IE9ピン留め


埼玉県蓮田市在住。08年撮影開始時は手持ち野鳥撮影主体でしたが、最近は蝶の方に重心が移っているような・・・。依然としてEOS7D+EF300mmF4+1.4×の手持ち主体の撮影。


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腹部形状差の研究  シロチョウ科・モンキチョウ

モンキチョウの雌雄差は通常、色が違うことで一目瞭然ですが、雌に黄色型がいることで実はぐっと難しくなってきます。

まずは過去画像から。
#1ー4・モンキチョウの求愛行動
 これは明らかに求愛行動であり、雌・黄色型は雄の黄色よりも少し淡いことがあるので、追われている個体は雌・黄色型に違いないと思いました。

そこで、別の場所で撮影していた雄の画像と並べて、次の比較図を作成しておりました。
#5・モンキチョウ 雄×雌・黄色型? 比較図
 腹部の感じが違うし、腹部の長さも短めで、前後翅の斑紋から外縁までの長さもあるし、雌らしいではないかと当時は思っていました。


今回、より詳しく検証しようと、白い通常の雌を含めて、腹部形状を比較してみると、この#5の画像のような雌が見つかりません。だいたいがもっと図太く、短い個体ばかりです。

#6-7・モンキチョウ 雌雄腹部比較図

一般に雌の方が卵を内臓するためか、中央部で腹部も高くなるものですね。
雄の腹端では、雌の腹端を把持するための部分がやや下向きになる分、斜め下の角度でカットされて見えます。

これらを見ても次の個体は雌で間違いないようです。
#8・モンキチョウ 求愛飛翔(左・♂雄+右・♀雌黄色型)
 このように♀雌・黄色型は淡いことが多いようですが、これは特に淡いですね。

#9-10・モンキチョウ 求愛行動・・・・過去紹介画像・再掲
 ご存じのように、モンキチョウは休止時・吸蜜時に開翅しないので、開翅画像は求愛時・飛翔時を狙うしかありません。
腹部上面は開翅していないと撮影できないので、今年も♀雌の腹部形状を中心に、細目の腹部の♀雌がいないものか、いろいろチェックしてみたいです。

先の#1-5で逃げていた個体は、どうも♂雄だったのでしょうか?
結構♂雄を♀雌と誤認して接近することはモンキチョウでも多いのかもしれません。
# by yoda-1 | 2012-02-02 06:51 | ☆腹部形状差 | Trackback | Comments(6)

ハクセキレイ  妖精のように白い個体 2012.1.9茨城県

先週末の活動がないので、ごく普通種の登場です。

#1・ハクセキレイ♀雌・冬羽
まずはお母さんの登場です。

#2ー3・ハクセキレイ♀雌・第一回冬羽
昨年生まれのお姉さんは、何撮ってのよ!と気の弱い撮影者を威嚇してきます。

#4-6・ハクセキレイ♀雌・第一回冬羽
遅生まれの末娘がかわゆく登場してきました。
あきらかな幼鳥は別にして、このような淡い個体は初めてみました。

ハクセキレイは留鳥であるし、年に数回は繁殖するのでしょうが、冬はけっこう団体行動が多いのでしょうか? そのうち早めにペアを組んでいきますよね。

ここで観察できたグループがどの程度血縁関係があるのか、実はよく知りません。

合っているのかどうか、少し自信がないのですが・・・・。
#7・ハクセキレイ成長冬羽・雌雄比較図
 ♂雄の方は2008年にOympus E-510+安い70-300mmレンズで、本体も白飛びしやすい機種でした。
♀雌は今回掲載のもので、EOS7D+EF300mm+1.4×です。
持つべきものはいいカメラと少し値の張るレンズでしょうか。
# by yoda-1 | 2012-01-25 23:03 | ☆セキレイ科 | Trackback | Comments(6)

サトキマダラヒカゲ × ヤマキマダラヒカゲ 翅裏比較図Ⅱ

昨日の続きで、ちょうど見ている図鑑で、またもや紛らわしいキマダラヒカゲに遭遇してしまいました。

間違い(だろう)を説明するには、それなりの理論武装が必要ですので、
またもや図鑑やYODA過去撮影画像との睨めっこになってしました。

そうしてできたのが、タイトルの両種の翅裏比較図PART Ⅱ です。

ご自分の撮影されたキマダラヒカゲがどちらなのか迷っている方は是非、先の→PART Ⅰと合わせて比較してみてください。(一般に平地の樹液に多いのがサトで、標高のある山道で日中から活発なのがヤマキマダラヒカゲですが、サトは結構標高の高い場所にもいて混生もあります)

#1・サトキマダラヒカゲ × ヤマキマダラヒカゲ翅裏比較図 PART Ⅱ・・・画像クリックで拡大へ
 ①前翅裏の中央に走る状紋の翅長における位置が両種で違います。
サトの方がかなり中央に位置しています。 標本になってもっと前翅裏が見える場合は、この前翅裏中央の状紋がサトの場合外縁ラインと角度をなすのですが、ヤマではほぼ並行します。
②の後翅における中央部状紋位置もサトの方が中央に位置して、外縁側の広さが目立ちます。でもこれは少し例外があるようです。
③の前翅外縁のヤマにあるくびれはかなり有用ですが、微妙な個体もいるようです。
④は例外も多いですが、夏型サトには前縁部で直交するケースが多いようです。
⑤の後翅外縁の一部の直線性もかなり役に立つ識別ポイントですが、例によってこの特徴があいまいな個体もいますので万能ではありません。

サトとヤマの比較は、後翅基部の3斑点の並びは参照にして、基本は後翅眼状紋の黄色輪郭部の太さと、ここで示した前翅裏中央部状紋位置でほぼ判定できそうです。

その非常に迷う例示のあった図鑑画像を掲載します。

#2・奥日光フィールド図鑑 下野新聞社・初版2009.7.20 p.109
 一応#1の比較図の番号と対応できる識別点を記入しています。
その他に、その1における後翅裏基部の中間点の上点への寄り具合、学研標準図鑑で指摘されている前翅第5室の白斑が目立つことがあげられます。
しかし後翅裏の眼状紋の黄色縁部はヤマにしては確かに太く、ここだけ見るとサトに誤認してしまいそうです。(分かりやすい絶対ポイントがない場合には総合評価が肝要)
これはかように紛らわしいですが、後翅裏中央の黒斑の形状も矩形度が高く、ヤマキマダラヒカゲの方で間違いないと思います。

お詫び★「栃木の蝶」におけるヘリグロチャバネセセリは正解でした。2012.1.26追記
# by yoda-1 | 2012-01-24 23:19 | ☆識別検討室☆ | Trackback | Comments(4)
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