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2016年12月の行事、推薦図書

新規ブログ更新が滞り、失礼しております。

まずはこの12月の行事紹介から。
◆2016年12月の行事
・12月10日(土)蝶類学会の大会@東大理学部講堂
  プログラムはこちらから 2016蝶類学会大会
私もウラギンヒョウモンの識別について,発表します。
現時点で発展途上ではありますが、話題提供です。

・12月13日(火)~18(日)   チョウ類保全協会の新宿御苑・企画展
  詳細はこちらから  新宿企画展
会員のチョウ撮影の作品が60点以上、展示されます。
 18日・日曜日には保全協会の忘年会もあるでの、会員・未会員とわず、是非ご参加ください。
 チョウ撮影趣味の仲間と知り合えるよい機会です。
 (詳細は、標記リンク先の保全協会に問い合わせてください)

◆YODAの報文・論文関係の近況
・月刊むし・2016年11月号「近縁種(11)サトウラギンヒョウモンとヤマウラギンヒョウモン」掲載 是非こちらからご購入ください。 12月10日の蝶類学会大会もこの記事の中身の紹介が主になります。
・月刊むし・2017年1月号に蝶友との連名で「アカシジミ属の産卵での隠ぺい行為について」が掲載されます。(発売は12月20日前後)
・月刊むし・2017年2月号に「近縁種(12)カラスアゲハとミヤマカラスアゲハ」を掲載予定です。
今、原稿作成で多忙です。
・この数年取り組んできたものがようやく、鱗翅学会の論文集に掲載されました。
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ネット上での一般公開は2年後になります。
国内のヤマトスジグロシロチョウにPieris nesisの学名が使用されていますが、これは誤りであることを指摘したものです。道内におけるエゾスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウが異種関係なのか、亜種関係なのかは、今回の分析が春型だけなので保留の扱いにしています。
(2016.10.31発行になっていますが、我が家に届いたのは11/15でした。早い人は長野県在住の方で11/13日に届いた人も. この11月の前半は郵便ポストを食い入るように見つめたときになりましたが、まあこれからはゆっくりと構えたいものです)

◆推薦図書
・鱗翅学入門 2016.8.20東海大学出版会
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

鱗翅類学入門 [ 那須 義次 ]
価格:5184円(税込、送料無料) (2016/11/30時点)


本格的にチョウやガの研究をするのに、貴重なノウハウが詰まっているものです。
と言いながら、なかなかじっくり読む時間がありません。

・チョウの分布拡大 2016.10.20 北隆館
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

チョウの分布拡大 [ 井上大成 ]
価格:4968円(税込、送料無料) (2016/11/30時点)


日本全国のチョウの研究者の総力を結集して、今の国内のチョウ分布の変化についての報文集です。
いろいろな方が日頃から観察を継続して、努力されているものだと思い知る感じです。
私の写真数点も掲載されています。矢後博士の報文に使ってもらいました。

・昆虫好きを育てるために 2016.11.30 ニューサイエンス社
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

昆虫と自然増刊 昆虫好きを育てるために 2016年 11月号 [雑誌]
価格:2680円(税込、送料無料) (2016/11/30時点)


これは、鱗翅学会の前・関東支部長 福田春男氏編集のものです。
むし好きを育ているための各地の事例紹介が詰まっています。
楽天ブックスでの注文はできないので、出版社や昆虫専門書店に注文しましょう。
今、虫カフェとか虫ガールの会とか、虫やいもむしの好きな女性も増えているとか。
個人的にも、虫を含めて自然の豊かさを楽しめる社会が尊重されていくことを願っています。

・美ちょうちょ図鑑 2016.10.31 ホビージャパン
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

美ちょうちょ図鑑 [ うりも ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2016/11/30時点)


これでチョウに関心を持ってくれる若者が増えるといいですね。
いや~、眺めるだけでも楽しいです。
持っていない中年男性も是非手元に置いてチョウの基礎を学んでください。(笑)
# by yoda-1 | 2016-11-30 04:12 | ☆展示会等

