談しました。他、上級バーダーの方々、お世話になりました。
daronさんには有意義な探鳥になり感謝です。
uranさん撮影のページでは正面側から、この個体の白さが顕著に表現されています。
by yoda-1 | 2013-03-18 12:46 | ☆ハヤブサ科