2016.10月22日・23日 鱗翅学会・湘南大会の案内

皆様
大変間隔が開いてしまい失礼しております。
ようやく、昨年投稿した「北海道産Pieris属3種の形態差」の論文が、鱗翅学会の論文集に載ることになり、その発行を待ってからと思っていましたが、もう少しかかるようなので、来週末にある鱗翅学会の湘南大会の紹介を優先します。

☆2016年10月22日(土)・23日(日)鱗翅学会・湘南大会@日大湘南キャンパス
   プログラムは →こちら
 このプログラムで「公開」とあるのは、会員でない方々が無料で聴講できるものです。
鱗翅学会の会員は、とにかく参加費を負担し、大会運営費に協力することになります。
たぶん、このときに学会への新規会員の申し込みをしても、大会参加費までの徴収はないと思われます。

私もアカシジミ類の産卵行為についてポスター発表を行います。
卵の画像では、多くの蝶友のお世話になりました。
このポスター発表で、一気にA0サイズのポスターを作成するとなると、圧縮する前の画像を編集ソフトに貼りつけて、A0サイズでPDFにして、街の大型インクジェットの印刷サービスに出す必要があります。(人によっては、A3用紙でのものを何枚もボードに張り出すことも行うようですが)
すると、なんと自宅のPCではビデオカードの容量不足で、編集作業が行き詰まることが判明です。急遽容量2Gのカードを通販で取り寄せていますが、どうなることか。

以下、これに絡めての今年の活動を少し紹介します。
このアカシジミ類の産卵では、うまいことに私はアカシジミもウラナミアカシジミもその産卵シーンに出くわしてきたのですが、キタアカシジミだけはそのような機会がありませんでした。
そこで、今年の7月の海の日連休では通算で6回目となる北海道遠征を家内同伴で行いました。開通した新幹線で新函館北斗駅で降りる体験もありましたが、二日目に中富良野町での花火大会観賞の予定で現地に乗り込むも、当日の道北での宿が夜10時には入浴サービスが終わることもあり、花火観賞の後では間に合わないことが判明して、富田ファームから花火観賞をあきらめて移動となりました。(旭川を含めて、直前の宿探しではいい宿泊先が見つからなかったもので,この富良野花火観賞には早目のブッキングが必要でした)
家内にブーブー言われながら、遠い道北で泊まる羽目になりましたが、翌朝そこにはこれまで道内で撮影していないと思われるヒョウモンチョウがいるではないですか。

#1-2・ヒョウモンチョウ♂雄・♀雌 2016.7.17道北
a0146869_682086.jpg
a0146869_682817.jpg
 朝陽を受けて気持ちよさそうに開翅しておりました。北海道でのヒョウモンチョウ・コヒョウモンは場所によって非常に似通ってきますが、これはヒョウモンチョウと断言して問題なさそうです。
 この後、南下して銭函海岸のカシワ林で、キタアカシジミとその産卵を期待しますが、なんとキタアカシジミの姿が皆無でした。念のため銭函に宿泊して翌朝も訪問するも、いるのは過去訪問時と同じハヤシミドリシジミ・ウラジロミドリシジミ・ダイセンシジミのみで、こちらの個体数は例年並みに感じました。札幌市のMさんに様子を伺っても今年は銭函のキタアカシジミは皆無だったそうで、2013年7月の訪問ではあれだけ無数に飛び交っていたのに、誠に不思議なことです。

今年は海の日に対抗して、山の日(8月11日)が始まりました。会社は8/15の週がまるまる夏期休暇なので、長い連休となりましたが、埼玉の自宅から自家用車で山口県下関市の田舎に里帰りすることにしました。いろいろ都合があって、初日に埼玉県から四国まで一気に走行することにしました。
#3-4・一日820kmの走行 2016.8.11埼玉県→四国
a0146869_622443.jpg
a0146869_623243.jpg
 同じ日に走行した証拠画像です。往路は途中で渋滞もありましたが、なんとかその日のうちに四国に入れました。往路は家内の同乗もなく寂しいものでしたが、翌日の四国での探蝶に期待を膨らませてのドライブでした。

その四国の探蝶では、目立った成果はないもの、アイノミドリシジミ♂雄とアオバセセリの幼虫に出遭ったことでしょうか。
#5-6・アイノミドリシジミ♂雄 2016.8.12四国 
a0146869_6282172.jpg
a0146869_6283989.jpg
 たぶん2週間前ぐらいの発生と思いますが、♀雌との出会いを求めて頑張ってテリ張りしておりました。

#7-9・アオバセセリ幼虫 2016.8.12四国 
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a0146869_6311421.jpg
a0146869_6313094.jpg
 アワブキの幼木が2本あり、何か見たような葉の形が#7のように多数ありました。どれどれと一か所はぐってみるとお馴染みの幼虫の姿がありました。これまでは群馬昆虫の森で、当地の観察補助員の方に案内してもらって観たことがあるぐらいだったので、自力発見は楽しいものでした。

このあとは広島県で宿泊し、翌日は冠高原でミナミアカシジミ(キタアカシジミ冠高原亜種)の産卵シーンを期待します。杉並Sさんに詳しいポイントを教えていただき、いろいろ探しますが、成虫の姿はさすがにありません。
手に届く範囲でのカシワの枝に卵を探しますがこれも皆無でした。しかしこの場所はカシワの高木がよく残っていて、貴重な場所であることはよく実感できました。

このように、キタアカシジミの卵の実見ができないことで今年も終わりました。
この9月の週末天気もよくなく、キベリタテハ♀雌の観察・シータテハ秋型♀雌の撮影などの課題もクリアできず、翌年への課題も累積していってしまいました。最近あまり山歩きがないので、運動機能の衰えも感じてくるしで、再度気を引き締める必要がありそうです。

長くなりましたが、是非湘南大会に来てください。
# by yoda-1 | 2016-10-16 06:44 | ☆展示会等

ウラキンシジミ♀雌のアオキ型 2016.7.10群馬県

本日は、家内とゼフィーを連れて、群馬県の高所に。
着くと、昨年もお会いした方が、観察会を開いていて、ウラキンシジミが降りているからどうぞとのこと。
#1・#2 ウラキンシジミ♀雌
a0146869_20192220.jpg
a0146869_20193024.jpg
 ちょっと観察していると少し開くではないですか。ウラキンの翅表は真っ黒と思っていたものだから、橙色斑が出てきてビックリでした。
学研・標準図鑑によると、アオキ型とのこと。どの程度の比率で、この橙色斑のある個体が出てくるのか、日頃滅多に出会えないし、しかもいたとしても開翅しないので、私には全く分かりません。

#3・#4 ジョウザンミドリシジミ♂雄 09:27
a0146869_2027862.jpg
a0146869_20271417.jpg
この地では、ジョウザンがピークの感じで多数いました。

#5 メスアカミドリシジミ♂雄・バトル 10:22
a0146869_20285128.jpg
 このときはすでにバトルはメスアカミドリに引き継がれていたのですね。古い個体とまずまず新鮮個体のバトルだったようです。
メスアカ♀雌もいましたが、新鮮個体の開翅との出会いはなしでした。

ここでのヒメシジミはもう古いものが多く、ホシミスジ・ヒョウモンチョウも発生ピークのように感じました。次の2種は、出始めのようでした。(ジャノメチョウもですが、画像は割愛です)

#6 ウラギンスジヒョウモン♂雄
a0146869_20333289.jpg

#7 アカセセリ♂雄
a0146869_20334149.jpg
 新鮮個体のこの黄色さがいいですね。

#8 エゾミドリシジミ♂雄・バトル 11:37
a0146869_20353411.jpg
 この時間帯ではメスアカと思ってしまいましたが、何か淡いブルーだし、撮影して翅表の黒縁部分をみると、クリソゼフィルスではないは撮影時に確認しておりました。今よく観るとやはりエゾミドリですね。ちょうど曇りがちになったので、早めの活動開始となったようです。

参議院の投票があるので、昼過ぎには現地を離れて、帰路につきました。

この日は、懐かしい蝶友の方々に現地でお会いできて、楽しい日となりました。
多くの若者を引率されて観察会をされていた方を含めて、皆さんお世話になりました。
# by yoda-1 | 2016-07-10 20:40 | ウラキンシジミ